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スズキ&トヨタ提携の裏にある「実は面倒くさい」の本音
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199029
2017年2月8日 日刊ゲンダイ
表向きは華やかだが…(左から豊田章男社長、鈴木修会長)/(C)共同通信社
本当の狙いは何なのか――。
6日、スズキとトヨタ自動車が業務提携することで基本合意したと発表した。「環境技術」「安全技術」「情報技術」「商品・ユニット補完」など幅広い分野で協業する方針だ。
両者は昨年10月から協力関係の構築に向けて話し合いを続けてきた。今後は業務提携の効果を高めるために資本提携についても話し合いを進める方針で、「国際的な競争力の強化が目的」などと報じられている。
だが、ちょっと待って欲しい。今回の提携発表の裏にはスズキ、トヨタ双方の駆け引きが透けて見えるのだ。
■欲しいのは後ろ盾
「マスコミ報道のような前向きの提携ではありませんよ」と苦笑するのは経済ジャーナリストの井上学氏だ。
「スズキが欲しいのはトヨタという後ろ盾なんです。いまだに強い影響力を持っている鈴木修会長は、一昨年に社長に就任した長男の俊宏氏では今後の経営が心細いと案じている。俊宏氏は人柄が温厚な分、カリスマ性に欠けるところがあるのです。そのため修氏は昨年、トヨタの豊田章男社長の父・章一郎氏に“スズキを頼む”と泣きついたと言われています。トヨタを味方にすれば、海外や国内の自動車メーカーから過度の値引き競争を仕掛けられる心配がないからです」
6日、スズキが発表した17年3月期の第3四半期決算によれば、売り上げは4.4%減だが、営業利益は14.4%増。業績は悪くないのだ。
井上氏によれば、スズキが欲しがっているのは「商品・ユニット補完」。スズキのクルマをトヨタの販売網で売り、トヨタ車をスズキで売りたいというのが本音で、ゆくゆくはトヨタに安定株主になって欲しいと考えているという。
「ただし問題があります。章男社長もトヨタの幹部も“章一郎氏にスズキを押し付けられた”という意識があるのです。“面倒くさい”が本音で、業務提携も資本提携も前向きに取り組む気はない。鈴木修氏が存命のうちに資本提携までこぎつけたらスズキの勝ち。資本提携できなかったらトヨタの勝ちというところです」(井上学氏)
修氏は87歳。まさに時間との戦いだ。
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