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日銀の金融政策を予測できるか 黒田総裁「百面相」をAIで解析
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2017/11/26/post-1820.html
サンデー毎日 2017年11月26日号
日銀総裁の表情から金融政策を予測できたら――。 そんなユニークな研究が金融市場で話題になっている。野村證券金融経済研究所の水門善之(すいもんよしゆき)氏、マイクロソフトコーポレーションの勇大地(いさみだいち)氏が、10月に行われた人工知能学会で発表した研究のことだ。
研究では、黒田東彦(はるひこ)総裁の記者会見での表情を人工知能(AI)で解析、表情の変化を分析している。会見の動画を約0・5秒ごとに画像にしてデータ化し、マイクロソフトの技術力で解析。「喜び」「怒り」「悲しみ」「驚き」「恐怖」「軽蔑」「嫌悪感」「中立」の8項目に分類、感情の度合いを指数化した。
その結果、「マイナス金利政策」「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)」など、重要な金融政策の変更を行う直前の記者会見では、「怒り」「嫌悪」の割合が高くなる傾向が判明したという。一方、その直後の会見では、「悲しみ」の度合いが低下しているとの解析結果も出た。
日銀の政策は、金利や株価、為替に大きな影響を及ぼすため、発表資料や会合・会見の要旨などの文書を分析するのが一般的だ。独特の言い回しを解読するために「日銀文学」と揶揄(やゆ)されることもある。これに「総裁の表情」という新しいツールが加われば、分析の幅が広がるかもしれない。
「表情と政策の間に因果関係があるのかどうかは疑問ですが、本当に予測に役立つなら興味深い」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)
当の黒田総裁は、同研究をどう受け止めているのか。10月末の会見で感想を求められた総裁は、特定の指標で判断されると意識して行動するようになるとの見方を示したうえで、「イタチごっこになってしまう」「意味があるかどうかよく分からない」などと意に介さない様子だった。とはいえ、総裁の百面相に振り回される時代が来るかもしれない。
(花谷美枝)
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