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日経平均が2万円台を回復している理由
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51722155.html
2017年06月22日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
株価がじわじわと上がってきており、気がつくと日経平均は2万円台を回復しています。
日本は景気が良いのか悪いのか?
少子高齢化が進展しているということもあるので、景気が良くなっていると言う実感は殆どないと言っていいでしょう。
少なくても株価の推移が示すように景気がよくなっていると考える人は殆どいないと思うのです。
つまり、実体経済と株価にはかい離が生じていると言っていいでしょう。
では、何故株価は上がっているのか?
株価は、株の需要と供給の関係で決まります。
つまり、売りたいと思う人より買いたいと思う人が多ければ株価は上がる、と。
正確に言えば、株の需要が供給を上回れば株価は上がる、と。
では、最近、株を買いたいと思う個人株主が増えているのでしょうか?
或いはまた、海外の投資家が日本の株を買っているのでしょうか?
2016年の数字ですが…次のグラフをご覧ください。
外国人投資家も個人投資家も、2016年通年で大きく株を売り越しているのです。
では、誰が買い越しているかと言えば…
日銀と信託銀行と事業法人。
なかでも日銀の買い越し額が群を抜いています。
つまり、この日銀の介入がなかりせば、売り越し額の方が上回り、株価は多分下がっていたと思われるのです。
ということで、今の株高は官制相場というべきなのです。
本来日銀による株の購入は禁じ手です。
それを様々な理屈をつけて、日銀に株を買わせ…
一つ大事なことを言っておきますが、個人でも外国人でもそうですが、普通は株価が下がって損失が拡大しそうな局面になると株を売りに出ることが多い訳ですが…日銀は損失の発生など全く顧みることなく株投資を行っているということなのです。
つまり、絶対に売らない、と。
そして、一番の大口の投資家である日銀が売らないから、株価が底堅いのです。
でも、これは作られた相場です。
もっと言えば、インチキ!
まあ、このようなことが可能であるのも、日本経済がデフレ状況にあり、物価が上がらないものだから禁じ手の政策まで容認されているのです。
ということは、仮に何らかの理由でマイルドなインフレが起きれば、そのときは日銀による株の買い入れが停止されてしまうので、今度はこれと逆の現象が起きる可能性があるのです。
つまり、株価の急落。
ということで、安倍政権の数少ない成果の一つに、株価の上昇がある訳ですが…これもインチキによる株価上昇と考えた方がいいのです。
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