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三越銀座店と大西洋社長(C)日刊ゲンダイ
電撃社長交代 市場が騒ぐ「三越伊勢丹HD」解体と救済先
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201183
2017年3月11日 日刊ゲンダイ
三越伊勢丹HDは大丈夫なのか。“ミスター百貨店”とも呼ばれる大西洋氏(61)が、突然、社長辞任を発表し、社内外に激震が走った。
「突然すぎる交代劇だけに、さまざまな臆測が飛び交っています。現場の不満が爆発寸前で、労働組合が社長交代を迫ったとか、スキャンダルめいた噂話などが流れています。確かなのは業績悪化が辞任の一因ということでしょう」(流通関係者)
株価は敏感に反応した。社長辞任の報道が流れる前の3日終値は1436円だったが、9日は1309円で引けた。下落率は8.8%に達している。
「トップ交代の影響で、投資家はあらためて業績面に注目しています。17年3月期は最終利益予想が前期比で半減です。ライバル百貨店に比べて落ち込みが激しいし、百貨店として生き残っていけるのかと市場は疑問を抱き始めました」(株式評論家の倉多慎之助氏)
2017年3月期の中間決算の店舗別売上高をあらためて見ると確かにヒドイ。伊勢丹新宿店は前年同期比3.7%減、三越銀座店は8.2%減、そのほか伊勢丹府中店(同16.9%減)、伊勢丹相模原店(同11.5%減)など全店(グループ百貨店除く)がマイナスだった。
「今回の社長交代の背景には三越と伊勢丹の対立があったといわれます。そもそも老舗でおっとり型の三越と、最先端ファッションなど流行を取り入れるのが得意な伊勢丹では、企業風土が違い過ぎた。ここは潔く“解体”し、再び三越と伊勢丹に分かれたほうがいい」(倉多慎之助氏)
三越伊勢丹HDの誕生は08年4月。もうすぐ丸9年だというのに両者のにらみ合いは続き、「ミゾはより深くなっている」(グループ関係者)としたら、“解体”は生き残り策のひとつかもしれない。
さらに、ここへきて思いも寄らない再編劇が指摘され始めた。
「三井グループが動く可能性です。三越伊勢丹HDの社外役員には三井グループの重鎮も名を連ねます。三越伊勢丹はもうダメだと三井グループの首脳陣が判断したら“救済”に動くかもしれません。『ららぽーと』や『コレド』など商業施設を手掛ける三井不動産が三越伊勢丹を買収しても不思議はありません」(経済ジャーナリストの松崎隆司氏)
ただ伊勢丹は三菱グループ寄りだ。実際、ホールディングスの社外役員には三井グループ首脳だけでなく、三菱東京UFJ銀行の永易克典元会長が就いている。
三越伊勢丹HDは、三井と三菱の「せめぎ合い」も抱えている。4月1日に新社長に就任する杉江俊彦専務執行役員(56)は難しいかじ取りを迫られる。
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