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3月24日、「(引き続き、国有地売却について見守って参りたいというFAXの)当方とは誰か」という小池晃議員(共産)の質問に、管官房長官は「それは当然、Tさんです」と答弁
籠池氏・昭恵夫人付秘書T氏が受けた「とかげのしっぽ切り」から逃れるための2つの生き方
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170331-00135041-hbolz-soci
HARBOR BUSINESS Online 3/31(金) 9:10配信
◆「あいつが勝手にやってしまったことで……」逃げる上司
都合が悪くなると、権力を持っている者ほどすぐ逃げる。
森友学園の国有地払い下げ問題が顕在化する中で、いままで積み上げてきた関係をいきなり断ち切られ、まさにひとり「とかげのしっぽ切り」をされた形の籠池泰典・森友学園元理事長。そして、首相夫人付秘書だったT氏も同様、「しっぽ切り」に遭った被害者といえるだろう。
組織の不祥事や上の立場の責任を押しつけられ、見せしめにされたり、左遷させられたり、退職に追い込まれたりする。こうした無責任でひどいケースは、自民党や官庁以外の組織でもよく聞く話だ。
先日、私が一人で営むBarに一人の青年が訪ねてきた。仕事場で金銭トラブルが発生し、働き始めたばかりの彼がその犯人に仕立て上げられ、仕事を辞めさせられたのだという。
私自身もサラリーマン時代にそうした経験がある。上司からの指示に従って業務を遂行したところ、その上司の上司が「何やってんだ、ダメだ、元に戻せ」と指示してきた。
そこまではいいとしよう。驚いたのは、最初に私に指示した上司は「あいつが勝手にやってしまったことで……」と上司の上司に言ってのけた。責任を私になすりつけたのだ。
私は納得がいかなかった。それが大きなキッカケとなって、会社を辞める決心へと傾いていった。今の私がBarを営み、あの時の私と同じような悩みや悔しさを抱いて訪ねてくる方々に「組織に所属しない生き方」を勧めているのは、そうした理由があるからだ。
◆「規則も命令も、上司も責任もない」会社がある
もしあなたが、上の責任を下に押しつけて責任逃れするような組織にいて嫌気がさしたなら、二つの道がある。
一つ目は、そこを辞めて他の組織に行くことだ。
例えば、「規則も命令も、上司も責任もない!」という会社もある。
三重県中北部を中心に展開する手作り弁当販売「おふくろさん弁当」には、対外的な「社長」という役割だけを担う「社長係」がいるだけ。上司と部下といった上下関係もなく、給料も自分たちで話し合って決める。
ミスやトラブルが生じても誰かの責任を追及することなく、誰の指示があるわけでもない。何かあれば、他の動けるメンバーたちが自ずとサポートし合う。しかも、そうしたトラブル対処をマニュアルやルールにしているわけでもない。
◆「人を大切にする会社」は従業員の家族も地域の人も大切にする
3月21日、「人を大切にする経営学会」による「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の授賞式があった。皮肉にも、森友学園事件で元秘書に責任を押しつける形になってしまった昭恵夫人が、この会場で基調講演を行った。
そこにノミネートされる会社の条件は「人」を大切にしていることだ。
「人」とは、1従業員とその家族、2外注先・仕入れ先、3顧客、4地域社会、5株主、この5者を指す。結果として、どの会社も長年にわたって増収増益となっている。
人を切り捨てて利益を確保しようとしたり、経営が厳しくなるとすぐに人を切ったりする会社が大手を振るう。そんな世の中にあって、これらの会社はいかに従業員とその家族だけでなく、取引先や地域の人々まで大切にしていることか。こんな会社を探して働くことができたら、なんと幸せなことだろう。
◆半時給暮らしで、必要以上働かなくてもいい生活に
二つ目は、組織に属さずに生きる道。
サラリーマン時代に悔しい思いをした私は、いまは週4日だけBarを営んでいる。上司から責任を押しつけられることもなく、部下に責任を押しつけることもない。仕事をするよう命令されることもない。一人で営んでいるからだ。すべての業務を一人で行い、すべての責任は私だけにある。何と清々しいことか。
週3日の休みは、お米や大豆を自給して、味噌や醤油などを作っている。移住希望者に空き家を紹介する活動などもしている。
つい最近、都心から移住してきたファミリーは、ご夫婦と二人のお子さんの4人家族。空き家は二棟あって庭は広くて井戸水が湧き、1000uの畑とトラクターなど農機具も自由に使える。これでたった2万円程度。
ささやかな移住カウンセリングのナリワイを始めて、生活費が不足する分は夫婦で介護の仕事をして賄う。お互いに必要以上は働かない。半自給暮らしをすると、お金はそんなにかからなくなる。ゆえにガッツリ働かなくてもいい。責任を負える範囲で仕事をすればいいのだ。
◆組織で働く人は、給料と雇用を人質にとられている
冒頭に述べた、金銭トラブルの責任を負わされた青年はいま、ご夫婦で地方に移住してお米や野菜を自給する暮らしを目指し、NPO設立に動き出そうとしている。
一つの組織に従属して働くということは、給料と雇用を人質に取られているも同然だ。理不尽なことがあったり、納得いかないことがあったり、責任を押しつけられたりしても、我慢して受け入れねばならない。そういう働き方はすでにシステムとして疲弊し、徐々に衰退していく。
どこでどう、どれくらいの時間で働くか。自らの意思で選び取る時代に向かいつつある。今の場所に満足していないなら、あと何年働かせ続けられるのかを考慮して、違う道を考え始めるべきだろう。
<文/坂勝>
1970年生まれ。30歳で大手企業を退社、1人で営む小さなオーガニックバーを12年前に開店。『次の時代を、先に生きる〜まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ』(ワニブックス)を10月26日に上梓。
ハーバー・ビジネス・オンライン
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