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夫婦の年金、安心して老後を送るための繰り下げ受給のコツは
夫婦の年金繰り下げ受給、コツは「夫が先、妻が後」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 7/20(木) 16:00配信
老後までに必要な蓄えは3000万円とも言われる中、いまある蓄えで、果たして老後を安心して暮らせるのか不安に思う人は多い。年金だけで生活するのは難しいとはいえ、老後の生活の柱になるのは確かだ。
来年1月からは、年間の投資額は40万円まで、年齢制限なく20年間は非課税で運用できる“つみたてNISA”が始まる。定年後も働きつつ、余剰資金を“つみたてNISA”などの運用へ回すことが大事だが、もう1つ、触れておきたいのが、上手な年金受給のコツだ。
公的年金の満額支給は65才からだが、実は70才まで遅らせることができ、遅らせると支給額が増額されるというメリットがある。社会保険労務士の井戸美枝さんが語る。
「これを、“繰り下げ支給”といいます。この方法だと1年当たりの支給額が約8%増え、70才まで繰り下げると支給額は42%増に。私も、繰り下げ受給で67才から年金をもらうつもりです」
特に女性は、男性に比べて比較的長生きなので、結婚していたとしても、最後はおひとり様になる可能性が高い。それだけに、妻の年金は夫の年金と時期を少しずらして夫より数年繰り下げるか、思い切って70才受給にするのも手である。ただし、71才以上の繰り下げに増額はなく、年金を受け取る権利は5年で消滅するということも覚えておこう。
「公的年金のほか、企業年金、個人年金保険に加入しているなら、年金が入るスケジュールと、夫婦の年金+その他の合計所得の数字を出し、“見える化”しておきましょう」(井戸さん)
というのも、介護費の自己負担が1割になるか2割になるかは、夫婦の合計所得が346万円以上かどうかで決まるからだ。
また、高齢者医療費も今年8月と来年8月に上がるため、なるべく負担を軽くするには夫婦の合計所得が211万円未満になるように調整する必要がある。
年金などは一気に満額もらうのではなく、夫婦で入る額を計算し、低額を長く受給する、そんな“チビチビ受給作戦”でいくのが賢い選択だ。
※女性セブン2017年7月27日号
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