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専業主婦の妻に「小遣い」を渡すと家計が改善するかもしれません
お金が貯まらない原因は専業主婦妻の小遣いが無いせいだった!
http://diamond.jp/articles/-/130477
2017.6.5 横山光昭:家計再生コンサルタント ダイヤモンド・オンライン
稼ぎがないからと言いながら
身なりにお金を使っている妻
「私は働いていないし、稼ぎがないからお小遣いなんてもらえません」
家計診断をしていると、一見、謙虚そうに見えるものの、こんな風に話す妻をよく見かけます。しかし、きれいな服を着て、きちんとお化粧をしている人も少なくありません。いったい、それらを購入するお金はどこから出ているのでしょうか。
明治安田生命が実施した「家計に関するアンケート調査」によりますと、今年、20〜50代の小遣い額が男女ともに昨年より下がり、男性が3万1764円、女性が1万8424円となりました。
女性の中には小遣いをもらっていない人も多く、15.7%もいました。希望の小遣い額を聞いてみると、「なしでいい」という女性はわずか5.3%しかおらず、小遣いをもらっていない人の多くが、「自由に使える小遣いがほしい」と思っていることが分かる結果となりました。
家計相談に来る方々の妻にもそうした人が多いのですが、彼女たちの話をよく聞くと、“言葉”と“行動”が異なっているケースがよく見られます。自分のために「1円も使っていない」のではなく、その支出を「家計」の中に含めていて、自分に必要なものはきちんと買っているのです。つまり家計には、「妻の隠れ小遣い」いわゆる「妻費」相当額が含まれているといえます。
家計の中から無意識に
化粧品代やランチ代などを支出
例えば、39歳の専業主婦の妻と相談に訪れたサラリーマンである41歳のJさん。子どものために貯蓄したいと考えていますが、毎月、家計が赤字になって困っているというのが相談内容でした。
子どもは12歳と9歳の2人。Jさんは、子どもが小学校に通っている時が貯蓄の“貯め時”と言われるのに、「ちっとも貯まらない」と嘆いていました。
Jさんの手取り収入は毎月30万円ほど。きちんとやりくりすれば、生活費には問題はなさそうで、貯蓄もできそうな金額です。にもかかわらず赤字になっている原因を家計簿から探ってみると、妻が小遣いのように使う「妻費」が、家計支出の至るところに隠れていたことが分かりました。
例えば、「日用品代」の中に、妻の化粧品代や美容液代などを含んでいてかなりの金額になっていたり、「医療費」に美容系やダイエット系のサプリ代が含まれていたりしていました。
その他にも、「たまにはいいかしら」と言い訳しながら購入していた洋服代が実は毎月かかっていたり、1回につき1000円以上かかるママ友とのランチ代が数回、「交際費」の中に隠れていたりもしました。その合計は、4万3000円にも上っていました。
こうした「妻費」のたちが悪いのは、「自覚していない」という点です。その都度、「たまにはいいだろう」などと自分に言い訳しながら支出しているものの、家計の中から支出しているため目に見えず、いつの間にか生活費を食い潰し、家計を困窮させる原因になっていることがよくあります。Jさんの妻もこのパターンで、家計を圧迫し、子どもの貯蓄に回せていなかったのです。
妻に使っていい上限を意識させ
その範囲内でやりくりしてもらおう
しかもJさんの家庭では、毎月の生活費の赤字補填に「ボーナス」を充てていました。ボーナスは、毎月の収入では買わないまとまった金額のもの、例えば家電の購入や、旅行などに充てることが多いのですが、Jさんの家庭では生活費の補填にまで回していたため、あっという間になくなっていました。
このようなことを繰り返しながら、お金が貯まらない家計が作り上げられていったようですが、家計を改善する場合の目標は、まずは「毎月の収入の範囲内に支出を収める」こと。しかし、妻のお金の使い方が原因となると、優先すべきは「妻にお金や家計に対する意識を改善してもらうこと」にあります。
以前、「専業主婦の仕事を年収に換算すると1000万円にもなる」という報道がありましたが、1000万円払えとか、妻にもらうべき金額を主張させるよう仕向けるとかいったことではありません。
ここで言いたいのは、妻に意識を改善してもらうため、「妻自身が使っていい金額の枠を作る」ということです。つまり、「妻にも自分が自由に使っていい金額を意識させ、その中でしっかりやりくりする習慣を作ってもらう」ことなのです。
実際、小遣いをもらっている妻たちは、その範囲内で化粧品代や洋服代、美容室代、ランチ代などをやりくりしています。妻だって働く夫と同様に、小遣いの中で自分が使いたいお金をやりくりすることは可能なはずなのです。
Jさんにも、妻に小遣いを渡し、その範囲でやりくりしてもらうようアドバイスしてみました。妻は、自分のために4万3000円も使っていたこと、そのせいで家計が圧迫され、貯金できていなかったことなどを理解し、言い訳をせず、小遣い制を受け入れてくれました。
妻は、夫が自分の小遣いをやりくりしながら、時々外食をしたり、数ヵ月間お金を貯めて好きな洋服を買ったりしていた努力についても理解したようで、「私もやってみる」と言ってくれました。
妻の小遣いは2万円で、それまでの「妻費」に比べると少ない金額ですが、自由に使える金額に上限があると意識し、何とかその金額内に収めてやりくりしているようです。その結果、家計全体の支出も安定し、月の収入の範囲内に支出を収めることができるようになりました。
もし、自分の妻が小遣いをもらっておらず、でも新しい服を着たり、化粧品をよく買っていたりといったことに気づいたら、Jさんの家庭同様のことが起きているのかもしれません。余裕がある家庭ならそれでも構いませんが、そうでなければ妻の小遣いを検討してみるのも一つの手です。
夫が当たり前にやっている支出の調整を、妻だってやるべきなのです。それこそがフェアなのです!
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