http://www.asyura2.com/17/hasan120/msg/527.html
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「セビット2017技術見本市 :デジタル化が広げる産業と社会」(euronews English・ドイツ連邦首相府・首相官邸・DW English)
(CeBIT 2017 tech expo underway in Hanover: euronews English)
http://www.euronews.com/2017/03/20/cebit-2017-tech-expo-underway-in-hanover
科学技術
セビット2017技術博がハノーバーで開催中
約200,000人と3,000社があらゆるデジタル技術の結晶を祝福するためにドイツの都市ハノーバーのセビットに結集した。その中に世界の指導者が2人いた。安倍晋三氏とアンゲラ・メルケル氏だ。
ドイツ連邦首相は日本首相と一緒にいた。ハイテク技術とイノヴェーションの分野における2国間関係を育てるためだ。
安倍晋三氏にとって、今回は彼の構想である日本のソサエティ5.0を宣伝する好機だ。
東京から来たこの概念には、より賢くより効率的な暮らし方・働き方を創造し人口高齢化という難題により良く立ち向かうために、デジタル技術の力を活用することが含まれる。
日本の貿易振興機構のマスダ・ヒトシ氏が更に説明する。
「日本はずっとモノづくりの国だ。モノづくりはそれ自体が非常に重要だ。そのため、現実世界のモノづくりと仮想世界のIT技術を結合させることが鍵だと、私たちは考える。」
ここに展示される人工知能・モノのインターネット・自動運転車・ドローン・ロボット工学でイノヴェーションが進み、デジタル化が加速度を付けるのに伴いよりスマートな世界という未来像は信用度を増しているようだ。
「これまでの何年間イノヴェーションは線状の発達を遂げていたが、もはや違うことが私たちにははっきりと分かる」と、セビットの広報担当ハートヴィッヒ・フォン・ザス氏はユーロニュースに語った。「今やそれは累乗的に進展しており、複数の技術の発展が互いに収束し合い、経済の多くの分野で常識を覆す力を展開している。」
ここセビットでは、デジタル技術による産業の変化の全ての姿が展示され議論されている。
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(We must awaken enthusiasm for digitalisation: The Federal Chancellor, Germany)
https://www.bundeskanzlerin.de/Content/EN/Artikel/2017/03_en/2017-03-17-cebit_en.html
アンゲラ・メルケル、セビット2017にて
私たちはデジタル化に向けて熱意を呼び覚まさねばならない
セビット見本市の開場式で、アンゲラ・メルケル連邦首相は全ての人の利益のためにデジタル化を推進するよう観衆に求めた。デジタル技術の変化の速さについて多くの人がよく分かっていないと彼女は認識している。これらの人々も新しい時代を受け入れるよう促すことが政治家や業界の重要な任務だと、彼女は語った。
アンゲラ・メルケル連邦首相と安倍晋三・日本首相が会場を回っている。独日両国の協力は既に緊密だが、両国はこれを更に改善・強化するつもりだ
写真:Bundesregierung/Krückeberg
現在のところ、ハノーバー・セビットにある全てのものはデジタル化された世界を中心に展開している。アンゲラ・メルケル連邦首相は安倍晋三・日本首相と一緒にこの見本市を開場した。恒例の会場巡りを通して、2人は展示されたデジタル製品やデジタル技術を用いたサービスの巨大な広がりに感銘を受けることが出来た。
セビットの開場式でメルケル連邦首相は、ドイツと本年のパートナー国・日本の好調な関係を讃えた。両国の関係は既に緊密だが、中小企業に特別な焦点を合わせることにより数年後に更に強化される。会場では、ドイツと日本が中小企業の成長を容易にするための環境を整える方法について話し合いが出来ると語った。
「デ!コノミーに限界はない」を合い言葉に、セビット2017はデジタル技術の変化の動向を紹介している。訪問者たちはロボット・人工知能・ドローンを直に体験できる。セビットは1986年から毎年春にハノーバーの見本市会場で開かれている。本年は3月20〜24日の日程で開催予定だ。70ヵ国の出展者約3,000社が200,000人と見込まれる訪問者に自社製品を紹介し、そのため、セビットは世界最大の情報通信技術展示会となっている。
私たちは自由で開かれた市場を求めていると、アンゲラ・メルケルは語る
セビットでアンゲラ・メルケル連邦首相と安倍晋三首相は、EUと日本の間の貿易協定を速やかに締結するよう呼び掛けた。モノだけでなく社会も繋がり合って互いに協力することが重要だ。「多くのことと一緒に、自由な貿易・開かれた国境・民主主義という価値について議論が必要なこの時に、日本とドイツが国民の利益のために未来を形成しつつあるというのは良いサインだ」と、連邦首相は語った。
