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トランプ大統領が中国を為替操作国に認定しない本当の理由
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51715197.html
2017年04月14日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
トランプ氏の発言が注目を集めています。
ドルは強くなりすぎていると言ったこと?
確かにそれもそうですが…それだけではありません。
トランプ大統領は、中国は為替操作国に認定することはしないと言いましたよね?
選挙期間中、あれだけ中国を非難し、大統領就任の第一日目に中国を為替操作国に認定すると言っていたのにも拘わらずです。
どうしてなのでしょう?
日テレNEWS24
またトランプ大統領は、ウォールストリートジャーナル紙のインタビューで、北朝鮮への対応を優先するため、中国を「為替操作国」に認定しない考えを示した。「為替操作国」の認定はトランプ大統領の公約だったが、中国が北朝鮮への圧力を強める見返りに譲歩したものとみられる。
時事通信
米大統領、ドルは「強過ぎる」=北朝鮮で協力なら譲歩−中国を為替操作国に認定せず
こうした報道ぶりを見ると、トランプ大統領としては今でも中国を為替操作国と認定する選択肢もあり得るが、北朝鮮政策の関係で中国の協力を得たいために譲歩したということになるのですが…
でも、それははっきり言って間違い!
米国の財務省が、日本の財務省のように総理の隠ぺい工作にどれだけでも付き合うような組織であれば別ですが、米財務省としては、事実を中立的に判断するならば今の中国を為替操作国に認定することなど不可能であったからです。
つまり、結論は決まっていた、と。
中国を為替操作国に認定することなどあり得なかった、と。
これでもイマイチぴんとこない人のために言うと…
中国の外貨準備高は一時4兆ドル程度にまで達していた訳ですが、それが今は3兆ドルを切っています。
何故、そんな状態になっているかと言えば、中国景気が減速して、資本の海外流出が起き、その結果人民元の価値の低下が起き、そうした状態を放置する訳にはいかないことから、中国当局が人民元の価値を維持するために人民元の買い介入を続けてきた結果、外貨準備が1兆ドル程度も減少したということなのです。
つまり、中国が人民元の価値を維持ないし高めようと努力してきたことの証拠が、1兆ドルの外貨準備高の減少だということなのです。
しかし、トランプ大統領としては、あれだけ中国を批判していた訳ですから、そう簡単に持論を撤回する訳にもいかず…
どうやって矛を収めればいいかを考えていたのではないかと思うのです。
そして、そのようなときに北朝鮮情勢が動き出した、と。
中国とも仲良くやる必要があるし…と。
そうしないと、北朝鮮の暴走を抑えることができない、と。
そこで、如何にももっともらしく為替操作に認定することはしないから…なんてことを言い出したのです。
本当にバカみたいなトランプ大統領。
そして、そんなとんでもない解説をする一部のメディア。
いずれにしても、トランプ大統領は、為替に関して一貫した政策を採ることはできないと思います。
何故かと言えば、ドル安に誘導して欲しいという産業界の要望がよく分かっていても、他方で、ドルが急落すれば連邦政府の資金繰りが苦しくなることが分かりかけているからです。
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