電気自動車を語る上で絶対不可欠なブログが復活しましたぞ。 電気自動車の電池寿命は厳しい! リーフユーザーへ (ここを押すとホームへ戻る) http://blog.livedoor.jp/toshi_792t/ ★復活第一弾記事を全文紹介します。 旧型となるリーフの行く末と日産という企業(再開編) 2017年09月05日 17:41 http://blog.livedoor.jp/toshi_792t/archives/1067607396.html (転載開始) 明日、新型リーフが世界同時発売となる。 (以前の掲載項目を選んで、再掲載) 新型の詳細は今のところ不明だが、今までの旧型リーフユーザーに対して、日産はいったい何をしたのだろうか。 設計上の欠陥のため熱のこもる構造で、さらに冷却装置自体も備わっておらず、またバッテリー単体の性能も低いために早期に劣化し、走行可能距離が半分になった初期型リーフが出てきても、日産は放置し続け、さらにユーザーを突き放している。そして、400〜450万した車体は二束三文の資産価値しかなくなり、愛想をつかしたユーザーを尻目に、運転フィーリングとお得感だけで新たなユーザーを抱え込んで売りつける日産という企業自体、全く信用するに値しない。 旧型となる初期型リーフ発売1年後にはすでに早期劣化を呈していたことを、日産が認めているにも関わらず、その後も何もせず、放置のままである。 米国の集団訴訟に関しても、集団訴訟の訴訟者へのデメリットをうまく逆手にとって、曖昧な基準で「保証する」と詳細なことが分からないユーザーに反論する機会を分からない内に終わらせ、すべてのユーザーの以後の交渉権を奪い、封じ込めた日産。 そして、米国、日本で、バッテリー劣化度を示すメーターを改ざんし、また、その後のメーターも性能を正確に表さないシステムを一時期取っていたと思われ、バッテリーの性能保証を掲げながら、ほとんどのユーザーが保証を受けられない内容でありながら、「保証がありますから安心ですよ」と売りつけて、明らかにユーザーを欺いている。 さらに、集団訴訟制度のない日本では、米国で認めた熱劣化すら認めず、ひたすら裁判で対抗する姿勢をユーザーに向け、または全く無視し続け、一切のフォローをしなかった日産に、EVのリーディングカンパニーを名乗る資格はない。 電気自動車は今後、さまざまな問題を克服しながら、発展していくでしょう。 しかし、日産は、ユーザーに信用されるにはどうしたらいいのか、熟考すべきであり、しなければそれまでの企業としか言えない。 こうした企業姿勢の上にプロダクトされた新型リーフであることを、ユーザーは肝に銘じて選択しなければならない。 (転載終了) ●旧型リーフは、充分に開発テストをしていない内に発売されたと聞いています。それで発売後、意外と早い時期に蓄電池容量の減少が始まっています。1年8ヶ月で半分になったという記事もあります。 旧型リーフは、駆動用蓄電池に冷却装置を備えておらず、自然放熱だけです。 このため劣化が予想以上に進みましたが、この教訓が新型リーフに全く生かされていない。新型リーフも、自然放熱だけです。これを読んだ時、やはり日産は「国策メーカー」の体質から抜け切れていないと痛感しました。 第二次世界大戦において、日本海軍の飛行機は防御がほとんどなく、次々と連合国側の飛行機に撃墜されて被害を大きくしましたが、それでも継続生産機に改良を施すことがなく、戦訓から全く学びませんでした。これが「民を犠牲にする」国策メーカーの正体なのです。 しかも新型リーフに採用されている駆動用蓄電池は、旧型リーフと同じNEC+日産の共同出資メーカー製なのです。そのメーカーは最近、日産が中国大陸の投資ファンドに売り飛ばすと発表しましたが、技術力が低すぎて、これに激怒したゴーンが「怒りの売り飛ばし」を急遽、決定したと当方は判断しています。 旧型リーフと基本技術は同じ駆動用蓄電池ですから、新型になっても予想以上に劣化が進むと予想されます。走行距離が延びたのは、単に床下に組み込まれた駆動用蓄電池のセルが増えただけかと。新型リーフの車体が旧型より大きくなった理由が、これでしょう。 新型リーフでは、テスラに対抗するために60kw仕様が将来追加される模様ですが、これは危険ですよ。駆動用蓄電池の発熱量が増えます。それを冷却する装置がついているテスラですら、出火事故を起こして炎上しているのですから。 Tesla Model S bursts into flames during test drive event in France - TomoNews https://www.youtube.com/watch?v=ifaH7uzkMT8 News on Tesla Norway Fire https://www.youtube.com/watch?v=1Ke5MDarvV8 ●電気自動車を普及させようとする国際原子力勢力が、このニュースを隠蔽していますが、真実は広まります。電気自動車だけにすると言っているイギリス、フランス、インドは原子力発電推進じゃないか。中国大陸も電気自動車中心にすると言っていますが、そのための原発大規模増設です。しかも中共による一党独裁。原発反対運動を徹底して取り締まっています。 原発建設計画270基超 日本を凌駕する中国の原子力に依存する日 中国“最新鋭原発”潜入ルポ 伊藤 悟 (Wedge編集部) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3966 ●話を新型リーフに戻しますが、下取り価格がゼロになって困窮している旧型リーフのユーザーを救済しないと、日産と言う自動車メーカーの「企業倫理」が問われますよ。前例があるからね。1970年代後半、トヨタに差をつけられた日産。プリンスと合併した時は日本最大の自動車メーカーだったのに、トヨタに負けてしまった。日産は「技術の日産」を証明するために、日本初のターボ搭載自動車を出した。それがセドリックであり、ブルーバードであった。 ところが日産のターボ自動車は、充分なテストを行なわずに生産に踏み切ったため、熱害対策がしていなかった。道路の傍らでエンコしたブルーバードSSSターボをレスキューした日産サービスカーが、「ターボ」の表示部分にテープを貼って隠していたのを覚えています。あれを見て、もう日産はダメだなと思いましたが、それから20年も経たないうちに身売りしてルノーの傘下に入った。 結局、日産は歴史の教訓から全く学んでいないのですよ。あれから日産ユーザーから、「もう日産車はいやだ。今度は他社の自動車にしたい。」と言う本音をどれだけ聞いたことか。彼らは苦しい家計から自動車購入資金を捻出して、他社の自動車に乗り換えました。日産車を買った人は、誰一人いません。 リーフの失敗は、ターボどころじゃないね。何より購入資金が桁違い。しかも平蔵の新自由主義経済によって、国民は当時より貧しくなっている。国民はスズキやダイハツの軽自動車を新車ではなく、10年以上古いのを買っている。 日産の責任は大きいね。電気自動車はダメだと言う定評をつくってしまった。日本ではこの先、電気自動車は売れないでしょう。
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