セビット会場を回るのに先立ち、アンゲラ・メルケル連邦首相は安倍晋三首相に挨拶している。日本は世界で最も進んだデジタル国家の1つだ。
写真:Bundesregierung/Krückeberg
他国と歩調を合わせる
欧州連合は意思決定が遅いことが良くあるが物事が世界動くのは素早いと、アンゲラ・メルケルは警告した。加盟諸国は合意に達するまでの速度を上げることを学ばねばならないと、彼女は語った。
「私たちは現在、デジタル化が社会のあらゆる面に本物の影響を与えている段階を経験している」と連邦首相は語り、「日本は私たちの友人だが、デジタル化により広がった選択の自由を活用している競争相手であることも明らかだ」と強調した。ドイツではデジタル化に伴う課題に取り組むことが重要だ−良いインフラは直ぐ全国に展開せねばならない。
アンゲラ・メルケル連邦首相と安倍晋三・日本首相がセビット会場を回っている。連邦首相はセビットに出展された諸事業に強い関心を抱いていた。
写真: Bundesregierung/Krückeberg
人々に焦点を
デジタル時代に至る途上では人々を置き去りにしないことが重要だと、アンゲラ・メルケルは強調した。多くの人はよく分からずにおり、何が自分たちを待ち構えているのかや何が自分たちにとってのデジタル化の意味なのかを知らない。そのため、新しい教育の形や生涯学習が将来重要性を増していく。政治家や業界は双方とも今後数年間このために行動することが求められている−人々に焦点を合わせ、デジタル技術による変化がもたらす利点を彼らに見せることだ。
ドイツ政府もまた本年のセビットに出展している。
−連邦経済エネルギー省:第6ホールC40スタンド
−連邦運輸・デジタルインフラストラクチャー省:第7ホールC30スタンド
−連邦内務省:第7ホールA58およびB42スタンド
−連邦教育研究省:第6ホールA34スタンド
パートナー国−日本
本年のパートナー国・日本は、強力なハイテク国家でありデジタル技術の分野で世界のリーダーでもある自国の姿をセビットで紹介する。日本パビリオンはこの見本市史上最大の約7,200平方メートルの面積を持つ。118を上回る日本の企業・研究機関がセビット2017に出展する−去年の約10倍の数だ。「これは明らかに日本がこの見本市を重視している表れだが、同様に、日本はこの見本市に出せる物をたくさん持っているという事実を反映している」と、アンゲラ・メルケルは語った。1986年、日本はまさしく第1回セビットのパートナー国だった。
2017年3月20日
Menschen bei Digitalisierung mitnehmen[独文元記事]
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(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0319welcome_night.html
平成29年3月19日
国際情報通信技術見本市(CeBIT)ウェルカムナイト 安倍総理スピーチ
English
昨年の5月のことであります。メーゼベルク城で、アンゲラ・メルケル首相にお会いしました。その時、首相から、今度のCeBITでは、日本がパートナー国になりませんか。そしてあなたも、是非おいでなさいと誘われました。
アンゲラ、お誘いに感謝します。私も、こうして参りました。そして、パートナー国となった日本から企業が大挙、参加しました。その数、前年比10倍以上、実に118社であります。
皆様、本日はこのすぐ後で画期的文書が世に出ます。署名するのは、ブリギッテ・ツィプリス経済エネルギー大臣。そして日本側は、会場におります世耕弘成経済産業大臣と、それからこの場におりませんが、高市早苗総務大臣であります。
「ハノーバー宣言」と、私たちは名づけました。
中身の詳細は、すぐ明らかになりますから、私はむしろ、宣言が立脚する土台について思うところをお話をさせていただきたいと思います。
第一に、今やマシーンに対して新たな定義が必要となりました。
AIを身にまとい、あるいはロボットとなるマシーンは、もはや狭い単一機能だけを満たすものではありません。
人の一生につきまとう問題、例えば健康。地球規模で生じるチャレンジ、例えばエネルギーの供給。これからのマシーンは、それらの問題を解く使命を担います。
製造業が変わります。問題を解くインダストリーになる。
一個の機械でできず、一社の技術でもできません。一つの国だけで、できないことばかりであります。
だとすると第二に、私たちはつながりを、殊の外、大切にしなくてはなりません。
機械と機械、システムとシステムをまとめる、そのまたシステムとの連携。それらと人間の世代をまたがる関係。そしてもちろん、国や企業という人間の集団同士。
そこにどんなつながりを作るのか。そのデザインにおいて、政府、ビジネス、学界が、知恵を絞り競い合っていく時代であります。
協力と協働が、付加価値を作り成長を促す時代であります。
そこで第三に、そして最後に強調したいのが、教育の大切さ、規格の重要性です。
メルケル首相に訊(き)いてみましょう。幼いころ鉱石ラジオを作りませんでしたか。
ドイツでメルケル首相が見たラジオの回路図は、日本で私が見たものと同じだったはずです。回路図とは偉大な共通語でした。
