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米、プルトニウム削減を日本に要求 核不拡散で懸念 政府、上限制で理解求める (日経新聞)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/812.html
投稿者 絶(PC) 日時 2018 年 6 月 10 日 09:42:42: UZDGrfgAJeWkw kOKBaVBDgWo
 

米、プルトニウム削減を日本に要求 核不拡散で懸念
政府、上限制で理解求める
2018/6/10 2:00
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31583890Z00C18A6MM8000/

 米政府が、日本が保有するプルトニウムの削減を求めてきたことが9日分かった。プルトニウムは原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理で生じ、核兵器の原料にもなるため、米側は核不拡散の観点から懸念を示す。日本は保有量の増加を抑える上限制(キャップ制)を導入し理解を求める。プルトニウムを再利用する核燃料サイクルを進める日本の原子力政策に影響を与えそうだ。

 プルトニウムの製造は核兵器への転用を防ぐため原則禁止だが、資源の乏しい日本は再処理して原発で再利用することを日米原子力協定で認められてきた。非核保有国で再処理を認められている国は日本だけだ。

 日本は原発などで燃料として消費するはずだったが、2011年の福島第1原発事故以降、全ての原発が停止した。その後も再稼働が進まず、プルトニウムを燃料として再利用できていないため、たまり続けている。すでに原子爆弾約6千発に相当する約47トンに達し、国内外の原子力関連施設で保管する。

 核兵器への転用リスクがあるプルトニウムを日本がためこむことは、中国などから「不要の疑念を呼ぶ」とかねて批判されてきた。米国は12日の米朝首脳会談で、北朝鮮に完全な非核化を迫る。国際社会は核不拡散へ断固とした姿勢をみせており、日本を特別扱いできないと判断した可能性もある。

 このため、米国家安全保障会議(NSC)などは日本政府にプルトニウムの適切な利用・管理を要求した。プルトニウム保有量に上限を設け、削減策を公表することや、日米原子力協定が自動延長されるのにあわせて日米共同文書を発表することなどだ。

 米国の要請を受け、日本のプルトニウム管理を担う原子力委員会はプルトニウム保有量を減らし、現在の水準は超えないとの方針を6月中にも決める見通しだ。使用済み核燃料の再処理でプルトニウムを生み出す日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の操業も、先送りする可能性が高い。事実上の上限制で、国際原子力機関(IAEA)へ6月下旬にも報告する方向で調整している。

 政府は大手電力会社でつくる電気事業連合会へ、プルトニウム保有量を減らすよう依頼した。再稼働が進む西日本の四国電力と九州電力の原発で、東京電力と中部電力の保有分を、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)として原発で燃やして消費するよう検討を求めた。

 電力各社は国内の原発でMOXを消費してきたが、自社の原発で発生した分に限っており、他社の原発から生じたものは原則利用していなかった。このため他社から受け入れることには抵抗感が強く、立地自治体の反発も予想される。実現へのハードルは高い。

 日本は原発を基幹電源と位置づけてエネルギー政策を推進するが、再稼働が思うように進まないにもかかわらず、たまり続けるプルトニウムの問題を放置していた。

 再稼働が全国的に進まない現状だとプルトニウムの消費が進む可能性は乏しい。日米原子力協定の自動延長後は、6カ月前までにいずれかが通告すれば一方的に協定を終了できる。保有量が減らないまま米国が協定の見直しを迫れば、再処理が認められなくなり日本のエネルギー政策は岐路に立たされることになる。


 日米原子力協定
 使用済み核燃料の再処理を認めるなど、日本の核燃料サイクル政策の根拠となっている2国間の協定。米国は日本がプルトニウムを核兵器に使用せず、発電など平和利用に限ることを条件に原子力関連の燃料や技術を輸出することを決めている。
 現行の協定は1988年に結び、30年後にあたる2018年7月が期限。協定は期限の6カ月前までに日米いずれかが破棄や改定交渉を申し出なければ自動延長される。現在は双方から申し出がないため自動延長される予定だ。  

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コメント
 
1. 2018年6月10日 10:49:48 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[8777]
米国悩ます核問題、行き場なき余剰プルトニウム

「MOX(混合酸化物)燃料化」と「希釈して処分」
プルトニウムを埋めるスペースは、地下600メートル以深が安全と考えられている
米政府はいまだ、プルトニウムの永久処分に向けた解決策を見いだせずにいる。
今年2月に承認された連邦予算は、「希釈して処分」する方がMOX転換より費用が半分以下ですむことが調査で証明された場合、MOX計画を廃止すると明記している。
https://jp.reuters.com/article/special-report-us-nuc-idJPKBN1HW05W

