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サブバンクを作って貯蓄すれば、ズボラな人でも浪費を防げる
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170321-00000007-nikkeisty-bus_all
NIKKEI STYLE 3/21(火) 7:47配信
今月はメインバンク(給与振込口座)に加え、サブバンクを持つことでお金を上手に管理してみようというのがテーマです。先週はサブバンクに日常生活資金を移し、コンビニATMでいつでも無料で下ろせる方法を考えました。
今週はその逆で、サブバンクを貯蓄口座にする方法を考えてみます。
■預金残高は何もせずに増えるわけではない
あなたの両親が余裕をもって生活を送っているとします。しかし、メインバンクに何千万円ものお金が無造作に置かれているわけではないでしょう。いくつかの銀行に分散したり、定期預金や証券口座を活用して資産管理をしている人が多いと思います。
社会人生活を送っているうちに、何もせずに預金残高が増え続け、気がつけばお金に困らない人生になっていたということはまずありません。特に「次の給料振込日までにぴったり使えば問題なし」と考えている限り、貯金は何年たってもできないことでしょう。
メインバンクの定期預金に移す方法もあるのですが、メガバンクの場合は金利が低いのが気がかりです。そこで考えてみたいのは、ためるお金を違う銀行、つまりサブバンクに移すという発想です。
■低金利下、ネットバンクは「分ける」に意義あり
かつてネットバンクといえば高金利の象徴でした。無店舗営業を軸にしている強みを生かし、低コスト経営の結果を高い利回りで顧客に還元していたわけです。あるネットバンクでは2009年前後に年1%の定期預金を提供していたほどです。
ところがマイナス金利の余波はネットバンクにも及んでいます。ちょっと頑張っている銀行でも1年定期の金利が年0.02%という状況です。メガバンク(年0.01%)の2倍といってもあまりうれしいことではありません。
まずは「メインバンクからお金を分ける」というところに意義を見いだし、「お金を絶対におろさない」を心がけてみてください。
当然ですが、メインバンクから他行振込手数料を使って送金すればお金がかかってしまうので、ここは手作業で(面倒ですが)入金してみてください。
貯蓄の最低目標は毎月手取り額の10%です。最低でも5%はためるようにしてください。毎月手取りの15%以上、かつボーナスで30%以上をためるとハイペースで貯蓄できます。一度たまり始めるともっと増やそうと思いますので、最初の半年間ががんばりどころです。
■メガバンクからの振込手数料がゼロの場合も
イオン銀行は、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行のATMが無料で利用できます(平日時間内)。イオン銀行をサブバンクにすると、メインバンクのATMで資金移動が完結し、コストもかからず便利です。
みずほ銀行は前回も紹介した通り、個人向け国債や投資信託などを保有していれば、他行振込手数料が月4回まで無料になるので、手数料を気にせずサブバンクへ資金移動ができます(しかもモバイルバンキングを活用すれば店舗に行かなくてもいい)。
楽天銀行なら、グループの楽天証券でネット証券口座を開設することで(「マネーブリッジ」という設定をする)、普通預金口座が金利が5倍になる(執筆時点では年0.1%)というキャンペーンをしています。ゆくゆくは投資を始めたいと考えているなら、有力な選択肢といえるでしょう。
■サブバンクは「おろさない」が大事
サブバンクを貯蓄口座に位置づけるのであれば、基本的に下ろさない口座だと決めて、それを堅く守ってください。緊急時以外、多少のことは我慢しながらお金をためる習慣をつけていきましょう。
不思議なことですが、お金は口座を分けただけで残るようになります。いくら意志が強くても、給料を計画的に使ってお金を余らせるのは容易ではありません。趣味、買い物に浪費してしまう誘惑があるからです。
こうした心理を行動経済学でメンタルアカウンティング(心の会計)といいます。人は心の中にいくつか会計勘定を持ち、お金を仕分けする傾向があります。あらかじめ天引きされて手元に入ってこないお金は最初から「なかったもの」と認識するのです。
だからこそ、メインバンクからサブバンクに資金を移してしまえば、無駄づかいができなくなり、お金がたまるのです。これはやってみる価値があると思います。
マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ) AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に『誰でもできる 確定拠出年金投資術』(ポプラ新書)など。
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