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預金額が増えると銀行員からの電話攻勢がやって来る?
だから私は銀行に預金したくない! 銀行員の電話攻勢にご注意を
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170415-00010001-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 4/15(土) 16:00配信
最近、「タンス預金」の金額が増えており、金庫が売れているという。その背景には、マイナンバー制度により金融資産がガラス張りになり、苛烈な税金の徴収を避けたいという富裕層の存在があるようだ。盗難が心配なところではあるが、定期預金の金利にしても、メガバンクで0.01%程度。300万円預けていても、年に300円の利息しかつかない。それでいて、ATMの手数料は108円だったり216円だったりする。
そうしたことから銀行に預けるメリットがあまり感じられない人が増えてきているようだが、「タンス預金であれば銀行員と接触しないで済む」と語るのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。同氏がこの6年ほどの銀行員との付き合いの煩わしさについて語る。
* * *
私は某メガバンクをメインバンクとしているのですが、ある時、突然銀行から電話があったんですよ。「金融商品を買いませんか?」「投資をしませんか?」という内容でした。「一度事務所を訪問してもよろしいでしょうか」と言います。当時、会社を作った直後で私の収入も上がっている時期でした。私はその銀行に3つ口座を持っているのですが、行員は自分の勤務する支店以外の口座の状況も把握できるようです。その3つを合わせると「案外多いな」と思われたのかもしれません。
そして、事務所に彼が来る日程を決めたのですが、そこにやってきたのは爽やかな笑顔の素敵なアラフォー男性でした。「今日はお忙しいところ、お時間作っていただきありがとうございます」と彼は言います。「いえいえ、私のような少額預金者のところにまでわざわざお越しいただきましてありがとうございます」と挨拶をしました。
そこで彼はこう切り出します。「私、中川さんと大学が同じなんですよ。私の方が2学年上なのですが、同じ時に大学にいたんですよね〜」。いきなりの親近感醸成ターイム! そこで、ひとしきりゼミがどこだったかや、2学年上で彼の行った銀行に行った別の先輩の話をしたりしました。
そこで、「実は今、こんな商品がありまして……」とパンフレットを出されます。どこかの国の国債やら、REIT(不動産投資信託)やらの説明をしますが、私自身、石橋を叩いて渡るタイプなので、まったく食指が動きません。
「どういったスタンスの投資をお考えですか?」
「よくわからないことはしたくないんですよ」
「よくわかるものって何ですか?」
「海外の債券やREITとかだと、債券や投資信託の価値だけでなく、為替相場も影響するし、複雑過ぎて……。それに、どうせ投資に長けた海外投資家がなんか色々操作してるみたいで、まったく値動きの予想がつかないんですよ」
「そうしましたら……」
と彼が出してきたのがまた別の商品です。これもまだリスクが高いと思い、私はこう言いました。「私が分かるのは、米ドルの外貨預金ぐらいなんですよ。米ドルについては120円ぐらいが適正な価値だと思っていて、90円台だったら買いたいな、と思っているんです。昔から米ドルの相場はニュース等で見て肌感覚でその価値が分かるんですよね」
というわけで、「89円になりそうだったら連絡をしてください。その時すぐに買います」と伝えました。多分、その時は96円ぐらいだったと思います。そして、数週間後、89円になりました! そこで私は500万円分の米ドルを買います。そして、さらに数か月後、今度は79円になるではありませんか! 1997年に1ドルが79円になった時、フィラデルフィアへ旅行に行ったのですが、その際に随分とお安く旅行できたことを思い出し、500万円分買い増ししました。
こりゃ、儲かる予感しかないでしょ! と700万円注ぎ込んだ結果
その後は一転、円安にどんどんなっていき、105円になったところでドルをすべて円に戻し、200万円以上の利益を確定させたのでした。さぁ、これで銀行の側は「ウヒヒヒ、このカモは投資が儲かるということに気付いたな、ウヒヒ」といった気持ちになったのでしょう。担当者は若者に引き継がれたのですが、彼の電話攻勢がすさまじい!
月に2回ほど電話をかけてきて「中川さん向きの商品があるのですが……」と言い、説明に来る。その電話攻撃が煩わしいので、「ここで一旦何か買っとけば放置してくれるだろう」とばかりにオーストラリアドル預金なども始めてしまいました。基本的には「ローリスクローリターンでいい」ということは言っていたのですが、一発やらかしてしまったのがありました。
それが、「ブラジルレアル建てノルウェー国債」。時はおりしもブラジルワールドカップ前年の2013年。BRICs(ブリックス)という言葉があるように、ブラジルは新興国の期待の星とされていました。さらにワールドカップが翌年あり、その2年後にはオリンピックもリオデジャネイロで開かれる! こりゃ、儲かる予感しかないでしょ! とばかりに、700万円を注ぎ込んでしまいました。そうしたらブラジル経済は停滞したままで、評価額が一時は280万円になってしまった……。
あぁ、アホか、オレは……。そして、これに懲りた私はこの行員には「もう、難しいことはいいので、定期預金よりはマシな何かを紹介してください」とだけ言い、残った預金をほぼ全額「10年待てば1.5%の利子がつく」という商品に手を出してしまいました。
どちらにせよ大金を使う予定もないので、それでいいのですが、これにより預金がなくなったためようやく行員の電話攻撃はやんだのでした。それから2年経った今年2月、再び私の口座には預金が貯まってきたのですが、ここでやってきたのがこの行員の溌溂とした声。
「どうも、お久しぶりです! また、良いお話があるのですが、3月あたりお時間いただけませんでしょうか!」
正直普段の仕事の方が大事なので、流動的な予定も入っていたため「まだ予定が見えない」と伝えました。すると「また3月に電話します!」と溌溂とした声で言います。しかしながら、他の大口顧客につきっきりになったのか、あれから2か月、一切連絡はなく、なんだか銀行員ってのは目先の利益ばかり見る連中ばかりなのだなぁ、と思っています。
結局、銀行員は上司の手前「営業電話をかけている様子」「なんでもいいから手数料を取ってきた実績」を見せなくてはいけないんでしょう。そこでとにかくあまり考えていなそうな(私のような)バカに営業をかけ、後は知ったこっちゃない、といった姿勢を取っているのではないでしょうか。
ドラマ『半沢直樹』(TBS系)を観ると、人情派の銀行員が中小企業の経営を何とか二人三脚で上向かせる、といった印象もあるかもしれませんが、まぁ、そんな人情なんか少なくとも私は感じたことがありません。預金が増えたら銀行員からの電話に皆さんもご注意を。
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