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福島・川俣町山木屋小中学校の入学予定者は14人、4年で廃校(めげ猫「タマ」の日記)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/132.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 11 月 21 日 17:53:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

福島・川俣町山木屋小中学校の入学予定者は14人、4年で廃校
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2348.html
2017/11/20(月) 20:04:56 めげ猫「タマ」の日記


 今年4月に避難指示が解除され(1)、来年4月に再開される小中学校の入学希望者は14名です(2)。現状では小学1年から5年生の入学が見込めないので4年で廃校です。来年4月に山木屋に帰還すると、(=^・^=)の試算ではICRPが1年間の公衆の被ばく限度とする年間1ミリシーベルト(3)の倍以上の2ミリシーベルト以上の被ばくが想定されます。子どもを帰還させないのは当然の選択です。

 福島県川俣町は福島県の東側を南北に貫く阿武隈高地(4)に位置する山間僻地です(5)。


 ※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(8)による
 図−1 福島県川俣町 

 図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(9)を殆どで超えています。事故から7年近くが経ちましたが川俣町は汚染されたままです。
 以下に川俣町の赤ちゃん誕生数を示します。


 ※(10)を集計
 図―2 事故から6年連続で女の子が多く生まれた福島県川俣町

 事故後の2011年3月から17年2月末までの6年間に生まれた赤ちゃんは
  男の子 167人
  女の子 210人
で女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら統計的に差がるとされる5%(11)を下回る2.7%でした。普通は男の子が多く生まれるので(12)異常な事態です。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(13)による。



福島の女性はお隣の茨城や宮城に比べても大変に綺麗です。


 ※(14)を引用
 図―3 福島県川俣町の綺麗な女性

 でも喜んでばかりはいられないようです。放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が生じていない根拠として、生まれて来る赤ちゃんの男女の割合(出生性比)に異常がなかったことを挙げています(15)。でも福島県川俣町は違います。広島や長崎で見つからなかった現象が福島県川俣町で起きています。それでも安倍出戻り総理は「安全」になったとして避難指示を3月末で解除してしまいました(1)(8)。そして来年4月1日には学校の再開がきまりました(2)。でも「安全」になったとは(=^・^=)には思えません。来年(2018年)4月1日に帰還したとして、その後1年間で被ばくする放射線量の推計を以下に示します。


 ※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で推計
 ※2 避難区域は(8)による
 図−4 福島県川俣町の2018年4月から1年間の被ばく線量

 図に示す様に川俣町でも、大部分でICRPが1年間の公衆の被ばく限度とする年間1ミリシーベルト(3)以上です。避難指示が解除になった区域の倍以上の2ミリシーベルト以上です。

 以下に川俣町の住宅除染状況を示します。


 ※(16)を集計
 図−5 福島県川俣町の除染状況

 図に示す通りほぼ完了しています。以下に同町に放置されている放射性セシウムの量を示します。


 ※ 計算方法および元データは(17)による。
 図―6 福島県川俣町のセシウム放置量

 図に示す様に事故から7年近くを経て、図―5に示す様に「除染」も終わったのですが放置されている放射性セシウム量はそれ程には減っていません。大部分を占めるセシウム137の半減期は約30年です。30年で半分、60年で4分の1にしかなりません(18)。川俣町に住む限りこれからも放射性物質の中で暮らす覚悟が必要です。 
 安倍出戻り総理は福島県川俣町を時々訪れています(19)(20)。


 ※(20)を引用
 図―7 福島県川俣町を訪問した安倍出戻り総理

 川俣町に限らず彼の訪問先には一つの特徴があります。復興が進んでいる所には出かけますが、復興の見込みの無い所には行きません。事故前の福島県川俣町山木屋には豚1万頭を飼育する養豚場がありました(21)


 ※ Google Mapを引用
 図―8 川俣町山木屋の養豚場跡

 福島県は事故後の2015年時点で、約13万頭の豚が飼育されており、全国20位です(22)。事故後も福島産豚肉は生産されています。以下に福島県相馬市のスーパーのチラシを示します。


 ※(23)を引用
 図―9 福島産豚肉が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 福島県は福島産豚肉は「安全」と主張していますが(24)、福島の皆さんは避けているようです。福島の皆さんが避けている福島産豚肉を全国の皆様なが受け入れるとは思いません。(=^・^=)は事故後は「国産豚肉」は「国産(含む福島産)豚肉」と読み替え、福島産や国産豚肉を買っていません。福島の中でも汚染が酷く避難地域となった川俣町山木屋の養豚場を再開しても売れるか不明です。福島の元避難地域産豚肉を扱っていることが知れ渡れば他の地(例えば栃木や群馬)豚肉も売れなくなるリスクがあります。企業として再開の決断はできません。一方で山木屋の養豚場は図―8に示す様にそれなりの規模です。雇用もあったはずです。川俣町山木屋地区の「復興」には養豚場の再開は不可避です。山木屋の未来は見えません。

 以下に川俣町山木屋住民の居住先を示します。


 ※(24)を集計
 図―10 川俣町山木屋住民の居住先

 図に示す様に帰還が進んでいます。11月1日時点では
  対象 1,110人に対し帰還263人(全体の24%)
です(25)。福島県の発表によると福島県内居住者のうち避難者と認定されているかたは340人です(26)。この方達全員が帰還したとしても最大603人です。図に示す様に2015年時点では1,200人の方がいたので良くて半減です。実態はもっとすくないとおもいます。

