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18日、芸術中国は「泥水、汗水そして畏敬…日本の和服づくり」として、奄美大島特産の大島紬の作業工程を紹介する記事を掲載した。写真は奄美大島。
泥、汗、そして畏敬にあふれる、日本の和服づくり―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b190983-s0-c60.html
2017年9月20日(水) 22時50分
2017年9月18日、芸術中国は「泥水、汗水そして畏敬…日本の和服づくり」として、奄美大島特産の大島紬の作業工程を紹介する記事を掲載した。
記事は、「島では500人余りが美しく独特な色彩を持つ織物の製作に携わっている。大島紬の大部分は和服づくりに用いられ、1着の和服を製作するには1年余りの時間がかかる。複雑かつ時間のかかるこの過程の各セクションには、それぞれ異なる専門の職人が関わっているのだ」としたうえで、7つの重要な作業を司る職人の存在を紹介している。
1.糊張り職人
織る前に糸を海藻を煮込んで作った糊で固める作業。糊付けした糸は日光の下で干すが、この過程で生じるいかなる小さなミスも以降の工程に影響を与えるため、非常に重要な作業とされている。1人の職人が毎日数キロメートルの糊付け糸を干すという。
2.デザイナー
1300年の歴史を持ち、複雑な図柄で有名な大島紬。大自然をテーマにした、特に島で特殊な地位を持つ樹木や植物がよくデザインに用いられるという。
3.締め付け職人
図案に基づき糸を締め付ける。防染処理した糸で締め付けた部分は染めた時に白く残る。この締め付けがゆるいと、この部分まで黒く染まってしまうのだという。
4.泥染め職人
奄美に生息するテーチ木から染料を抽出するが、その作業には1週間かかる。テーチ木染めを20回繰り返した後、鉄分を含む泥に浸け、化学反応によって染め色を自然な暗い色へと変化させるそうだ。
5.織り職人
1着の和服を作るのに12メートルほどの生地が必要になる。織りの段階によって生地の色味の質が決まるため、この作業を担当する職人たちは全身全霊をかけて織るという。織るのに1年かかる場合もあるとのこと。
6.検査員
視覚に頼らず、研ぎ澄まされた感覚でチェックを行う。
7.裁縫職人
手織りの生地は滑りやすく、縫製の際には細心の注意が必要とのこと。職人は「正しい位置で裁断できるよう、とても気を遣う」と語っているとのこと。(翻訳・編集/川尻)
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