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大手キャリアのユーザーからすれば信じ難いほど安い格安スマホ。安さの理由やメリット・デメリットなどの基本情報をおさらいしよう(写真はイオンモバイルの店舗) Photo:Rodrigo Reyes Marin/AFLO
5分でわかる「格安スマホ」基本から乗り換え方まで
http://diamond.jp/articles/-/116379
2017年2月2日 藤野ゆり[清談社] ダイヤモンド・オンライン
「格安スマホ」に注目が集まっている。テレビCMで盛んに目にする「スマホ月額使用料1980円〜」のうたい文句や、SNS閲覧分はデータ容量に含めないなど、各社独自の料金プランを打ち出し、もはやdocomoやSoftBankなど大手キャリアに迫るほどの勢いだ。どうして安いのか、今までのスマホと何が違うのか。なんとなく今さら人には聞きにくい、格安スマホの基礎知識をガジェットに詳しいジャーナリストの熊山准氏に教えてもらった。(文/藤野ゆり[清談社])
■大手キャリアで何年も
同じ端末を使っている人は「最悪」
「最初に言っちゃうとスマホユーザーで一番最悪なのは、大手キャリアで何年も同じ端末を使って、一定の金額をだらだら払い続けている人でしょう。分割で料金に組み込まれていた端末代もとっくに払い終わっているのに、なぜか月額料金が安くならない、それどころか高くなっている、というパターン。そういう人にこそ、格安スマホはおすすめです」(熊山氏)
確かにキャリアの携帯は長期で同じ端末を使い続けても、あまり安くなる印象はない。毎月の料金もバカにならないため、格安スマホに注目が集まるのも当然だろう。
しかし、大手携帯会社である3社の料金がほぼ一律なのに対して、なぜ格安スマホだけ格段に料金が安いのだろうか?そのカラクリは通信回線の仕組みにあるのだという。
「格安スマホといわれるものは、格安SIMが入ったスマホ端末のことを指します。この格安SIMを提供しているのが、Y!mobileやUQmobileなどの通信事業者です。これらの事業者はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれています。ドコモ、au、ソフトバンクといったMNO(キャリア)が、基地局などの設備を自前で保有し通信サービスを提供しているのに対して、MVNOはキャリアにお金を払って回線を借り、サービスを提供しているんです。つまり、自社の設備を保有していないから安いわけです」
さらに全国各地にショップがあり、それぞれカウンターを置いているキャリアと違って、MVNOにはほとんどショップがないという特徴がある。
「全国にショップ展開をすれば、当然、莫大な店舗代や人件費がかかります。MVNOはその点コストがかかりません。これも月額料金を抑えられる理由です」
しかし、MVNOは、回線を貸している側のキャリアからすれば、自分たちがせっかく投資して築いたサービス網を横取りされるようなもので、メリットがないように思えるが…。
「確かに一見するとメリットがないように感じますが、携帯通信のインフラは先行投資が重要。今、主流のLTE(第4世代)や次世代の通信網である5Gのように通信業界の流動は激しいので、切り替えを頻繁に行っていかなければなりません。引き終わった回線網をMVNOに貸し出して得た利益を、新規回線の投資に回すわけです。そのためMVNOにユーザーが流れていくのも、多少は仕方ないと考えているのでしょう」
■MVNOの意外なデメリット
通信品質に注意!
回線を借り、自社保有の店舗などの設備がないからこそ、リーズナブルな料金でサービスを提供できるMVNO。なにかデメリットはないのだろうか?
「落とし穴があるとすれば、通信品質ですね。自前の基地局があるキャリアに比べ、借り物の回線を使用しているMVNOは通信品質が下がることもあります。例えるなら、MVNOは大きなビルに入っている小さなテナントのようなもの。ビル本体よりもテナントの電力は後回しになるし、ユーザーが増えすぎてしまうと、それぞれに行き渡る量が少なくなって、通話、通信品質にはどうしても波が出てしまいます」
そのため、人によっては通信速度が遅いと感じる場合もあるという。通信速度にこだわる人にはおすすめできない。その他にも、格安スマホを利用する際の注意点はあるのだろうか。
「店舗がほとんどないため、サポートが対面ではなく、基本的にネットでの対応になる点を考えると、ある程度スマホやネットに関する知識がある人が使ったほうがいいでしょうね。あとキャリアメールやau WALLETなどのキャリア決済が使えなくなるのが、意外と不便という声も聞きます」
さらに格安スマホ市場に出回る端末は、いい機種、ダメな機種の見極めが詳しい人でないと難しいという面もあるようだ。購入の際は事前に端末やプランについてある程度、調べたほうがいいだろう。
しかし玉石混淆の端末を選択するより、今使っている携帯をそのまま使い続けたいという人も多いだろう。機種変更せずに、料金だけを抑えたい場合はどうすればいいのだろうか?
「基本的に最近のdocomoの端末ならMVNOでそのまま使えます。いま使っている端末のdocomoのSIMをそのまま格安SIMに変更すればいいだけです。iPhoneもdocomoで契約したものならそのまま使えますし、最近はMVNOでもiPhoneの端末代金込みのプランもありますよ」
■月々○○円の節約!?
乗り換えのタイミングも重要
最後に、MVNOに変えるにあたって一番気になるのは、やはり具体的な値段だろう。MVNOは、とにかく月々の携帯料金を抑えられるという圧倒的な魅力がある。通話量や通信量など個人差があるだろうが、乗り換えた場合、だいたい月々の料金はどれくらい安くなるのだろうか。
「MVNOは端末の本体代も通信料も、そしてSIMの料金も安いんです。いまは携帯の端末代金(分割)と月額料金セットで、3000円前後のプランもあります。SIMカードだけの販売もしていますけど、特に機種にこだわりがなければ端末ごと乗り換えてしまうのがラクだと思います」
例えば、いま人気のMVNOの月額料金は、データ通信量が1ヵ月6GB+通話プランで約3000円前後。最近はデータ容量を気にせずに大容量で使えるプランも増えてきた。
「現在、大手キャリアに月8000円前後を支払っているとすると月5000円の削減。年間で6万円ものコストカットになります。ずっと使い続けていくものだからこそ、この差額は大きいですよね」
MVNOの料金プランも多様化しており、通話量が多い人、データ量が欲しい人、SNSを頻繁に開く人など、自分に合ったプランを選べるという。
「自分に合った機種やプランを検討し決定したら、いよいよ乗り換えなわけですが、最後に解約のタイミング。これも重要です。解約料がかからない更新月に乗り換えるのが一番お得ですよね。でも解約料を渋ってだらだら払い続けても仕方ないので、思い切って乗り換えてしまってもいいと思います。解約料は数ヵ月で回収できますよ」
防水、おサイフケータイ付きなど続々と多彩な機種がそろい始めている格安スマホ市場。現在のスマホ料金に不満を持っている人は、格安スマホの使用を検討してみてもいいかもしれない。
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