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放射線は「安全」?福島で洗脳が始まる
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2017/11/16(木) 19:43:49 めげ猫「タマ」の日記
福島で放射線教育の成果発表があったそうです。「震災直後には怖いイメージを持っていた放射線を学んでいくうちに考えが変化した」等の内容です(1)。放射線被ばくは「合理的に達成可能な限り低く」との考えがあります(2)。この考えに従うなら、無理の無い範囲で放射線被ばくを避けるのが当然です。でも、福島ではその事は教えらないようです。福島の放射線教育は放射線は「安全」とする洗脳です。
福島原発事故によって福島は汚染されました。
※(3)のデータを(4)に示す方法で11月1日に換算
図―1 放射線量分布
図に示す通り事故から7年近くが経ちますが、福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(5)を超えた地域が広がっています。一方で福島以外では殆ど無くなっています。事故から7年を経て福島は汚染されたままです。
福島県の放射線リスクアドバイザーの高村昇氏は
「確率的影響はしきい値が存在せず、被ばくする線量の増加に伴って発症する「確率」が増加する影響のことであり、放射線被ばく後に生じるがんや白血病はこの確率的影響に当てはまります。」
と寄稿文を福島県地方紙の福島民報に寄せています(6)。ここで「しきい値」とは「生物体に対しある反応を引き起こすのに必要な最小あるいは最大の値」であり(7)、言い換えるならこれ以下なら影響が出な値です。放射線影響にはLNT仮説があます。これ以下なら影響がでない値はなく、被ばく線量に比例して影響がでるとの考えです(8)。
放射線影響についてはいまだ不明な事が多いと思います。一番の例が福島甲状腺だと思います。チェルノブイリ原発事故で子供の甲状腺がんの多発が見つかりました(9)。これを受けて福島でも事故当時18歳以下だった子供を対象にした甲状せん検査が実施されています(10)。
10月23日に28回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました(11)。そこで福島県甲状腺検査結果が発表になりました(12)(13)。これまでの発表を集計すると累積で
約30万人の検査で193人
の悪性ないし悪性の疑いの方が見つりました。1万人当たりにして6人です。当初の想定は100万人当たり2,3人ですので(14)、当初の想定に比べ比べ極めて高い割合です。以下に推移を示します。
※(15)を集計
図―2 どんどん増える福島の甲状腺癌
これについて福島原発事故の為とも(16)、そうでないとも主張があります(17)。甲状腺がんはヨウ素131の被ばくによって生じる物とされていますが(18)、ヨウ素131は半減期(量が半分になるまでの時間)が8日と短く(19)、その影響を後から調査するのが困難とされているようです。以下に事故直後から継続して放射線量が測定されている6地点(福島市、白河市、会津若松市、南会津町、南相馬市、いわき市平)の事故後から2012年3月末までの放射線量の推移を示します。
※(20)を引用
図―3 福島県6地点の放射線量
図に示す様に事故直後は急激に下がり、その後は下がり方が緩慢になっています。事故直後はヨウ素131等の半減期が日単位で比較的短い(直ぐに無くなる)放射性物質からに放射線が主流で、事故から1年以上を経過すればセシウム134や137等の半減期が年単位(1年では無くらなない)放射性物からの放射線が主流をしめます。事故1年後と事故直後の放射線量に関係性がみられれば、半減期の短いヨウ素131の影響の相対的な大小をその後の放射線量で評価できます。以下に事故直後の2011年3月17日と事故1年後の2012年3月11日の放射線量の相関を示します。
※(20)を集計
図―4 2011年3月17日と2012年3月11日の放射線量の相関
図に示す様に綺麗に直線に並んでいます。ヨウ素131の半減期は短いので事故直後影響しますが、事故から1年も経てば影響は無くなります。事故直後と1年後の放射線量に高い相関があるととは、ヨウ素131の影響はセシウム等の影響で評価できることを意味します。絶対的な評価は困難でも放射性セシウムの影響が強い場所や火とではヨウ素131の影響が強かったと言えますし、弱い場所ではヨウ素131の影響が低いと言えます。セシウムの影響の強弱と甲状腺がんの発生状況を比較すれば影響を把握できます。