複雑な問題をシステムとして考え解かなければならない時代、ものは皆、そして人は皆、つながる時代には、新しい記述法、モデルの書き方、共通の規格が必要になります。
これを日本とドイツ、一緒に考えましょう。教育の方法を、共通の規格を、共に開発しましょう。
それができるのは、誰よりも私たち、ドイツと日本だと思います。
どうしてか。それは、ドイツ人も日本人もものを作ることに誇りを託し無上の喜びを感じる人間たちだからです。会場の皆様も強く御賛同いただけるのではないでしょうか。
皆様、ドイツの、欧州の、そして日本の未来に大切なものは、たったの三つしかありません。
第一、イノベーション。第二、イノベーション。そして第三が、イノベーションであります。
思い出してください。ドイツと日本は、国土は狭い、天然資源は貧弱、それでもめざましい成長ができる、ということを証明した人類史上初の実例だったのではないでしょうか。
不利な条件をむしろ逆手にとって私たちは成長しました。イノベーションがそれを可能にしたのであります。
これから先の問題も、イノベーションが必ずや解決する。チャレンジが大きいなら、むしろそれだけイノベーションが花開く。私は、信じて疑いません。
ですから日本は、AIを恐れません。機械が職を奪うのではないか。そんな不安は日本には無縁であります。
人口が仮に減っても、イノベーションによって成長できるのだという第一号の証拠に、日本はなりたいものだと思っています。
日本とドイツには共通の要素があります。
イノベーションの担い手が、ドイツでも、日本でも、小さな会社にいるということであります。特筆すべきことだと思います。
そこでメルケル首相と私は、会うたびに中堅・中小企業をお互い交流させようと話し合ってきました。
2月には、ドイツから最先端の中小企業が日本にやってきました。「フランカ」というロボットは、優しい手つきで新しいフランカを、つまり自分の分身を、なんと自分で組み立てて見ている人を驚かせました。
今回CeBITに来た宝石のような日本の中堅・中小企業も、同じように驚きの輪を広げてくれるに違いない。私は信じております。
皆様、日本とドイツにはもう一つ共通性があります。貿易と投資の恩恵を受けてこそ、ここまで来たということであります。
IoTとは、全てをつなぐものだといいます。それはつまり、ネットワークが秘めた自乗、自乗で拡大する、その爆発的な力を言っているわけです。
国の経済も同じです。再び強調しますが、つながってこそ伸びていきます。
自由な貿易と投資の恩恵をふんだんに受け伸びた日本は、ドイツとともに開かれた体制を守るチャンピオンでありたい。私はそう強く念じています。
もちろんそこには、公正で民主主義の評価に耐えるルールが必要です。
一部の人だけに富が集まる、あるいは無法者が得をする状態を作ってはなりません。
だからこそ、自由と人権を尊び民主主義のルールを重んじる日本とドイツ、さらに、日本と欧州は、連携しないといけないと信じています。
だからこそ、そこを高らかに示すため、日本とEUのEPAを早く結ばなければなりません。
心からの私の訴えであります。
私たちをここまでにしてくれた自由で開かれたルールに基づく体制を守り強くしていくため、メルケル首相とともに歩んでいこうではありませんか。
人類の歴史に大きな節目が訪れました。
森に出て狩りをした大昔。そこを人類史の第一章とすると、米や小麦で安定した熱量を手にしたのが第二章。産業化の波が来て近代という名の第三章が幕を開け、通信とコンピューターの融合が、また新たな扉を開いて、これが第四章。
今私たちは、解決できなかった問題を解けるようになる第五章の開幕を目撃しています。もの皆つながり、全ての技術が融合する時代、ソサエティ5.0の開幕であります。ソサエティ5.0の物語をドイツと日本、一から一緒に書いていこうではありませんか。
メルケル首相、オープンでルールを尊び、自由で公正な世界を保つのです。そして強靭にするのです。
その上で若者たちにイノベーションの広野へと、思うさま駆けていってもらおうではありませんか。
人類史の第五章は、きっと、光明降り注ぐ明るい世界になります。私たちの力を信じて、前に前に、もっと前に進んでいこうではありませんか。
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(The 'Rising Sun' in Hanover: DW English)
http://www.dw.com/en/the-rising-sun-in-hanover/g-38038968
ビジネス
「日出づる国」、ハノーバーに来る
「日出づる国」日本が本年のセビット見本市の公式パートナー国だ。「ソサエティ5.0」という表題の下、デジタル技術の進歩が生活を変えつつある様子について約120社の企業が展示している。
ロボットとパワードスーツ
パワードスーツにより作業者は更に重い荷物を運搬できるようになる。また、これらを不随となった人が再び歩けるよう使うことが可能だ。彼ら日本の団体・ネド[新エネルギー・産業技術総合開発機構]の職員たちは、アンゲラ・メルケル連邦首相と安倍晋三・日本首相が自社展示の前を通過するのを待っている。
見知らぬ人、知人、それとも、友人?
