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【グラフ1:1日の平均勤務時間】回答総数534人/有効回答が30人以上の診療科に絞り、それ以外は「その他」にカウントした/「外科」「整形外科」「内科」の数値は、複数の診療科で申告されていても、同系統の診療科と認められた場合は統合した
46%が年収1600万円以上! 現役医師534人調査でわかった「リアル」〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170203-00000015-sasahi-life
dot. 2/4(土) 7:00配信
医師に対する目が厳しさを増す昨今、もはや世間一般が抱くイメージほど、医師は割に合う仕事ではない? アエラムック『AERA Premium 医者・医学部がわかる』では、医師専用コミュニティーサイト「MedPeer」の協力を得て、現役医師534人に一斉アンケートを実施。「1日の平均勤務時間」や「平均年収」など、「リアル」な数字がわかった。
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医師の働き方は、病院などに雇用されて働く「勤務医」と、自ら病院を経営する「開業医」に大きく分かれる。勤務医は規模の大きい病院で最新の医療技術を学んだり専門性の高い症例を数多く経験できたりするなどのメリットがあるが、当直や院内の人間関係などわずらわしいことも多い。一方、開業医は、患者の診療に加え自分で病院を経営しなければならない。しかし、当直は地方自治体の当番程度で、勤務時間は自由に調整できる。
大学病院を辞めて地元で開業した40代男性A医師によれば、「仕事の面白さから言ったら大学病院だったが、当直がきつく、給料も安かった。勤務医は都心より地方のほうが人手不足で忙しいが、給料はアップする傾向がある。どの診療科でも、開業に踏み切る理由は生活の質と収入を求めた結果が多い」という。
とはいえ、半数の医師が6〜8時間の睡眠時間を確保し、45%は月4〜6日の休日を取得している。「以前は当たり前だった当直明けの連続勤務をなくすなどの改善も始まっている」(同)。
■若手医師の生活を支えるアルバイト
医師免許を取得し晴れて医師となると、いよいよ研修医生活がスタートする。しかし、研修医期間はいわば見習い期間。薄給は覚悟しなくてはならない。若手医師たちの生活を支えるためになくてはならないのが外来や当直、健診などのアルバイトだ。
アルバイトの解禁は、初期研修期間(2年)は研修に専念することが法律で義務づけられているため、後期研修期間からとなる。この時期の給与は研修する病院にもよるが、額面で月15万〜20万円程度が相場。実質使える金額は十数万円で、親からの仕送りでしのいでいる医師たちも多い。また、大学病院の勤務医の給与は役職がついてもそれほど高額にはならないため、中堅でも関連病院(いわゆる外病院)にアルバイトに行くのが慣例になっている。
当然だが、アルバイトは本来勤務している病院の休日や勤務明けの夜に入れることになる。若い研修医にとっては、見学ではなく実際に患者を担当し、生の臨床を経験できる貴重な学びの場でもある。
■開業医は3人に1人が「8時間勤務」
グラフを見てほしい。データから医師を取り巻く厳しい現状がわかる。30代の45%が10時間以上、外科医の19%が12時間以上も働いている。その一方、開業医はおよそ3人に1人が8時間未満で仕事を終える。眼科や整形外科では、それぞれ半数以上の医師が8時間以上10時間未満の勤務だった。また産婦人科では、46%もの医師が10時間以上働いていることがわかる。
次に、現役医師に「平均年収」を尋ねた。800万円未満が全体の7%しかいない一方、1600万円以上が半数近くの46%もいる。2000万円以上に絞っても23%を占めており、やはり医師は「高給取り」の仕事のようだ。
■患者の笑顔が最高の喜び
医師は何に仕事のやりがいを見いだしているのか。調査の結果、1位は何といっても、「患者さんに感謝されること」だった。
医師は、患者一人ひとりの人生の重要な局面に立ち会い、目の前の患者の人生を背負ってベストと思われる治療を決めていかなくてはならない。その結果患者の期待に応えられ、笑顔で感謝されることは、医師にとって無上の喜びなのだ。調査でも、貯金や収入をやりがいに挙げる医師は皆無だった。
「収入や仕事を求めて志望しても続きません。医師をやりたい人であればとてもやりがいのある職業です」(50代男性、麻酔科・漢方医学)
「どんな仕事でも苦しいことやつらいことはありますが、命に関わる仕事なので責任は重大です。周囲の声で何となく、という気持ちでは長続きしません。本当になりたいのか、自分としっかり向き合って進路を決めてください」(50代女性、精神科)
一方、日々進歩する医療の世界では、昨日の常識が今日は通用しないことも多い。
「医師という仕事は生涯勉強で自己を精進させ続ける必要がある。患者さんのため、世のため人のためという精神が大前提」(50代女性、乳腺・内分泌外科)
医学部を卒業すると他業種に就くことは難しくなり、後で転職もしづらい。受験前に一度自分と向き合い、医師という「聖職」に身をささげる覚悟のほどを確かめておきたい。(文/山口茜、調査/メドピア株式会社)
※アエラムック『AERA Premium 医者・医学部がわかる』より
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