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大西洋・三越伊勢丹HD社長=谷多由撮影
<三越伊勢丹>志半ば「裸の王様に」…業績悪化、大西降ろし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000086-mai-bus_all
毎日新聞 3/13(月) 21:45配信
日本百貨店協会の会長を務め、「業界の顔」として発言力のあった大西洋・三越伊勢丹HD社長は、なぜ突然辞任することになったのか。
「業績が悪化する中で、大西氏は裸の王様になってしまった」。ある社外取締役は、辞任劇をこう振り返った。
大西氏は2012年に社長に就任。婦人服がメインの百貨店業界で、紳士服を展開する「メンズ館」を成功させた異色の経歴を持つ。構造的な不振が続く百貨店頼みの経営から脱却しようと「改革」を掲げ、婚礼やレストラン事業に参入、経営を多角化した。
しかし、構造改革が軌道に乗る前に、16年度に入ると4〜6月期の営業利益が前年同期比47.7%減となるなど苦境が鮮明になった。社内では「新規事業の成果が見えない。人手不足なのに、経営をむやみに多角化しすぎている」(中堅社員)と不満がくすぶり、大西氏の求心力は急激に低下した。
ひずみが決定的になったのは、昨年11月の16年9月中間決算の記者会見。大西氏は、社内決定していない広島三越(広島市)など地方4店の売り場縮小に言及した。マスコミに発信して構造改革をアピールするのは大西氏の常とう手段だったが、社員の間では「決まってもいない話をなぜ言うのか」と反発が強まった。
地方店の縮小によるリストラを警戒する労働組合は、経営側に大西氏の辞任を要求。「このままでは会社がもたない」と危機感を募らせた石塚邦雄会長(67)に社外取締役3人も同調し、今年2月から「大西降ろし」の動きが本格化した。社外取締役の一人は「社内外への影響を考え解任ではなく辞任の形にするため、本人に辞任を説得した」と明かす。今月4日、本社の一室で、石塚会長は大西氏に辞任を要求。社外取締役らの「説得」の効果もあり、大西氏はその場で了承し、7日の取締役会で正式にトップ交代が決定した。大西氏は辞任について、周囲に「自分の責任だから仕方ない」と漏らしたという。
大西氏は百貨店協会長も18年5月までの任期を残して退任。13日の新社長就任会見にも姿を見せず、志半ばで表舞台から去った。【浜中慎哉】
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