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副業解禁、自分に合う「副業資格」の見分け方とは?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8759
2017年2月4日 鬼頭政人 (資格スクエア代表/弁護士) WEDGE Infinity
大人になってから実務に役立つ資格取得を目指す場合、大きく分けて下記の3パターンが通常であった。
1つ目のパターンは、35歳前後で今後の自分の昇進や昇格がどのくらいなのかが現実的になり、思い切って資格で新しい活路を見出すパターン。
2つ目は、社内でのキャリアアップや必要に迫られて資格取得を目指すパターン。
3つ目は、定年間近になり、定年後のセカンドライフで活かすツールとして資格を勉強するパターンである。
■資格を副業として活かす
しかし、近頃はこの「資格取得をする理由」に新たな理由が加わってきている。それが「資格を副業として活かす」パターンである。少し前までは本業以外に副業をしているという話が出れば、「本業でも未熟なのに」「本業に支障をきたす」などの理由で非難されたものである。
しかし時代は変わり、今やロート製薬などの大手企業も副業を推奨し、ひいては政府までもが「働き方改革」として正社員の副業や兼業を後押しする流れにある。副業が国の政策方針となったと言っても過言ではない。
そうした中で現実に副業を考える方も出現し、その手段として注目されているのが「資格」である。考えてみても確かに、40代や50代の方の副業で皿洗いや道路工事などの肉体労働はなかなかきついものがあり、今までの知見を活かした知的生産で収入を得たいと考えるのは自然な流れである。
では一体、どのような資格が副業に役立つのか? オンライン資格試験サービスを運営する身として、客観的かつ専門的に分析していきたい。
■自分の適性を見極める
まず副業として資格を活かす場合、自分の適性を見極め、興味のある分野の仕事を行ったほうが良いと私は考えている。本業でストレスを感じ、副業でもストレスを感じていては身が持たないからだ。副業は自分の興味のあることを行い、収入とストレス発散を同時に行うという形がベストである。
本業の仕事が天職だというのであれば素晴らしいことであるが、どうしても長年一社だけに勤めていると感覚が鈍化してしまう。副業で得た知見を本業に活かすためにも、自分の今までの経験を活かすことができ、かつ新しい視界が広がる分野での副業をお勧めする。
細かい作業が得意な総務部・法務部の方へは「行政書士」
もし今、総務や法務にお務めで一般事務が得意という方は、行政書士の資格取得をおすすめする。行政書士は「街の法律家」と言われている。そのフレーズからは、顧客とのコミュニケーションが主体の仕事であると想起されるであろう。一般事務に従事し営業の経験がない人だと、今さらコミュニケーションに関わる仕事をしても、、、と思う方もいるであろう。
しかし、行政書士は細かい事務作業が得意な人ほど向いている副業資格であると、私は認識している。
行政書士の仕事は、実は書類作成・提出などの書類を取り扱う仕事がほとんどである。顧客の要望に応じ官公署に提出する書類を作成し提出する。営業許認可関連の書類など、顧客のビジネスや人生に密着した書類に関与するため、誤字脱字やそのほかの簡易的なミスも許されない。また書類作成のスピードも求められるので、今まで一般事務に精通してきた人間であればあるほど、適性が高いといえる。
書類作成を楽しめる人であれば、行政書士としての副業はお勧めである。
■人からの縛りを嫌う自由人なら「中小企業診断士」
取引先と打ち合わせをするとしばしば、「ああ、この人中小企業診断士に向いているな」と思う方に出会う。その方たちの特徴は、打ち合わせなどでロジカルに話をし、知識が多い。日ごろから情報収集をし、知識を蓄えていることがわかる。しかし、決して経営者というわけではなく、強くはしゃしゃり出てこない。
もしこういう特徴をお持ちで、自分は縛られたくないと考えている方がいれば、中小企業診断士の資格取得をお勧めする。
中小企業診断士は、端的にいえば経営コンサルの国家資格である。単独での仕事獲得はなかなか難しい面もあるが、人脈のある40代50代のビジネスパーソンで、本業である程度の実績を残している方であれば、それらを活かし副業として活躍することは十分可能である。
中小企業診断士の勉強では、MBA並みの知識を学ぶため、そのコンサルの範囲は非常に幅広い。また、情報交換の場としての内部コミュニティの結束も強い。それゆえ、知人経由で仕事が転がってくることがままある。仕事の幅が広く、紹介経由での仕事も見込めるというのは、まさに自由な人にお勧めの副業資格である。
■W資格の最高のパートナー「FP(ファイナンシャルプランナー)」
もしも今すでに税理士や社労士、宅建士の資格を持っておりそれを活かす業務に携わっているのであれば、ファイナンシャルプランナーの資格取得をお勧めする。
ファイナンシャルプランナーは、「家計の専門家」とも言われており、保険や税金、相続や資産運用などの生活に密着するお金に関するスペシャリストである。
それ単体で活躍するには、中小企業診断士と同様にそれまでの経験がなければなかなか厳しい面もあるが、W資格のパートナーとして取得するのであれば最高の相棒である。
「資格」と言えば、その分野の専門知識を身につけたスペシャリストが思い浮かぶ。宅建士なら不動産、社労士なら人事総務の法律の専門家である。こうした観点から言えば、ファイナンシャルプランナーは、ライフプランニング(人生におけるお金の運用方法)の専門家である。
長期の目線で物事を見ることを得意とするため、他の専門知識と組み合わせると相性が非常に良い(例えば、宅建士+FP=不動産の売買+それに伴う資金繰りの提案)。顧客のリクエストに応え、より長い目線で寄り添う形の仕事ができるのである。
ファイナンシャルプランナーとして独立して仕事をしている人が多いのも、こうして長く顧客にかかわることができることがその一因であろう。
以上、私が考える副業資格の一部をご紹介した。最近の傾向としCtoCでの個人主催の教室プラットフォームが普及を始め、自らが望めば、一般の方でも講師として登壇できる場が増えてきている。このような場を活かし、自らの知見をシェアし知名度と価値を高めていくのも、現代だからこそできる副業資格の形である。
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