放射線の身体的影響には、早期効果と晩発効果の二つに分けられます。早期効果は、一度に大量の放射線を被曝した後数週間以内に現れてくる障害です。晩発効果は、被曝後しばらく症状の現れない潜伏期間があるものをいいます。発癌も晩発効果に含まれます(21)。甲状腺癌も直ぐに現れる訳ではありません。以下にチェルノブイリでの甲状腺がんの発症率の推移をしめします。
※1(9)にて作成
※2 年齢は発症時の年齢
※3 チェルノブイリ原発事故は1986年(22)
図―5 チェルノブイリ原発事故での甲状腺癌発生率
図に示す通りチェルノブイリ原発事故では事故の4年目以降から急な増加が見られます。
福島県の甲状腺検査は2011〜13年度に開始された1順目(先行検査)(23)、2014、15年度開始の2順目(本格調査1回目)(12)、2017。、17年度開始ないし開始予定の3順目(本格調査2回目)(13)まで実施されます。甲状腺検査は1次検査と詳細な2次検査に分かれています。2次検査が完了して検査が終わったことになります。以下に2次検査完了者÷現時点(10月23日)での最新の発表(9)(23)での2次検査対象者で計算した2次検査完了率を示します。
※1(15)を集計
※2 2次検査完了者÷現時点(10月23日)での最新の発表での2次検査対象者
図―6 2次検査完了率
図に示すように1順目の検査では図―5との比較においてチェルノブイリでは発祥が増加する以前の事故後4年以内の2014年3月末に概ね終わっています。2順目の検査は同じくチェルノブイリでは増加がみられた4年目以降に確定しています。チェルノブイリの例を習うなら1順目の検査に比べ、2順目以降の検査は事故の影響を強く受けた結果が出ます。
以上の議論を纏めれば、
@ヨウ素131の影響を絶対値として評価できなくとも、その後のセシウム等の影響で相対的な評価が可能である。
Aチェルノブイリの例の習えば事故3年以内にほぼ終わった1順目の検査に比べ、4年目以降に結果が確定した2順目以降の検査は事故の影響を強く受けた結果でる。
になります。2順目以降の検査でセシウム汚染が酷い場所や人とそうでない場所や人を比較すれば事故の影響が分かりまし。さらには1順目と2順目の差でも事故の影響が分かります。(=^・^=)はこの視点にたって以下のことを纏めています。
福島県の放射線リスクアドバイザーの高村昇氏は
「県民健康調査で行われている『甲状腺検査』のうち先行検査で甲状腺がんあるいはその疑いと診断された方の発症頻度を地域別に比較したところ、避難区域等の13市町村(田村市や伊達市、川俣町、飯舘村を含む)で10万人当たり33.5人、中通りで38.4人、浜通り(避難区域以外のいわき市、相馬市、新地町)で43.0人、会津地方で35.6人と甲状腺がんの頻度はほぼ同じであり、少なくとも事故当時に東京電力福島第一原発の近くにいらっしゃった方に甲状腺がんが多いということはありません。」
との寄稿文を福島県地方紙の福島民報に寄せています(24)。以下に当該分における地域分けを記載します。
※1(3)のデータを元に(4)に示す手法で11月1日に換算
※2 避難地域等の13市町村は避難勧奨地点が設定された伊達市および緊急時避難準備区域のみの広野町を含む(25)
※3 福島県の区域分けは(26)による。
図―7 福島民報での甲状腺の区域分け
図−6に示す2順目の検査もおおよそ終わっています。そこで10月23日までに発表になったそ2順目(本格調査1回目)について結果(12)を福島民報の寄稿文にならって集計していました。悪性ないし悪性の疑いの方を集計すると
避難地域等の13市町村 検査 34,558人中17人(0.049%)
中通り(避難区域以外) 検査184,785人中39人(0.021%)
浜通り(避難区域以外) 検査 51,053人中10人(0.020%)
会津地方 検査 32,208人中 5人(0.016%)
で、福島第一原発が所在する避難地域等の13市町村の罹患率は福島県内では第一原発から最も離れている会津の3倍以上の罹患率です。
このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的に差があるとされる5%(27)を下回る1.7%でした。
以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果(会津と13市町村の比較)
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(28)による
福島県県民健康管理調査では、甲状腺検査とは別に、原発事故後に4ヶ月間の外部被ばく線量の推計調査をしています(29)。以下に市町村別の1ミリシーベルト未満の割合を示します。
※ (29)を集計
図−8 事故4ヶ月間の被ばく線量が1ミリシーベルト以下の人の割合