 以下に15歳以下の子どもの避難者数を示します。


 ※(24)を集計
 図―11 川俣町山木屋の15歳以下の子どもの避難先

 図に示すようにどんどん減っています。2014年4月には114人(川俣町内61人、町外53人)が避難者とされていましたが、3年半を経過した2017年11月では66人(町内27人、町外39人)で4割以上が減っています。

 川俣町山木屋には事故前には小中学校がありました。避難することないりましたが川俣町内の既存の学校に移転して継続されました。5ヶ月後の来年(2018年)4月には山木屋で再開されるます(27)。以下に2016年時点での川俣町山木屋の小中学校の在籍者数を示します。


 ※(28)(29)にて作成
 図―12 川俣町山木屋小中の学年別在籍者数(2016年)

 図に示す様に小学1年〜3年生がいません。ことしは4年生もいなくなってるはずです。そして学校が再開する来年4月には5年生もいなくなり6年生だけになります。山木屋の学校は小中一貫校として再開するそうですが(2)(27)、再開時に小学6年生だった子どもが中学を卒業する4年後(2022年3月)には生徒がいなくなり事実上の廃校になります。

 図―12を集計すると再開される学校の入学対象となるにはちゅう2016年時点の中学1年生以下です。合計すると24人です。河北新報が報じる所によるとこれが今年は20人に減ったそうです。そして来年春の入学希望者は14人とのことです。川俣町山木屋の子ども達の山木屋離れがすすんでいます。

 しかたが無い事です。放射線防護にはALARA(あらら)と呼ばれる
「すべての被ばくは社会的、経済的要因を考慮に入れながら合理的に達成可能な限り低く抑えるべきである」
との基本的精神があるそうです(30)。川俣町山木屋の現状を見ると、子ども達が被ばくリスクを冒さなけばならないメリットがありません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 11月16日に 川俣町山木屋を貫く国道114号線改良工事の起工式があったそうです(31)。図―4に示す様に避難指示が解除された川俣町山木屋より同町中心部の方が放射線量が低くなっています。距離も10km程と思います。だったら、スクールバスで対応ができます。子供達の被ばくリスクを考えれば、学校再開より学校を統合しスクールバスの方が合理的です。でも、学校再開が押し進めらら子ど達が離れていく結果になりますた。きわめてちぐはぐな政策です。こんな政策を進める安倍出戻り内閣では、(=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないようです。

11月に入り福島も新米の季節です。福島県二本松市産米の全量全袋検査数が約25万件に達しました(32)。同市の人口は5万人台なので(33)、市民が食べるには十分な量です。同市辺りのお米は良食味・高品質だそうです(34)。福島県は福島産米は全量検査してから出荷していると主張しています(35)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。


 ※(36)を引用
 図―13 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2348.html
(1)川俣町 - Wikipedia
(2)<避難指示解除>来春開校の山木屋地区小中一貫校 通学希望は依然14人 | 河北新報オンラインニュース
(3)[PDF]ICRP勧告と基準値の考え方
(4)阿武隈高地 - Wikipedia
(5)川俣町 - Wikipedia
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島県の推計人口(平成29年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(11)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(12)出生性比
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)広報かわまた 2017年5月号 - 川俣町公式ホームページ中の「わたしの夢 [PDFファイル/346KB]」
(15)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(16)福島県 川俣町|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(17)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれた放射性セシウムの6割が残ったままの福島県二本松市
(18)半減期 - Wikipedia
(19)平成28年12月10日 福島県下訪問 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(20)平成29年7月1日 福島県下訪問 | 平成29年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(21)[PDF]まちの - 川俣町
(22)福島県畜産のすがた - 福島県ホームページ
(23)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(24)山木屋地区の居住の状況 - 川俣町公式ホームページ
(25)(24)避難者数一覧(平成29年11月1日現在) [PDFファイル/46KB]
(26)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(27)3.川俣町の状況 - 福島県ホームページ
(28)川俣町立山木屋小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(29)川俣町立山木屋中学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(30)ALARA - ATOMICA -
(31)山木屋工区が起工 114号国道 来年以降供用へ | 県内ニュース | 福島民報
(32)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(33)二本松市ウェブサイト トップページ
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(35)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(36)安達店 | ベイシア



 

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コメント
 
1. 2017年11月21日 18:21:02 : psQLGU4deY : 4E2Mnyi8G@k[0]
子供だけは守りたいって壇上で力説していた人がこの状況で安全地帯松本にひきこもりって話しがおかしい

[32初期非表示理由]:担当:小出スレはこちらhttp://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/890.html
2. 2017年11月22日 04:57:54 : 3W6sVaq4EU : 7mcAPyo3@F4[1]
このさい、どうしても人口を増やしたい
というのであれば、先の短い老人を
一機に集中させればいいでしょう。

双葉町、楢葉町、等に「強制移住」させ、
老齢年金を分厚くし、医療費無料、
死んだ際の葬祭費無料、
なんてしてみたらいい。

爺さん婆さんだらけになってしまうが、
人口は回復し、見かけの復興にはつながるかも。

馬鹿で阿呆な政治家のツケを、
未来のある子供たちを犠牲にしてはいけません。


3. 2017年11月22日 16:11:26 : psQLGU4deY : 4E2Mnyi8G@k[6]
>>2
まずおまえの両親な

[32初期非表示理由]:担当:意味なし多数なので全部処理

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