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「モンスター親戚」過干渉から金銭トラブルまで恐怖の実録!
http://diamond.jp/articles/-/103973
2016.10.7 池田園子 ダイヤモンド・オンライン
モンスターペアレント、モンスター患者など、モンスター○○も様々だが、縁を切りづらいからこそ厄介なのがモンスター親戚だ。20〜50代男女が「おかしい」「異常」「関わりたくない」と困惑する、なんとも不快な気分にさせられるモンスター親戚の事例を集めた。(取材・文/池田園子、取材協力/プレスラボ)
「制御不能」な関わりだから仕方ない?
モンスター親戚は身近にいるかも
血縁や婚姻によって結びついている人々を親戚という。この親戚付き合いを億劫に感じる人は少なくない。Googleで「親戚 めんどくさい」と検索すると、検索結果には46万件を超える悩みやこの問題に対処する方法がヒットする(2016年10月3日時点)。
もちろん、なかには好ましい関係性を築ける相手、気の合う相手もいるだろう。しかし、相当な変わり者が混じっていることもある。自分が付き合いたい人とだけ付き合えばいい友人・知人とは異なり、親戚だとそうはいかない。
付き合いたくない人でも「親戚だから」という、制御不能な理由で付き合わなければならないシーンはある。なかには明らかにおかしい親戚や、言葉は悪いがろくでもない親戚もいるだろう。
本稿では、通常の感覚では理解しかねるような「モンスター親戚」のケースを世の男女に聞いて集めてみた。あなたの身の回りに、こんなモンスター親戚はいないだろうか。
「30代独身女は行き遅れ」「早く子どもを産め」
旧来の価値観を押しつける"口撃"
まずは、軽度な(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度」と補足しておく)事例から見ていきたい。
「事前に連絡もなく突然、妻の弟が我が家に押しかけてきたことがあります。『近くまで来たので遊びにきてみた』と言うんですが、平日の夜ですよ。翌日も普通に仕事です。それでも追い返すわけにもいかず、仕方なく家にあげたのが大きな過ちでした。うちは小さい子どももいて、そう広くないマンション暮らしなのに、さんざん飲み食いして酔っぱらい、リビングのソファを占領し、いびきをかいて熟睡する始末……。翌朝起きてリビングへ行くと、見事に散らかしっぱなしでいなくなっていました」(30代男性)
非常識という言葉がふさわしい親戚の例だろう。「日本の常識は世界の非常識」ともいわれるが、彼にとって「自分の常識は他人の非常識」なのかもしれない。しかし、ズレた感覚を持った親戚が物理的に近い距離にいると、巻き込まれて苦労するのは明らかだろう。なんとも気の毒だ。
「妻に1歳上の姉がいるのですが、自分より先に妹が結婚したことが気に食わなかったのか、結婚式や新居、新生活、果ては育児についてまで何から何まで口を出してきて大変でした。妻の母はシングルマザーだったため、義姉は自分を『妹の父親代わり』と思っていたようなのですが、私から見たら1歳しか違わないのに親のような顔をするし、『自分の近くに住め』とか『自分の仕事に必要だから子どもを貸せ』など、自分勝手でわがままなだけの人。自分が結婚したらしたで、夫婦仲がうまくいっているときはノロケ、うまくいってないときは愚痴を、しょっちゅう妻に電話してくる。義姉夫婦のけんかに巻き込まれることもしょっちゅうで、はっきり言って縁を切りたい」(30代男性)
良かれと思って口を出しているのかもしれないが、過干渉はトラブルの元。良好な関係を保ちたいのであれば、適度な距離を保つことも必要だ。
「母方の親戚が『結婚はまだなのか?』『早く子どもを産まないと』と口うるさいです。『行き遅れてしまう』『高齢出産は障がい児が生まれる』など、明らかに差別的な言葉を口にする、時代錯誤も甚だしい人たちです。帰省する度に全員で総攻撃してくるので、かれこれ3年くらいは疎遠にしています」(30代女性)
同様の事例はほかにも寄せられた。「結婚しない人間は一人前でない」といった旧来の価値観に縛られている人がいるのもわかる。価値観や考え方は一人ひとり違って当たり前だからだ。しかし、それを他人に押しつけたり、強制したり、その枠からはみ出た人を非難するのはおかしな話。距離をとりたくなるのも当然だろう。
顔を合わせれば金の無心
借りたら借りっぱなしの「ダメ人間」
次は「親戚」×「金の貸し借り」という定番の組み合わせを見てみよう。「赤の他人ではないから……」と同情して金を貸すと、モンスター要素を兼ね備えた親戚のモンスター化を助長するおそれもある。
「はとこの女性がお金にだらしないです。会う度に金の無心をしてくるので、本当にうっとうしい。2〜3年前、彼女に3万円貸したことがあるのですが、未だに返ってきません。返済を要求すると『今金欠で』とか『もう少しだけ待って』と、のらりくらりとかわされておしまい。もう相手にしたくないです」(50代女性)
さらに詳しく聞くと、この女性は20年以上前から「借りグセ」があったという。親戚に借金をしては浪費し、返済を求められると少額ずつ返したり、「今は無理」と泣いてごまかしたりするため、親戚中で「ダメ人間」と認定されているらしい。それでも、完ぺきに見捨てることができないのは、親戚という特殊な結びつきが関係しているのだろう。
