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国富の流出
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2017年11月12日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
日曜日なのに私のブログを読んで下さり、ありがとうございます。
相変わらず明るいニュースが少ない今日この頃ですが…
でも、本日の長崎新聞は、V・ファーレン長崎のJI昇格が決まった記事で埋め尽くされています。
Congratulations!
ところで、このチームのスポンサーをご存知でしょうか?
テレビ通販でお馴染みのあのジャパネットネット高田なんですよね。
ほら、あの甲高い声で電気製品などを売りまくっていた高田さん。
あの高田明氏がこのチームの社長を務めているのです。
でも、高田さん、ジェイワンというべきところを、ゼイワンと言ってしまうのです。
ゼイワンでの健闘を祈っています。
さて、本日は国富の流出という問題について考えてみたいと思います。
国富の流出が今問題になっているの、と怪訝に思う人がいるかもしれません。
そうです、世間の注目を集めている話題ではありません。
ただ、このブログで金地金の密輸を防止する策について私が記事を書いたところ、国富の流出が起きているという指摘があったので、こうして改めて考えてみることにしたのです。
私は、金地金、金塊の密輸が横行している事実に着目し、そうした犯罪を防ぐためには金地金の取引にかかる消費税を廃止したらいいと主張しました。
何故金地金の密輸が横行しているかと言えば、密輸して消費税を支払わなければ8%分価格を安くすることができるので、金地金を国内に持ち込んで売る方も、そして、それを買う方もどちらにとってもメリットがあるからです。もちろん、脱税に該当する訳ですが…
では、もし、金地金の取引に8%の消費税がかからなければどうなるでしょうか?
密輸は行われるのか?
金地金の取引に8%の消費税がかからないとしたら、正々堂々と金の輸出入取引が行われるだけのことで、密輸する必要はないのです。
だったら、消費税を廃止したら?
しかし、そうした考えに否定的な人もいます。
何故、金地金の取引だけ例外扱いするのか? 金持ち優遇ではないのか、と。
だから、金地金に対して消費税を課すのは当然であって、金地金の密輸が横行するのであれば罰則を重くすればよい、と。
刑罰を重くする理由の一つは、もし刑罰を重くせずに金地金の密輸が横行し続けるのであれば本来国が徴収する8%の消費税分の一部が、海外から金を持ち込んだ悪党の懐に入り、国富が失われてしまうからである、と。
皆さん、この考えをどう思われるでしょうか?
確かに、外国人が国内に金地金を密かに持ち込み、それを日本人に相場より安い価格で売却して儲けることができれば、政府は8%の税収が失われ、そして、8%の全てではないにしても、例えばその半分(8%分を売り手と買い手で折半したと想像して下さい)が海外に持ち出されれば、その分確かに富が海外に流出したと言えるでしょう。
確かに、その意味では富が海外に流出する状態が出現している。
しかし、何故そのような状態が出現するのか?
それは国内で金地金の取引に8%の消費税をかけているからなのです。
もし、金地金のかかる8%の消費税を廃止したらどうなるでしょう?
富の流出は即座に止まってしまうのです。
だとしたら、富の流出を防止する最も有効な手段は、金地金にかかる消費税を廃止することであるのは明らかではないでしょうか!
ただ、そうなると政府に入る8%分の消費税収入はなくなります。
確かになくなります。しかし、日本から海外への富の流出が起こり得なくなるのもまた確か。
そうした富の流出を防ぐ方法として罰則を重くする方法もあり得ますが、幾ら罰則を重くしても、そこに違法な手段でお金儲けをするチャンスがある限り、違法行為、つまり金地金の密輸をしてみようという誘惑が働くのです。
国富の流出が起きているから罰則を重くするというのではなく、国富の流出が起きているからこそ、その原因である金地金に対する消費税を廃止すればいいことなのです。
アダムスミスは、税の4大原則を提唱しています。
1.公平の原則:国民各自の負担能力に応じて公平に課税すること。
2.明確の原則:課税方法や課税額を明確にする必要があること。
3.便宜の原則:納税者の都合のいい時期及び方法で課税すること。
4.徴税費用抑制の原則:徴税に費用がかかる課税は避けること。
要するに、金地金に対して消費税を課すことは、この4番目の原則に反する恐れがあるということなのです。というのも、金地金の取引に対する消費税の課税を徹底するためには密輸を防止する必要があるが、そのために税関の人員や設備を充実強化するなどのために多額の費用がかかることになるからです。それに、福岡で起きた金地金の密輸に絡んだ強盗事件などが起きれば、警察の体制も強化する必要があるのです。
そうしたことに多大な費用がかかるならば、何のために金地金の取引に消費税をかけるのか、と。
猫に鰹節を食べられたくなかったら、猫の前に鰹節を置きっぱなしにしておくのではなく、猫の前に鰹節を置かないようにすればいいだけの話です。
猫を叩いて鰹節を食べないようにさせようとしても、そう簡単に猫が言うことを聞くようにはならないのです。
財務省は、税関職員を増やしたり財務省の予算を増やすために、金地金の密輸を悪用しようとしているだけではないのか、と思う方、クリックをお願い致します。
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