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ある役員と食事をした際、30歳前後の男性社員の話題となった。
職場で総スカンになる30代社員の特徴
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170919-00010000-dime-bus_all
@DIME 9/19(火) 6:40配信
私の同世代である40代後半〜50代前半には、出版社では役員や局長、部長、編集長などがいる。数日前も、ある役員と食事をした際、30歳前後の男性社員の話題となった。
この男性は、先輩や上司などから反感を買い、総スカンとなり、営業部へと異動となったという。この男性に限らないが、30代前半までくらいに軌道を外れ、同世代の社員と比べると、昇進・昇格が遅れる社員は得てして「敵」が多い。嫌われ者も少なくない。
今回は、このタイプはなぜ、嫌われるかを私の取材をもとに考えたい。
■攻撃的な物言いで反感を招く
相手に対し、警察の取り調べのような追及口調になったり、高圧的な物言いになったりする。同僚や後輩、取引先などにまず、攻撃的になる。その後、自分が厳しく叱られないことを察知すると、エスカレートする。先輩や上司にも同じような尊大な態度をとる。その態度からは、「こんなことも知らないのか」「どうだ!俺はこの仕事をきちんとできるんだぞ」と言わんばかりだ。
私が観察していると、この人たちは自分を「そこそこ優秀」と思い込んでいるようだ。だが、同世代のほかの社員と比べるとそうとは思えない。「そこそこ優秀」というよりは、「普通のレベル」でしかない。
そもそも、社員数が数百人以上の会社の場合、採用、配置転換、評価、育成などの人事の仕掛けは、社員間の力や能力に大きな差がつかないことを意図してつくられている。自称「そこそこ優秀」な人よりも、「普通のレベル」の社員を多数そろえ、教育訓練をしたほうがはるかに強い組織になる。
社員間の力が大きな差になると、定期の配置転換はできない。全社員を対象にした大規模な異動は、まずできない。むしろ、安定的に業績を維持し、成長していくためには社員間の力を「わずかな差」にしておいたほうがいい。「わずかな差」でないと、長きにわたり、社員の競争意識を駆り立てることはできない。大規模な異動も配転もできない。戦後、日本の企業が大きく飛躍した理由の1つが、この「わずかな差」だった。今も、多くの中小・ベンチャー・大企業はこの「わずかな差」を踏まえたうえでの「成果主義」を導入している。
攻撃的な物言いをする人たちは、会社のこのからくりを見抜くことができていない。だから、真剣に自分は「そこそこ優秀」と信じ込む。そして、他人が自分よりも何かの部分で見劣りするところで優越感を感じ、攻撃的な物言いになる。そんなことをすると、自分が損をすることをわかっていない。
■ひとりで仕事ができると思い込む
会社の仕事が、ひとりで完結すると信じ込んでもいる。だからこそ、相手を怒らせるような物言いを悪びれることもなくする。それでいて、自分が後輩などから軽く扱われると、過激な物言いで抑えつけようとする。こうして、しだいに浮いた存在になり、排除されていく。
ほとんどの会社員の仕事は上司をはじめ、同僚や他部署、取引先などで成り立つ。その根幹をなすのが、人間関係だ。だからこそ、多くの人は嫌いな人とでも、表向きは良好な関係をつくろうとする。
良好な関係をつくると、仕事の情報を素早く入手したり、仕事の方法などを教えてもらう機会も増える。この積み重ねで、実績に差がつく。攻撃的な物言いをしてメリットなど、何もないのだ。
このタイプは、得てして10代のころから集団生活の中で生きていくことが得意ではない。大学受験などのように、ひとりで黙々と勉強し、知識を獲得することができたとしても、組織の中で他人と関わり、良好な関係をつくり、その中で何かを成し遂げることを苦手とするタイプが多い。だからこそ、20代前半の頃から職場で周囲との摩擦が絶えない。
■中途半端に生意気
生意気で攻撃的であろうとも、20代で頭角を現し、30歳ぐらいで独立し、会社を経営する人もいる。だが、その多くは廃業や倒産の憂き目に遭う。このように独立するだけの力があるならば救いようはあるが、実際は、生意気で攻撃的な人の大多数は、そのまま会社に残る。つまり、どんがった部分がありながらも、中途半端なのだ。だからこそ、「ただ、生意気なだけ」と見られ、逆に攻撃を受け、ついには排除されていく。
生意気であることが、問題ではない。中途半端であることが、問題なのだ。30代前半までくらいで、全社員の中で数パーセント以内に入る力があり、それを裏付ける実績を残すことができたならば、少々、生意気であっても構わない。そのような人は、企業社会全体で1パーセントにも満たないが。
私が最近、見る30代半ばまでで失速する人の7〜9割は自分をかいかぶり、高く評価しすぎて、他人に攻撃的になる傾向がある。読者の職場にも、こういう人はいないだろうか。反面教師として観察すると、学ぶものがあるはずだ。
文/吉田典史
@DIME編集部
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