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価格差拡大、5月福島産アスパラガス、当然の結果です。
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2018/06/25(月) 19:43:15 めげ猫「タマ」の日記
5月アスパラガス価格を最大産地の北海道(1)と比較すると、1キログラム当たりで
福島産 1,464円
北海道産 1,635円
福島産が△171円安
です(2)。昨年4月の価格差△130円よりも大きく、価格差が拡大しています。これは福島産に対する消費者の正しい理解が進んだ結果であり当然のことです。
福島県を代表する野菜にアスパラガス、キュウリ、トマトがあります(3)。以下に福島産アスパラガスの東京中央卸売市場への月別出荷量を示します。
※1(2)を集計
※2 4月までは2008年から18年までの平均、6月以降は2008年から17年までの平均
図−1 福島産アスパラガスの東京中央卸売市場への月別出荷量
図に示すとおり福島産アスパラガスのピークは5月です。福島のアスパラガスのシーズンはキュウリやトマトより早く始まります。アスパラガス価格はその年度の福島産野菜価格の選考指標になります。
福島のアスパラガス産地の一つに二本松市、本宮市、大玉村からなる安達地区(4)があります(5)。以下に位置を示します。
※1(6)のデータを(7)に示す手法で3月11日に換算
※2 旧避難区域は(8)による。
図―2 事故から7年以上を経て汚染されている福島
図に示す様に福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(9)を概ね超えています。福島のアスパラガスは汚染された地でも作られています。以下に安達地区の各年1月から5月までの1年間の合計の葬式数を示します。
※1(10)を集計
※2 各年1月から5月
※3 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―3 福島・安達の各年1月から5月の葬式(死者)数
福島・安達の葬式(死者)数は
事故前(2010年1月〜年5月)475人
今年(2018年1月〜年5月) 544人
で15%増えていました。このような事が起こる確率を計算したら統計的に差があるとされる5%を下回る(12)、3.1%でした。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(13)による
福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(14)。以下に結果を示します。
表ー2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
※ (14)を集計
この表について
「相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%です。は嘘で、正しくは16.5%だ。」
と嘘を流す方がいるので(15)計算方法を示します。
まずは基本データとして
@母数(全体の数) 715
A福島産米を避ける 551
B福島産野菜を避ける 530
C福島産米と野菜を共に避ける 417
です。ここから導かれる量として
D福島産米のみ避ける 134(A−C)
E福島産野菜のみ避ける 113(B−C)
F福島産米や野菜のどれか、ないし共に避ける 664(D+E+C)
母数からF(福島産米や野菜のどれか、ないし共に避ける)を引けば、福島産米も野菜も避けない(すなわち共に許容する)の人数が出てきて51人です。これを全体の数(母数)で割ると7.1%(51÷715)になります。
表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では表に示す通り715人中530人の方(全体の74%)が福島産野菜を避けています。当然ながら福島産アスパラガスも避けていると思います。以下に相馬・南相馬市の同じく各年1月から5月までの合計の葬式数を示します。
※1(10)を集計
※2 各年5月から翌年4月の1年間
※3 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―4 相馬・南相馬市の各1月から5月の葬式(死者)数
図に示すとおり震災犠牲者を除けばそれ程には増えていません。数値を記載すると
事故前(2010年1月〜年5月)578人
今年(2018年1月〜年5月) 589人
でほんと変りありません。
福島産アスパラガスは汚染され葬式が増えた安達は産地の一つです。そして、福島産野菜を避けている相馬・南相馬市では葬式が増えていません。福島県は福島産アスパラガスは「安全」だとしていますが(16)、消費者の理解が得られるのでしょうか?以下にアスパラガスの東京中央卸売市場の取引価格を示します。
※(2)にて作成
図−5 アスパラガスの東京中央卸売市場の取引価格
北海道は日本最大のアスパラガスの産地です(1)。北海道と福島を比較すると、事故前は図に示すようにほぼ同等の価格でした。事故後は福島産は大幅にやすくなりました、今年5月の価格は1キログラム当たりで
福島産 1,464円
北海道産 1,635円
福島産が△171円安
です(2)。昨年4月の価格差△130円よりも大きく、価格差が拡大しています。これは福島産に対する消費者の正しい理解が進んだ結果であり当然のことです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
安倍出戻り総理と同じよう(17)に福島は「安全」だと主張するかたも平気で「嘘」をつくのはリファレンス(15)の通りです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島を代表する野菜にキュウリもあります(3)。6月に入り福島の直売所では「きゅうりまつり」が開催されました(18)。福島はキュウリの季節になりました。福島県塙町辺りのキュウリは美味しいそうです(19)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県塙町のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
※(20)を引用
図―6 福島産キュウリが無い福島県塙町のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県塙町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2565.html
(1)アスパラガスの生産量の都道府県ランキング(平成28年) | 地域の入れ物
(2)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(3)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(4)福島県 - Wikipedia
(5)安達の農業 - 福島県ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島県の推計人口(平成30年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(11)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(12)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(15)品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査は… 赤かぶ中のコメント
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)東京新聞:加計氏発言、首相と矛盾 会見でほころび新たに:社会(TOKYO Web)
(18)農産物直売所 みらい百彩館「んめ〜べ」 – JAふくしま未来 直売所「んめ〜べ」のブログ
(19)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(20)グディング/塙店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
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