図に示すように地域におって異なります。避難地域であっても楢葉町のように9割を超える方の被ばく線量が1ミリシーベルトなんんて市町村もあります。とっとと避難した成果だと思います。74%は、2順目の検査の被験者数が以上と未満でほほ同数になるので使いました。この区分で悪性ないし悪性の疑いの方を集計すると
1ミリシーベルト未満の割合が74%未満の市町村 検査 138,717人中50人(全体の0.036%)
1ミリシーベルト未満の割合が74%以上の市町村 検査 131,799人中21人(全体の0.016%)
で、罹患率で見れば倍以上も違います。このような事が偶然で起こる確率を計算したら0.12%です。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果(被ばく線量の大小)
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(28)による
以下に市町村別の罹患率を示します。
※(12)を集計
図―9 2順目(本格調査1回)での甲状腺罹患率
以下に0−19歳の方の事故後4ヶ月間の被ばく線量分布を示します。
※1(29)を集計
※2 年齢は事故時
図―10 事故後4ヶ月間の0−19歳の被ばく線量分布
図に示す様に0−9歳と10−19歳の分布に大きな差はありません。0−19歳の被ばく線量分布はほぼ同一であり、これを甲状腺検査の対象である0−18歳にも適応できます。数値を記載すると
1ミリシーベルト未満の方 92,606人
1ミリシーベルト以上の方 55,960人
で(2)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は38%で1ミリシーベルト以下が大半です。
以下に甲状腺検査で悪性または悪性の疑いと診断された方の被ばく線量分布を示します。
※(12)を集計
図―11 悪性の疑いと診断された方の被ばく線量分布
図に示す様に全体の分布(図−10)に比べ、高線量側にずれています。数値を記載すると
1ミリシーベルト未満の方 15人
1ミリシーベルト以上の方 21人
で(12)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は58%で1ミリシーベルト以上が多くなっており、数字が逆です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら1%で、統計的に差がるとされる5%以下です(27)。
以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―3 偶然に起こる確率の計算結果
※ 計算方法な(=^・^=)の過去の記事(28)による。
以下に1順目の罹患者の事故から4ヶ月間の被ばく線量分布を示します。
※1(23)にて作成
※2 被ばく線量は事故から4ヶ月間
図―12 1順目(先行検査)の罹患者の被ばく線量分布
図に示す様に2順目とは異なり、1ミリシーベルと未満の被ばくが過半数です。数値を記載sれば
1順目(先行検査)(23)
1ミリシーベルト未満 47人(全体の71%)
1ミリシーベルト以上 19人(全体の29%)
2順目(本格調査1回目)(12)
1ミリシーベルト未満 15人(全体の32%)
1ミリシーベルト以上 21人(全体の58%)
で、事故3年以内に開始された1順目検査に比べ、事故4年目以降に実施された2順目検査の方が罹患者の被ばく線量は多くないいています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら統計的に差があるとされる5%(27)を下回る3.6%です。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―4 偶然に起こる確率の計算結果
※ 計算方法な(=^・^=)の過去の記事(28)による。
※1 計算方法は(=^・^=)の過去の記事による。
※2 黄色部分は計算による。期待値は1順目、2順目とも1ミリシーベルト未満の割合が同じとして、計算式は以下の通で計算
B=@(観測値)+A(観測値)
E=C(観測値)+D(観測値)
F=@(観測値)+C(観測値)
G=A(観測値)+D(観測値)
H=F+G
I=F÷H
@(期待値)=B×I
A(期待値)=B×(1−I)
C(期待値)=E×I
D(期待値)=E×(1−I)
※3 Iはχ2の合計(I)と自由度3で計算
3順目の検査では2016年度に開始された地域から7人の罹患者が見つかっています。このうち3人ついて事故から4ヶ月間の被ばく線量が判明しており全員が1ミリシ−ベルト以上です(13)。検査が進むにつれ、福島の甲状腺がん患者は高線量側にシフトしてます。