「夫の姉(50代独身)が男性に貢いで50万円近い借金を作ったらしく、義両親がそれを肩代わりしたと聞きました。どんな相手なのか聞き出すと、貢ぎ相手はホストだとか……。いい年をしてそんな理由で借金をするか、と驚くしかありませんでした。そんな残念な娘の尻拭いをさせられる義両親も気の毒というか、哀れというか。そんなムダ金があれば、うちの子どもたちの教育資金を援助してほしいです」(40代女性)
大人になっても、お金のコントロールができない人はいるのだろう。金の切れ目が縁の切れ目と言われるが、親戚の場合はそう簡単に「切る」ことができないのが不幸だといえよう。
挙式費用が足りないから「カンパして」
身勝手すぎる新婦の理由に怒り心頭
さて、親戚と顔を合わせる場といえば、年末年始やお盆などの休暇のほか、冠婚葬祭のシーンが多いだろう。そのなかでもまずは、結婚式で出くわしたモンスター親戚の事例を見ていこう。
「父方の親戚が終始騒がしくて、見ていて恥ずかしかったです。誰かが挨拶をしているときや、新郎新婦のなれそめがスライドで流れているときに、『いいぞ!』『ブー!』とかいちいち野次を入れるんです。その一団が会場の厳かな空気を壊していましたね」(30代女性)
「姪の結婚式に出たとき、遠い親類にあたる女性が、白いワンピースを着ていたので驚きました。白は新婦の色ですよね。どうして君がそんな格好を……と、彼女の非常識っぷりに引いたのを覚えています」(50代男性)
いろいろな意味で、新郎新婦の顔に泥を塗る親戚たち。たとえ招待したくなかったとしても、「結婚報告のため」「メンツをつぶさないため」に一定数の親戚を呼ぶ必要はある。こういった惨事を避けるには、「結婚式をしない」という究極の方法しかなさそうだ。
「義妹がろくでもない人間です。有名な式場でかなりゴージャスな挙式をすると聞いて、うらやましいなとか、旦那さんの稼ぎがよいのかなとか思っていたところ、式の日取りが近づくにつれて、お金の要求をされるようになりました。『◯十万円カンパしてほしい』とか『いくら包んでくれる?』と、普通に聞いてくるから衝撃ですよね。地方に住んでいる私たち夫婦と子どもたちは、多額の交通費と宿泊費をかけてまでお祝いにいくというのに、さらにご祝儀+αのお金までとろうとして、私たちは金づるなんだな……と不快な気持ちでいっぱいでした」(30代女性)
結婚式でかかる費用は主に、ご祝儀+自己負担金+親族からの援助で成り立つ。ご祝儀をあてにする気持ちもわからなくはないが、ご祝儀を用意してくれる相手に金額を尋ねたり、多額の金銭援助を求めたりするのは、図々しいにもほどがある。ご祝儀だって金銭援助だって、相手の善意に基づくものであり義務ではない。トンデモな親戚もいたものだ……。
遺体の顔写真を撮影してアルバム作成
理解不能なふるまいに引いてしまう
最後は、葬式で出くわしたモンスター親戚の事例を見て締めたい。
「母方の祖母の葬式費用を支払うタイミングで、叔母から母へ交渉が。『出せるお金が20万くらいしかない。あとは負担してもらえないか』と交渉されて困っていると、母から連絡がありました。母と叔母の姉妹ふたりで総額200万円を持つわけですから、母が180万円くらい払わないといけない計算……。葬式を仕切っていた叔母は見栄をはって、高いプランにしたのでしょうが、争っても解決しないだろうし、どうせ20万円以上は出さないだろうなと思い、仕方なく残りの金額を払ったと聞きました。無計画すぎる叔母に呆れました」(30代男性)
どうでもいい見栄を張りたがる人はいるものだ。ただ、金銭面は人任せとなると、任せられた側は困惑せざるを得ない。いい迷惑でしかないだろう。
「父方の叔父の行動が異常です。親戚の葬儀の度に、亡くなった人の顔をデジカメで撮影しているんです……。遺体の顔写真を記録して、それをアルバムにしているので、怖いとしか言いようがない。誰も遺体を撮影した写真なんて、気味が悪くて見たくないのに」(40代女性)
「縁起が悪い」と顔をしかめる人が多そうな事例。負のオーラしか放たないアルバムを作って、いったい何がしたいのだろうかと理解に苦しんでしまう。
「叔父の姉が亡くなった後、不動産や預貯金など、遺産がけっこうあったみたいで、その分配についてきょうだいでモメたようです。しかも葬儀の場で口論していて、死んだ人を前にその態度はないよな……と閉口しました」(20代女性)
人が亡くなる度に、親戚間で勃発する遺産相続争い。決して珍しくない光景だろうが、「金に汚い」印象を残してしまうのは間違いない。今後、私たちが年を重ね、葬儀の場に赴く機会が増えるにつれ、こうした状況に遭遇することは、覚悟しておきたいところだ。
「親戚だから」と甘やかさず
毅然とした態度を貫くこと
血縁と婚姻によって発生する不思議な人間関係、親戚。望むと望まざるとにかかわらず、生まれてしまうつながりは、本当に必要なのか、その他の縁よりも重要なものなのか、と考えさせられる。この特殊なつながりに安心感を持つ人もいるだろうが、縁を切りたくても切りづらいという、なんとも厄介な面も併せ持つからだ。
本稿で取り上げたモンスター親戚は一例にすぎない。もっと過激で度肝を抜かれるような、恐ろしいモンスター親戚もこの世界に多数生息するだろう。しかし、自然発生してしまう関係ゆえ、モンスター親戚をはじめから避けることは不可能に近い。
身も蓋もない言い方に、救いがないと感じておられる読者もいらっしゃるだろうが、解決策に近いものがあるとしたら、ただひとつ。「親戚だから」といった考えや甘さを捨て、毅然とした態度で接することだろう。
そうすれば、モンスター親戚という「敵」からの被害に遭う前に、安全地帯に避難したり、適切な距離を置いたりと、何らかの手立てを講じることができるはずだ。
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