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就活のスタートラインはどの段階からと考えていますか?
内定を取れる就活生と取れない就活生は、まず何が違うのか
http://diamond.jp/articles/-/117094
2017年2月8日 櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント] ダイヤモンド・オンライン
「能力」や「学力」の両面の優劣を除き、皆さん同じように就活をしているにもかかわらず、内定を勝ち取る就活生と、何十社も受けても就職が決まらない就活生との間に、行動の面で大きな差があるのはなぜでしょうか。
それは、同じ就活という行動をしていても、両者の就活生では「目的」が異なるからです。その「目的」とはどういったものなのか、今回は就活のエントリーに則して考えていきたいと思います。
■何十社も受けても就職が決まらない就活生は
どこに問題があるのか
就活のスタートラインはどこと考えていますか?就活を決意した時ですか?企業に資料請求をした時ですか?それとも友達が就活モードでソワソワし出した時ですか?
私は上記で挙げたいずれの時でもなく、書類選考や筆記試験に通過し、面接の日時が決まった時に、はじめてスタートラインに立ったと考えています。
つまりエントリーをする数よりも、面接に進む数をいかに多くできるかが就活において重要であるということです。ネットからエントリーボタンを何回もクリックしたところで、面接に進まなければ意味がないのです。
何十社も受けているにもかかわらず、就職が決まらない就活生の場合、エントリーをしただけで就職活動をしていると錯覚し、その先のことまで考えていない人が意外にも少なくありません。
一方、複数の企業から内定を勝ち取る就活生は、エントリーの数をただ増やすのではなく、エントリーする前の段階から企業情報を調べて臨みます。それはその会社に入った後の姿をイメージしているからです。オープンエントリーシートを導入する企業も多い中、「ただエントリーをしてみた」「ダメ元で受けてみた」という意識では書類選考すら通りません。企業によって応募倍率は異なりますが、人気企業であれば応募者も多く倍率も高くなります。
■複数の企業から内定を得る就活生は
目標到達まで一直線に突き進む
さらに就活生の目的意識について見ていきましょう。複数の企業から内定を得た就活生の共通点は「素直さ」です。これは他者の意見を素直に取り入れてみるという面もありますが、より注目すべきは「自分の得たいもの、やりたいこと(=自分の目的)に対して一直線である」ということです。
一方、就職が決まらない就活生の場合、「自分の目的に対して回り道をしている」のです。つまり進むべき方向に対してブレーキをかけているのです。
面接を例に取ってみましょう。前回の記事で触れたように、普段から社会人と接するようなアルバイトをしていれば話は別ですが、就活生にとって面接という場は緊張感が高まる非日常的な空間であり、限られた時間の中で面接官にアピールしなくてはなりません。特に最終面接では、役員をはじめ企業のトップとも直接話す機会が設けられます。
そこでのカギは、最低限の「自信」=その場に臨めるくらいのセルフイメージを持っているかどうかです。この「自信」があまりに低いと、面接官の雰囲気にのまれてしまい、自分のアピールをすべて出し切れずに終わってしまいます。
複数の企業から内定を得た就活生を見ていると、この「自信」をつけるために、様々な工夫をしています。例えば社会人と話す機会を多く設けたり、OBと積極的に触れ合ったり、中小企業の面接を踏み台にして面接に慣れていったりするのです。この行為が社会的に良いか悪いかは別として、「自信」をつけるために「直接的」なアプローチをします。
一方、就職が決まらない就活生の場合、就職に直接関係のない資格取得に力を注いだり、ただ就活本を読み漁ったり、企業の口コミをなんとなく見てみたりといった「間接的」なアプローチでとどめてしまいます。それでは時間がむなしく過ぎ去っていくだけです。
重要なのは、募集の選考が具体的に進んでいる段階ではないからといって、安心してはいけないということです。最終的には本題に戻って就活を進めていく必要があります。
このように、企業の募集は書類選考に時間がかかるにせよ、就活のスタートラインに立った一次面接から最終面接までの期間が1ヵ月前後と短いところが圧倒的に多いはずです。目指す場所(=就職先)に到達するまでの道のりも、目的意識を持って進めていくかどうかで、複数の企業から内定を勝ち取る就活生と、何十社も受けても就職が決まらない就活生とでは、大きさ差となって現われるのです。
就活の目的は「能力」「学力」を高めることではありません。だからこそ、学校に行けばいい、それっぽい資格を取ればいいというキャリア教育から、より実践的に肌で感じるキャリア教育に変えていく必要があります。
これは就活生だけに限った話ではありません。例えば私自身もこうした事態に陥る可能性があります。転職する際や独立する際にも同じことがいえないでしょうか。自信がついたらやる、あるいは、時期が来たらやるというのではなく、時に自分自身が「何のために」動いているのか、その先にどう進んでいきたいのかを考える時間が必要ではないかと思います。
(キャリアコンサルタント 櫻井樹吏)
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