本年のセビットにはロボットが多い。日本の技術者たちは人工知能ソフトウェアを使い、自社ロボットの動作が出来る限り人間のように見えるよう努力してきた。このロボットは人間の顔を識別し、見知らぬ人よりも見知った「友人」をより良くもてなす。これは重要な特徴だ。なぜなら、日本ではロボットが老人ホームやホテルで働くために置かれることが増えつつあるからだ。
巧みなバランス?
これらのロボットチアリーダーたちは可愛らしく作られている−でも、彼女たちがあなたの仕事を代わりにするようになるのを待とう。彼女たちにはセンサーとモーターがぎっしり詰まっており、決められた振り付けを間違えずに行う。日本は産業ロボット密度が世界第2位で、10,000人の人間に付き211台のロボットがいる。第1位は韓国。ドイツは第3位で有機物でできた賃金奴隷10,000人に付きロボットは161台だ。
暮らしをアプリしよう
製作者・博報堂によれば、日本の母親3人に1人が妊娠中に妊婦手帳アプリを使用している。健康データ・医師への質問・検診スケジュール−これら全てがスマートフォン・アプリにまとめられている。この歴史ある前身、日本の「母のパスポート」・妊産婦手帳は1942年に導入された。幼児養育期の両親を指導する支援アプリも存在する。
あなたの近くに驚きの空が
重い荷物を運搬できる強力なアームとモーターにより、この日本製「プロドローン」はあなたを簡単につまみ上げて遠くへ運べるかも知れない。(ここで反ユートピアSF映画の音楽を鳴らそう。)別のバージョンは複数の車輪で壁や天井を伝って動き、亀裂を点検することが可能だ。いずれも約50,000ユーロと安くはないが、心配は無用−時間とともに価格が下がりどこででも見られるようになる。
面倒な伝票記入はAIで!
あなたは出張先だ。だから、あなたは経費の記録を付けなければならない。あーあ。しかし、今やそのためのアプリがある。日本におけるこの種の製品のマーケットリーダー・アイワークス社は、あなたが領収書の写真を撮りさえすれば残りの作業を人工知能ソフトウェアがやるようにした。日本のオフィス労働者は自分の時間の40%を基本的なデータ入力に使っていると、アイワークス社は語る。もうそれほどの時間は掛からないだろう。
現実が嫌い?別の現実に潜り込め
予言−仮想現実環境により何十億もの人々が単調な暮らしを投げ捨てて人工体験の世界に入るだろう。セレボ社のような仮想現実装備メーカーは全身型の仮想現実体験器具に取り組んでいる。ここでは、一足のデータサンダルが使用者の足裏を刺激し、セメント・草・雪といった異なる地表を再現する。次のステップは全身型の仮想現実スーツだ。
いつでもどこでもカラオケを。イェーィ、ベィビー!
「リリック・スピーカー」は普通の音響スピーカーに画面と、そして、演奏されるあらゆる曲を識別しビートに間に合うよう歌詞を表示するちょっとしたソフトウェアを組み込んだものだ。そのため、あなたは曲に合わせて歌うことが可能だ。カラオケバー?それは昨日の話。全世界があなたのカラオケバーになり得る。歌おうぜ、ネエちゃん。
発表 2017年3月21日
写真枚数 8枚
記者 Andreas Becker (nz)
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キーワード セビット、消費者家電
Aufgehende Sonne in Hannover[独文元記事]
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(投稿者より)
誤訳があるかも知れません。また、話題が余りにも現代的で日本語に変え切ることが出来ていないかも知れません。ご容赦下さい。
森友問題に揺れる安倍氏ですが、今回は挨拶と直接関係のないコメントはご遠慮下さい。デジタル技術の発展により日本の目指す社会の方向性を平易に述べたスピーチです。
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