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スズキの新型ワゴンR発表会で会見後に写真撮影に応じる鈴木俊宏社長=1日、東京都渋谷区(菊本和人撮影)(写真:産経新聞)
軽自動車「三国志」ホンダ「N−BOX」にダイハツ「タント」、スズキ「ワゴンR」が挑む “赤壁の戦い”勝者は?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170225-00000524-san-bus_all
産経新聞 2/25(土) 13:00配信
軽自動車市場がさながら「三国志」の様相だ。絶対王者“魏”のホンダ「N−BOX」に対し、トヨタ自動車を仲立ちに、トヨタ子会社の“呉”ダイハツ工業「タント」、トヨタと提携を検討する“蜀”スズキ「ワゴンR」がともに猛然と戦いを挑む。その構図は魏の曹操軍と、呉の孫権、蜀の劉備の連合軍が対峙した「赤壁の戦い」を彷彿とさせる。史実では連合軍の勝利となった勝敗の行方はいかに−。
平成28年の軽の新車販売台数で見ると、ホンダのN−BOXは前年比0.8%増の18万6367台を売り首位となった。これに対しダイハツのタントは1.1%減の15万5998台で2位、スズキのワゴンRは25%減の8万1134台で9位と大差をつけられた。
N−BOXは23年11月の発売から5年の歳月が経過したが、なおも売れ行きを伸ばし続けている。スライドドアや広い室内空間が評価され、幅広い層に支持されているためだ。
軽市場で圧倒的な強さを誇るN−BOX。その絶対的な王者に対抗しようと、猛然と宣戦布告したのがスズキだ。2月1日に最主力のワゴンRを約5年ぶりに全面改良して売り出した。
スズキには「お客さんがいろいろな選択肢の中で軽を選ぶ中で車名別で1位をなかなかとれなくなった」(鈴木俊宏社長)との反省があり、新型では自動ブレーキといった安全機能を強化したほか、車両を軽量化し燃費は最高で従来のガソリン1リットル当たり33.0キロから33.4キロに向上させた。若者から高齢者まで幅広い年代の好みに合うよう外観デザインが異なる三つのモデルを用意。鈴木社長は発表会の会見で「(新型に)大きな期待をしている」と述べ、車名別の首位奪還への野心を隠さなかった。
実際にスズキは新型ワゴンRで月間販売1万6000台を計画。年間では19万2000台にのぼり、昨年のN−BOXの台数を上回る強気の目標を打ち出した。
ダイハツもN−BOXの追撃態勢を整える。昨年11月末にはタントを一部改良。歩行者との事故を未然に防ぐ衝突回避支援システムを搭載するなど安全性の高さをテコに反撃を狙う。
N−BOX包囲網は、ダイハツを傘下に置くトヨタがスズキと業務提携に向けた覚書を結んだことで、さらに強まる。国内軽市場でダイハツとスズキのシェアは合算で約6割に達する。スズキの原山保人副会長は「ダイハツとは軽市場で今後も切磋琢磨する」と話す。その関係は曹操に対抗するために同盟を結んだ孫権と劉備の関係と重なる。孫権と劉備が連合を組んだ赤壁の戦いでは、孫権軍の周瑜、劉備軍の諸葛亮の知略などで曹操軍を撃破した。ただ、N−BOX、タント、ワゴンRという軽市場での三国志では、そうなるとは限らない。
ホンダは年内にもN−BOXの全面改良を行う見通し。ただでさえ現行モデルの販売の勢いが衰えない中で、燃費などを改善する新型車が売れないはずがない。軽自動車の三国志はどのような物語が紡がれるのか、興味は尽きない。(経済本部 今井裕治)
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