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26日、新華社は「世界で高速鉄道が最強なのはどこなのか?」との記事を掲載した。写真は新幹線。
日本、欧州、中国…、高速鉄道の世界最強は一体どこなのか?―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b182562-s0-c20.html
2017年6月28日(水) 9時40分
2017年6月26日、中国・北京−上海間で中国が知的財産権を持つ新たな高速鉄道車両「復興号」が運行を開始した。これを受け、新華社は「世界で高速鉄道が最強なのはどこなのか?」との記事を掲載した。文中で取り上げたのは日本、欧州そして中国だ。
記事はまず、「高速鉄道の始まりは日本」という小タイトルで日本の新幹線を取り上げ、「1964年10月1日に東京−新大阪間で新幹線の運転が始まった。高速鉄道の商業運転としては世界初。現在の線路の総延長は約2765キロメートルに上る」などと紹介する。さらに技術的な特徴として動力分散方式の採用を挙げ、「加速、減速時や勾配が強い場所でもより安定した運行ができ、騒音や振動を抑えて乗り心地の良さを高めた」と説明。新幹線建設が日本の土木建築、原材料、機械製造など関連産業に与えた影響にも言及し、より重要な点として人の移動が促進されて地方経済が発展、都市と地方の差が縮まったことを指摘する。
そして、次の「高速鉄道の発展は欧州」で紹介するのが、フランス、ドイツをはじめとする欧州の動きだ。記事によると、日本が新幹線を開発した当時、欧州は鉄道輸送を斜陽産業とみなして発展の重点を高速道路と航空輸送に置いていたが、新幹線の成功に強い衝撃を受けたという。
1981年9月には当時欧州で唯一の高速鉄道だった仏TGVが開業。記事は「2014年までに線路総延長は2037キロに達し、これまでに運行時速の最高記録を数度塗り替えた」と紹介し、フランスの高速鉄道車両保有数が欧州一を誇ること、その技術が海外に輸出されていることなどに言及。また、ドイツに関しては「ICEという高速鉄道システムがあり、運行開始は1991年。エコロジー、省エネを重視しているのが独高速鉄道の大きな特徴で、第3世代のICE3は自動車や航空機よりもエネルギーを節約できる」と伝え、ドイツから複数の国際高速鉄道が出ていることも紹介した。
記事は最後に「高速鉄道は中国で変化」として、「中国高速鉄道は日本、欧州に後れを取ったが1万9000キロという世界最長の営業距離を誇る。他にも複数の“世界一”を持ち、後発者がリードするモデルケースとなった」と指摘する。さらに「中国は導入した技術をベースに独自開発の高速鉄道技術体系を構築」と述べ、建設コストが欧米企業をかなり下回るとの情報も紹介。英BBCがかつて報じた「中国の高速鉄道の建設コストは他の国々の3分の2以下」とのデータを取り上げている。(翻訳・編集/野谷)
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