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「乗客がバスを緊急停止させるシステム、日野自が世界初搭載 ドライバーの『急病』に対応」
(乗りものニュース 2018/5/26)
https://trafficnews.jp/post/80520
走行中のバスでドライバーが急病に運転できなくなった場合を想定し、乗務員や乗客がバスをスイッチひとつで緊急停止させることができる装置が開発されました。日野自動車が観光バス「セレガ」に世界で初めて導入します。
■ 運転席と客席に「非常ブレーキ」スイッチ
日野自動車は2018年5月21日(月)、ドライバーの急病といった走行中の異常発生時に、車両を停止させることを支援する「ドライバー異常時対応システム(EDSS: Emergency Driving Stop System)」を開発したと発表しました。夏から大型観光バス「セレガ」に標準装備し、商用車では世界で初めて商品化するとしています。
同システム搭載車には、車内に「非常ブレーキ」スイッチが設置されます。近年、ドライバーの健康状態が急変したことによる事故が多く発生していることから、国土交通省が策定した「ドライバー異常対応システム」のガイドラインに基づいて開発したとのこと。どのようなシステムなのか、日野自動車に聞きました。
――どのようなシステムなのでしょうか?
ドライバーが急病などで運転できなくなった場合に、ドライバー自身、あるいはほかの乗務員や乗客の方がクルマを緊急停止させるシステムです。これを発動させる非常ブレーキスイッチを、運転席にひとつ、最前列座席の左右の情報にひとつづつ設けています。押されると、車内で非常ブザーが鳴り、天井の赤色フラッシャー(警告灯)が点滅するほか、車外に対しても、ホーンを鳴らしながらストップランプとハザードランプを点灯させて異常を知らせます。
――どれくらいのブレーキがかかるのでしょうか?
車速や路面状況にもよって異なるので、あくまで目安ですが、80km/h走行時に10秒で停止する想定です。ただし、押されてすぐに非常ブレーキが作動するわけではなく、運転席側と客席側のスイッチとで、作動するまでのパターンも異なります。運転席側のスイッチは、押されてから約9秒後に、客席側のスイッチは、押されてからごくゆるい制動をかけていったうえで、約11秒後にブレーキがかかります。この作動パターンも、車速や路面状況によって異なってきます。
■ 乗客による「誤操作」に対応する仕組みも
――乗客がみだりに押してしまうことはないのでしょうか?
客席側のスイッチは座席の上方、荷物棚の下部にあり、簡単に押されないようにカバーもしてあります。そもそも、観光バスですので乗客はシートベルトを着用し座席から動かない想定です。そのなかで、ドライバーの様子を確認しやすい最前列だけにボタンを設置しています。
運転席側のスイッチは、ドライバーあるいは乗務員の判断によるものなので、押されればシステムが作動しますが、客席側のスイッチが押された場合は3秒の猶予が設けられており、ドライバーが(自身に異常がないと)判断して作動をキャンセルすることもできます。
――近いうちに、路線バス車両にもこのシステムが設けられるのでしょうか?
路線バス用はすぐに商品化できる段階にはありません。というのは、車速や走行環境などの条件も異なるうえ、きつい制動が急にかかるので、立席も想定される路線バスには強すぎる恐れがあります。座席でシートベルトをした状況を想定した観光バス用のものを、そのまま応用できるわけではないのです。
※ ※ ※
国土交通省によると、急な発作や疾患といったドライバーの異常に起因する事故は、年間200〜300件発生しているとのこと。このため2011(平成23)年から、「ドライバー異常時対応システム」の検討を進め、「押しボタン方式」による異常検知と自動制御については2016年3月に、ドライバーの姿勢崩れやハンドル操作の有無などをシステムが監視する「自動検知方式」については2018年3月に、それぞれガイドラインを策定しています。
日野自動車によると、今回開発したシステムは、押しボタンによる異常検知を受けて単純に減速・停止するだけで、ハンドル操作の補助機能などはないとのこと。国土交通省が策定したガイドラインでは、このような「単純停止方式」のほか、将来的な段階として、車線を維持しながら徐々に減速する「車線内停止方式」、可能な場合に自動で車線変更し、路肩などに寄せて停止する「路肩退避方式」も提示されているなど、自動運転技術の普及も見据えた内容になっています。
【了】
--------(引用ここまで)----------------------------------------------
「乗客のみなさまにお願い。
運転手はときどき意識を失うことがあります。
その場合はこの緊急停止ボタンを押して下さいね」
こんなボタンが付いているバスに乗りたいと思いますか?
意識を失う運転手が増えているのなら、その原因を究明して防止策を施すのが先決ですが、
そういった根本的な解決策は絶対に取らない。
放射能汚染による内部被ばくが原因であることが明らかになるからです。
食品汚染基準を厳しくするだけでもかなりの事故を防げるはずですが、
国も自治体も決してやろうとしません。
そのうち、「緊急停止ボタンを押さなかったのが悪い」と事故の責任を
乗客に押し付けるつもりかも知れません。
いやはや、ものすごい世界になって来ました。
(関連情報)
「運転手の脳疾患事故が増加 バスなど8年で261件 (共同)」 (拙稿 2018/1/18)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/340.html
「京都市バスの32歳運転手が失神し交差点に 通行人らが停車 (MBS NEWS)」
(拙稿 2017/11/11)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/891.html
「路線バス 事故直前に運転手あおむけ状態 (NHK)」 (拙稿 2016/1/9)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/667.html
「バス運転手意識失う事故 4年間で22人死亡 (NHK・NEWSweb)」 (拙稿 2014/8/26)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/887.html
「もう公共交通には乗れない!国交省はバス運転手の『心筋梗塞や脳梗塞』の増加を織り込んでる」
(阿修羅・原発問題 2013/7/16)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/538.html
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