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30日、聯合早報によると、オーストラリアのコンサルタント会社デロイト・アクセス・エコノミクスのエコノミストが「オーストラリアの経済をけん引するのは中国であって、トランプ政権下の米国ではない」と述べている。資料写真。
「豪州の経済をけん引するのは米国ではなく中国」、豪専門家が指摘―SP華字メディア
http://www.recordchina.co.jp/a162450.html
2017年2月3日(金) 6時20分
2017年1月30日、シンガポールの華字メディア・聯合早報によると、オーストラリアのコンサルタント会社デロイト・アクセス・エコノミクス(DAE)のエコノミストであるクリス・リチャードソン氏がビジネス展望報告書で、「オーストラリアの経済をけん引するのは中国であって、トランプ政権下の米国ではない」と述べている。
新華社がオーストラリアの国営通信社オーストラリアン・アソシエーテッド・プレス(AAP)の30日の報道を引用して伝えたところでは、リチャードソン氏は、2017年においても中国はオーストラリア経済にとって依然として大きな存在であり、トランプ大統領はメディアの注目を集めることはできても、世界経済への影響力には限りがあると分析している。
リチャードソン氏は「中国の現在の経済のモデルチェンジには一定のリスクがあるかもしれないが、中国政府はハードランディングを避ける取り組みを怠っておらず、持続的な経済成長を維持している。この状況から見て、17年も中国は世界経済の成長をけん引するだろう」と述べた。
一方、米国に関してリチャードソン氏は、トランプ大統領が米議会を通じて経済政策への重大な調整を加えることは困難であり、「米国はゲームのルールを変える主要なプレーヤーにはなりえない」とした。
報告書はさらにオーストラリア経済の成長は続くと予測しており、リチャードソン氏によると、低金利およびオーストラリアドルの為替レートの低さによる刺激作用は徐々に弱まり、不動産および建設業の好況も頭打ちに近づいてはいるが、失業率は安定して推移しており、輸出も好転し続けている。特に石炭や天然ガスの輸出はいずれも増加し、政府のインフラ投資も経済成長に効果的であるという。
また、オーストラリアドルのレートも現段階では大きく変動しないが、18年末から上昇に転じる可能性があり、米国が通貨引き締め政策を継続して、世界各国の多くが利下げするのではないかとも予測した。(翻訳・編集/橋本)
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