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大手の成長は続く(C)日刊ゲンダイ
来客数71カ月ぶり前年割れ コンビニ再編の足音が聞こえる プロはこう見る 経済ニュースの核心
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/202452
2017年3月29日 重道武司 経済ジャーナリスト 日刊ゲンダイ P6 文字お越し
幾度となく限界や飽和状態を指摘されながらも、しぶとく成長を繰り返してきたコンビニエンスストア業界だが、ついに曲がり角を迎えたか。日本フランチャイズチェーン協会(JFA、会長・山本善政ハードオフコーポレーション会長兼社長)が先週まとめた今年2月のコンビニ統計調査によると、全店ベースの来店客数は12億5518万人にとどまり、前年同月比1・3%減少。東日本大震災に見舞われた11年3月以来、71カ月ぶりという前年割れを記録した。
「前年がうるう年で稼働日数が1日多かったことによる反動減の影響が大きい」(JFA関係者)とはいえ、同じ条件だった13年2月は同0.2%客足を伸ばしており、説明としては不十分だ。既存店ベースでは落ち込みはさらに鮮明で、11億3839万人と3.9%減。12カ月連続のマイナスだ。とりわけ中堅以下のチェーンは「苦戦が続いている」(スリーエフ関係者)とされ、業界筋の間では「さらなる再編や淘汰が不可避」との声が強まっている。
■大手と中堅以下の格差拡大
全店ベースの売上高は7805億円余。来客数が減る中で0.2%の伸びを確保した。平均客単価が621.8円と1.5%上昇したうえ、店舗数が5万4922店と2.3%増加したためだ。ただ既存店ベースでは6983億円強で1.7%の減少。5カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。首位のセブン―イレブン・ジャパンがパスタやグラタンなどの新商品好調を背景に既存店売上高を2.6%伸ばしたのをはじめ、ローソンとファミリーマートも前年同月比でプラス(いずれも0.8%増)を維持するなど大手3社は堅調だったものの、ここでも中堅以下が振るわず、足を引っ張る形となった。
来店客数や売上高を増やすには、新商品や新サービスを機動的かつ継続的に投入して、店舗としての魅力を高めていくことが必要だ。ただ体力的に劣る中堅以下は商品・サービス開発力にも限界がある。大手3社の積極出店が続く中、このままではますます格差が広がることになりそうだ。
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