米国の動きにも注目です。


2. 2018年6月10日 11:23:57 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[838]

『プルトニウムの製造は核兵器への転用を防ぐため原則禁止だが、

資源の乏しい日本は再処理して原発で再利用する』と政府は云ってきた。

これは「真っ赤なウソ」だ。

「原爆材料の確保」が中曽根の目的。

アメリカが「日本に保有するな!」と云ったなら、答は「OK!」

イスラム諸国が買いたがっている。どうするアメリカさん!


3. 2018年6月11日 04:06:41 : CqEWHYOUp6 : EoqJFDl8MM8[1]
感電がプルトニウムをアメリカに謙譲したとの説があるが、真の事か。アメリカ和日本をなめきってるから保有を許してるんだろうが、アメリカがそれにけちをつけて、取り上げても其の先は闇だろ。以前に欧州で自家用車のトランクからたくさんのプルトニュウムとかウランが見つかりおお騒動になったが、たしかIAEあ期間のくるまだったはずだ。斯様に、取り扱いにはなぞがおおい。

4. 2018年6月26日 11:03:40 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-1724]
2018年6月26日(火)

プルトニウム保有に上限

米の懸念念頭 平和利用に限界

 日本政府の原子力委員会は、7月16日に満期を迎え自動延長される日米原子力協定にかかわり、原爆の材料となるプルトニウムの保有量に、新しく上限を設ける方針を近く発表する見通しです。

 現在の国内外の保有量は、原発6千発分に相当する約47トン。米議会や政府関係者らの強い懸念を念頭においた動きですが、既存の枠組みでの対処にすぎず、専門家やメディアからは原子力政策の抜本見直しを求める声がすでに上がっています。

 河野太郎外相は、同協定が今後も持続するよう外交努力をつづけるとした上で、「利用目的のないプルトニウムはもたないことが原則」「しっかりと対応したい」(21日)と強調しました。

 今回の方針では、電力会社間の連携・協力をうながし、プルトニウムを既存の原発で燃やす「プルサーマル」実施の際には、政府が必要な使用済み核燃料の量を決めて再処理実施を認可するなどの内容も盛り込むとみられます。

 抜本的な削減を目指すならば、政府が電力会社に義務づけている、使用済み核燃料をすべて再処理してプルトニウムを取り出す「全量再処理」や、プルトニウムを原発の燃料として使用する「核燃料サイクル」からの撤退が必要です。

 非核保有国で、原発の核燃料の再処理を認めているのは日本だけです。発電などの「平和利用」に使う前提で、日米原子力協定を根拠にこうした政策が可能となっています。

 7年が経過した福島原発事故は現在も収束していません。国民多数も再稼働や「核燃料サイクル」に反対を掲げるもとで、原発という核の「平和利用」は限界に達しています。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-26/2018062602_03_1.html

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

5. 2018年9月30日 00:15:08 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8258] 報告
プルトニウム廃棄、政府が研究へ 米への処分委託も検討

9/29(土) 19:20配信

朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00000045-asahi-int.view-000
プルトニウムに不純物が混ざった「ダーティー・スクラップ」(日本原子力研究開発機構提供)


 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の廃炉などを受けて、政府は、将来燃料などとして活用するはずだった研究用プルトニウムを廃棄する研究に来年度から乗り出す。安全に捨てる方法を探るほか、米国への処分委託も検討する。内閣府の原子力委員会が今年7月、国内外にある「余剰プルトニウム」の削減方針を打ち出したことから、全量を資源として活用する前提を見直し、廃棄を選択肢に加える方針に転換する。

 文部科学省が2019年度の政府予算に、日本原子力研究開発機構による調査費などとして2千万円を概算要求した。日本は、米国などの廃棄研究に参加したことはあるが、単独での研究は初めてという。

 日本は国内外に約47トンのプルトニウムを保有する。このうち同機構がもつのは約4・6トン。機構によると、まず廃棄研究の対象になるのは、実験などの際に不純物が混ざった「ダーティー・スクラップ」と呼ばれるプルトニウムやウランの残骸。茨城県東海村などの研究施設に、0・1〜数百グラム程度のものが数万点ある。性状や大きさを調べてデータベース化を進める。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00000045-asahi-int

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

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