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13日、中国メディアの中国網は韓国メディアの報道を引用し、中国造船業の1〜9月の受注数が世界1位になったと伝えた。資料写真。
中国造船業が1〜9月の受注数で日韓上回り世界一、中国メディアは「市場変化に臨機応変に対応した結果」と自賛
http://www.recordchina.co.jp/b193684-s0-c20.html
2017年10月14日(土) 13時30分
2017年10月13日、中国メディアの中国網は韓国メディアの報道を引用し、中国造船業の1〜9月の受注数が世界1位になったと伝えた。
記事は、最近の神戸製鋼によるデータ改ざん事件などにより、日本の製造業の信用が失われてきているが、中国製造業は好成績を上げており、造船業では1〜9月の受注数が日韓を超えて1位となったという。
これまで中国の造船業は、低付加価値の造船が多いとされてきたが、韓国メディアによると、中国が今年2月の受注したフェリーの受注額は15億ドル(約1680億円)に上り、3月にはさらに11隻のフェリーを受注した。一方の韓国では、造船企業のSTXがフェリー造船工場を売却するなど、収益率の高い造船業務から撤退しつつあり、韓国にはフェリー市場に参入する造船企業はほとんどないという。
韓国はかつて世界三大造船企業の所在地であったものの、近年では下降線をたどっており、受注数の減少のみならず深刻な財政危機にも直面している。この2年間で、韓国の造船企業の赤字額は数十億ドルに達したという。
韓国の造船業が振るわないのは、世界のエネルギー価格の下落や国際貿易の低迷と関係があるとの分析もあるが、中国の造船業の成長も大きな要因となっているという。コストパフォーマンスでは韓国に匹敵し、この先2、3年で韓国の造船企業は技術面でも中国に超されるとの見方もある。
記事では、造船業界全体では冬の時代となっているものの、中国造船業はこの5年、逆行する形で新規受注数、受注残高のいずれも世界一となったと指摘。これは中国が市場の変化に臨機応変に対応してきたこととも大きな関係があると自賛した。(翻訳・編集/山中)
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