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放射能の半減期を短縮する技術は「ない」と回答!
http://85280384.at.webry.info/201804/article_76.html
2018/04/07 22:24 半歩前へ
▼放射能の半減期を短縮する技術は「ない」と回答!
熊大客員教授、入口紀男さんの「老朽化した原子力発電所の脅威」に大反響。ネットで質問が相次いだ。それだけ放射能に対して「恐怖」を持っているのだろう。
放射能は臭わない。音もしない。形も色も見えない。空気と一緒に吸い込んだら最後、オシマイだ。だからみんなが恐れるのである。
そういえばフクイチ(東電福島第一原発)の爆発から7年以上も経っているのに、いまだに放射能の流出を完全に止めることが出来ないままだ。
当然だ。誰も近づけないのだから、炉心溶解して、タダレタ原子炉の中がどうなっているか見た者はひとりもいない。それが恐い。
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入口紀男さんがネットの質問にこう回答した。
使用済み核燃料には主にプルトニウム239やセシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素131、トリチウムなどの放射性生成物が雑多に含まれています。
それらのうち、プルトニウム239の半減期は2万4000年、セシウム137やストロンチウム90の半減期は約30年、トリチウムの半減期約 12年、ヨウ素131の半減期は約 8日ですね。これらの半減期をそれぞれ短くするための理論的方法や現実的技術はありません。
ですから、使用済み核燃料をそのまま保管して半減期を繰り返させて放射能を失わせていくには、フィンランドのオンカロ処分場のように、さしあたりプルトニウム239の半減期 2万4千年に合わせて、少なくとも「10万年の保管期間が必要」でしょう。
しかし、使用済み核燃料からプルトニウム239を分離して抽出すると、それはプルトニウム原子炉用の未使用の核燃料となり、残りの使用済み核燃料は主にセシウム137やストロンチウム90など、半減期約30年以下のものとなりますね。
したがって、使用済み核燃料の再処理といって、単に使用済み核燃料からプルトニウム239を分離して抽出することによって、残りの使用済み核燃料の半減期は約 2万4千年から約 30年となり、これでいわば「800分の1」になったことになりますね。それなら300年も保管すれば放射能を千分の1にすることが見込めそうです。
青森県の六ヶ所村に再処理工場が建設されました。再処理はプルトニウム239燃料の製造という目的のほかに前記の「800分の1」を目的としていました。
しかし、日本には再処理の技術がまったくないので、工場建設をフランスに丸投げしました。予算7,600億円で1997年に稼働予定でしたが20回以上延期され、予算も2兆円以上投入してまだできていません。実験中に広島原爆3発分の放射能漏れで建屋が汚染しました。
六ヶ所村の再処理工場は「原子炉等規制法」から除外されていて、1日 60兆ベクレルのトリチウムをそのまま海に流してよいことになっています。1日水 100万トンでうすめなければ国の基準値を下回らないからです。稼働しても「周辺で毎年数百人しかがん死しない見込み」(安全審査申請書)として稼働することになっているようです。
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