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前投稿では、がん闘病ブログの共通点を述べたが、
今回はとくに放射能汚染の影響が強く疑われる4つの例を詳しく見てみよう。
最初は、23歳、肺がん・ステージIVで闘病中の花凜(カリン)さん[1]。大阪在住。
3ヶ月以上咳が続き、2017年10月、ALK陽性 右上葉非小細胞肺腺癌 ステージ4
と診断される。すでにリンパ節、腰骨、尾骨、脳に転移。
手術や放射線治療はできず抗がん剤治療中。
喫煙者だが重度のがんになるには若すぎる、大阪在住でひどい被ばくすることは
ないはずと不思議に思って読んでいたが、今年3月11日のブログを見て驚愕[2]。
「2011/3.11 14:46
東日本大震災 今年で７年目なんですね。
沢山の人、沢山の動物が犠牲になった日。
高２の時にボランティアで宮城県の東松島市へ行った事があります。
テレビでは見ていたものの実際の現場を目の当たりにした時は
あまりに悲惨な状況で言葉を失いました。(以下略)」
御本人は気づいていないようだが、このときに大量に被ばくしたのだろう。
ホット・パーティクルを吸い込んだ可能性が高い。
俳優の故・今井雅之さんの顔が頭をよぎる。
花凜さんは犬や猫の世話が大好きで、困っている人や動物を放っておけない
やさしい性格のようだが、それがアダとなった可能性が高い。
震災直後の東北地方はしばらく今とはケタ違いのひどい汚染にさらされていた。
在住者もボランティア等で訪れた人も、健康に細心の注意を払うべきだろう。
次は、23歳で悪性リンパ腫で闘病している東京在住の女性"ゆちくん"さん[3]。
2018年1月に悪性リンパ腫（ステージ Ⅳ）、高悪性で進行の速いバーキットリンパ腫と
診断される。全悪性リンパ腫の1-2%という稀少な疾患である。抗がん剤治療中。
強い抗がん剤で不妊になるので、卵子凍結を試みたが失敗。
野菜嫌いで、コンビニ弁当、メロンソーダ、ケーキ、スイーツ、アイス、
そして深夜のラーメンなど食生活がかなり乱れていたという。
二郎系ラーメンが大好き。
この方の場合、やはり汚染食材を使った弁当やラーメンが被ばくの原因である
可能性が高い。
外食産業はコスト最優先で、どうしても汚染食材が使われる確率が高いのだ。
次は、takarabitoさんによる16歳の息子さんの脊髄内腫瘍闘病記[4]。
2015年3月中学卒業後、歩行が困難になり、順天堂大学病院へ入院、
脊髄内腫瘍摘出手術、4月放射線治療、7月リハビリ専門病院に転院、
11月自宅療養。残念ながら急速に容態は悪化し、2016年4月逝去。
このお母さんは他のブログと違って珍しく放射能汚染に言及している[5]。
「息子が小学5年生だった3月。東北で大きな地震があり原子力発電所が崩壊。
私たち家族の住む町は東京と千葉と埼玉がちょうど重なるあたりで。
ホットスポットと呼ばれていました。放射能が風に乗って町の上を漂っていた頃
たまたま雨が降り。土壌が汚染されているのではないかと言われた地です。」
居住地はおそらく松戸市近辺、"超"がつく高汚染地域である。
息子さんがかなりの被ばくしたのは間違いなく、それががんの引き金を
引いたのではないか。
汚染地域と認識しながら避難もせず飲食にも気をつけなかったのが惜しまれる。
最後に同じく、みーたんさんというお母さんによる17歳の息子さんの闘病記[6]。
病名は性腺外胚細胞腫瘍・縦隔原発（絨毛がん）で非常に稀ながんである。
2016年6月抗がん剤治療開始。合計16クールの治療をするも、がんの勢いは
衰えず、2017年9月9日逝去。
居住地は北関東。おそらく栃木県。言うまでもなく汚染度の高い地域である。
息子さんは釣りが好きだったようで、日立港に行ったりしている。
あのあたりの魚が非常に危険であることは言うまでもない。
魚食によりかなり被ばくした可能性が高い。
以上であるが、発病者のブログやツイートをよく読むと、どこでどのように
被ばくをしたか推測できることが多い。
若い人がこういった希少がんになることは稀である。
放射能汚染の影響とみてほぼ間違いないだろう。
食品や空気の汚染の状況を知っていたら、被ばくに気をつけていたら、
阿修羅原発板を読んでいたら、がんにはならなかったのではないか。
残念である。
何しろ、政府の食品安全基準は放射性廃棄物並みである。
原発事故前の数百から数千倍もの汚染物を国民は食べさせられているのだ。
今からでも遅くない。
闘病中の人も、これ以上病気が悪化しないよう、被ばくしないよう
十分気をつけていただきたい。
それはそうと、みーたんさんが病院で見たという異様な光景が忘れられない[7]。
「
外来化学療法室は満席状態。
廊下にも、空き待ちの患者さんがたくさんいて、
こんなに多くの方が化学療法を受けていることに、
私はビックリしてしまいました
さらにビックリしたのは、空き待ちの患者さん同士の会話。
『貴方は何処の癌？』
『胃がんで、余命は今年いっぱいなんですよ～』
『あら～、私も半年だから～』
1人は50代ぐらいのご婦人。もう1人は20代後半ぐらいの女性。
普通の世間話のように、ニコニコ話してる様子に、さらにビックリ
」
これが原発事故後の異常な世界である。
いよいよ数年間ひそかに進行していたがんが牙をむき出し始めたのだ。
（関連情報）
[1] 「２３歳 肺がんステージIVを生き抜く」 （Amebaブログ Karin）
https://ameblo.jp/nyan-ry/
[2] 同上 2018/3/11
https://ameblo.jp/nyan-ry/entry-12359451053.html
[3] 「23歳。悪性リンパ腫になりました。 【血液のがん、stage Ⅳ】 東京都」 （Amebaブログ ゆちくん）
https://ameblo.jp/takoyakitakun/
[4] 「時流～時の流れに〈息子16才脊髄腫瘍闘病記〉」 （Amebaブログ takarabito）
https://ameblo.jp/takarabito123/
[5] 同上 3016/5/3
https://ameblo.jp/takarabito123/entry-12156669813.html
[6] 「17歳 性腺外胚細胞腫瘍 縦隔原発（絨毛がん）と戦う息子と家族の闘病記」
(Amebaブログ みーたん)
https://ameblo.jp/apoapo1118/
[7] 同上 2017/7/25
https://ameblo.jp/apoapo1118/entry-12295671574.html
[8] 「どんな食生活をしている人が危ないのか」 （拙稿 2016/6/27）
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/106.html
[9] 「釣り人の健康被害が深刻 釣りの好きな人は十分御注意を」 （拙稿 2017/1/15）
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/302.html
[10] 「アイドルの体調不良による欠席・活動休止が続出 おそらく原因は外食中心の食生活だろう」
（拙稿 2017/4/24）
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/807.html
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