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女性の社会進出、そして人生設計の現実は?
女性の社会進出、日本は29カ国中28位という現実
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50373
2017.7.17 SHINOKEN WAYS
メディアでも話題が続いている「働き方改革」。月の最終金曜日を早めに帰る「プレミアムフライデー」や、子供の休みを選べる「キッズウィーク」などは、「働き方改革」の延長線上にある「休み方改革」ともいえるものです。しかし、休み方改革以前にやるべきことは、女性の活躍推進ではないでしょうか?
■収入格差にも現れる、女性の社会進出の遅れ
イギリスのエコノミスト誌では、毎年、国連が定めた「国際女性の日」(3月8日)に、「ガラスの天井指数」というランキングを発表しています。これは「女性の社会進出を妨げる見えない障壁」を指しており、経済協力開発機構(OECD)加盟国29カ国が対象です。男女の高等教育や、労働力率、賃金や育児費用など10項目を加重平均して算出したものです。
OECD内で日本は28位
このチャートを見ると、29カ国中、日本はなんと28位! これは、学歴としてほぼ同じなのに男女の経済参画には大きな格差があることや、12.5%という女性管理職の割合の低さが起因としています。
具体的な数字を見てみると、より実感がわきます。
株式会社インテリジェンスの「DODA」が調査した「平均年収ランキング2016」(2015年9月〜2016年8月、DODAエージェントサービス登録約27万人のデータを元に発表)でも、働き盛りの30代では男性が501万円、女性が390万円と111万円もの差が出ています。この差は開き続け、40代では、男性が615万、女性が425万(差額190万円)、50代では男性が744万円、女性が461万円(差額283万円)となっていきます。
男女の平均年収にも差がでている
このような賃金の差は、経済参画の男女格差を如実に表しているとも言えそうです。
そうした背景を受け、政治も手をこまねいているだけでなく、対策へと乗り出しています。2015年(平成27年)8月28日に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)が国会で成立しました。
女性を社会的に働きやすく、それが生活などに支障のないようにといったことを目指しているわけですが、29カ国中、28位の日本。多くの一般女性の賃金が上昇し、地位が確保されるまでには、まだまだ時間はかかりそうです。
■都心では女性の生涯未婚率は約2割と高い
国立社会保障・人口問題研究所が2017年4月に発表した、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」。地域ごとに差はありますが、女性で1位は東京で19.2%でした(男性は1位が沖縄で26.2%、3位に東京が入り、26.06%)。主に大都市がある自治体に生涯独身を選ぶ人たちが多いようです。
前述の通り、男性の年収は年齢を経るごとに上昇していきますが、女性の年収はそれほど大きな変化はありません。これでは、生活をしていくだけに終始してしまい、老後の資金を貯めるのは難しいと言わざるを得ません。その中でも生涯未婚を選択をする人については、自分自身で老後に備える必要があると言えそうです。
具体的に考えてみましょう。65歳でリタイアした場合、老後資金はどのくらい必要なのでしょうか?
2050年時点で4人に1人が生きている年齢は男性は93歳、女性は98歳といわれています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)詳細結果表」より)。そうなると、33年間分のお金が必要になるわけです。
■老後に必要なお金は毎月約35万円
生命保険文化センターの意識調査で「ゆとりある老後生活のための費用」を聞いたところ、月で約35万円という結果が出ています。単純に計算して、これを33年間分にすると「35万円×12ヶ月×33年=1億3860万円」です。旅行や趣味などにお金をかけたければ、必要額はさらに増えます。
30歳から毎月5万円貯金をした場合、65歳の段階で手元にあるのは「5万円×12ヶ月×35年=2100万円」です。必要額の7分の1にしかなりません。貯蓄だけでは対応できない部分については、将来に備えて対策をする必要がありそうです。
年金などは職業などでも大きく変わるので、今回は計算から外しましたが、事前に老後資金がどのくらい必要なのかを、こうしてシミュレーションしてみるのは悪いことではありません。「これではだめだ」というところから「ではどうするか?」という課題解決へ思考を進めることができるからです。
下記の記事にて詳しい解説がありますが、その課題解決のためには、今のうちから備えることが肝要になってきます。
(参考記事)「所得格差過去最大の日本 加速する格差社会で生き残る方法」
自らの将来、そして老後をどう暮らしていくのか? そのために必要なお金はどのくらいなのか? 日本が女性の活躍を目指している今こそ、深く考えて行動する時なのかもしれません。
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