ヨウ素剤は原発事故に起因する甲状腺がんの発生を抑止するとも言われています(30)。福島県三春町は事故に際しヨウ素剤を配布しました(31)。1順目の検査(先行調査)では1名の方の甲状腺がんが確認されましたが(23)、事故影響が出やすい2順目の検査では図―9に示す通り周辺の市(三春町の周辺は全て市です(32))では見つかっていますが同町では見つかっていません。ただし統計的な差があるとまでは言えません。
以上を纏めると、事故影響が出やすい2順目以降の検査では
@ヨウ素131の影響はその後のセシウムによる放射線量である程度は評価できる。
A放射能汚染が酷い13市町村に比べ、相対的にマシな会津地方の罹患率が低い等の地域差が見られる。
B全体の被ばく線量に比べ罹患者(悪性または疑いと診断された方)の被ばく線量が高い
C事故の影響を受けにくい1順目の検査との比較で、2順目以降は被爆線量が高い方に罹患者が多い(1順目に比べ、2順目は罹患者が高線量側にシフトしている)
などの特徴が認められ、事故影響が疑われます。だだし、現状の公式見解は
「事故当時5歳以下からの発見はないこと、地域別の発見率に大きな差がないことから、総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくいと評価する。」
であり(33)、結局は結論が出ていないようです。
@放射線被ばくは閾値がなく被ばく線量に比例して影響がでる可能性がある
A現状でも不明な事があり、影響を全て評価できていない。
とのことを考慮すれば、無理の無い範囲で被ばくに繋がるかもしれない行動は避けるべきです。放射線被ばくには「ALARA(as low as reasonably achievable])との「合理的に達成可能な限り低く」との考えがあります(2)。もし、放射線教育をするのであればこの考えをベースに放射線のリスクの軽重を教えることが大事です。モモを食べたければ汚染リスクがある福島産でなく長野産を選ぶべきです。無論、どうしても福島産を食べたいならそれも正解です。敢て福島産米を食べる事はないと思います。福島の隣県でも美味しいお米はとれます。無理に福島産米を食べる必要はないと思います。もし外食するなら、福島産米が業務用に多く出回っているので(34)、どうでも良ければ麺類やパンにすべきです。
でも福島は違います。福島で放射線教育の成果発表があったそうです。「震災直後には怖いイメージを持っていた放射線を学んでいくうちに考えが変化した」等の発表がったそうです(1)。福島県三春町の生徒さんは「地元の農家や専門家の話を聞くうちに、福島県産の食べ物は検査がしっかりと行われ、安全だと分かりました。」と発表したそうです(35)
※(35)をキャプチャー
図―13 「福島県産の食べ物は検査がしっかりと行われ」と話す女子中学生
本当に検査は確り行われているのでしょうか?福島を代表する農産物にピーマンがあります(36)。以下に市町村別の生産量を示します。
※(37)を集計
図―14 福島県のピーマン生産量
図に示すように三春町や同町の隣接する田村市、二本松市(32)が中心です。三春町は福島のピーマン産地の中心に位置します。以下に2013年以降の福島産ピーマンの検査結果を示します。
※1(38)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日ないし購入日
図―15 福島産ピーマンの検査結果
図に示す通り福島県の検査ではセシウムが見つかっていません。厚生労働省の発表(38)を数えると385件連続で検出限界未満(ND)です。でも、福島県外の検査では確りセシウムが見つかっています。同じ物を福島県産ピーマンを測定しても、福島県の検査ではセシウムが見つからないのに福島県外では見つかるなどおかしな話です。
福島県相馬地方は地図でみると福島県沿岸部北部に位置し、宮城県に接っしています。以下に2016年7月以降の宮城県産および福島・相馬産のスズキの検査結果を示します。なお()内は検査先です。
※1(38)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 ()内は検査先を示す
図―16 宮城と福島・相馬の検査結果
宮城産スズキは宮城県が検査しても、新潟県が検査してもそこそこセシウムが見つかっています。同じ物を検査すれば検査先が違っていても同じ結果になるのが当たり前です。でも、県境を越えた福島県が検査した福島・相馬産スズキからはセシウムが見つかりません。汚染源に近いのにおかしな話です。
ピーマンにしてもスズキにしても福島県の検査結果は他県の検査結果と整合性が取れません。厚生労働省の発表(38)をみるとピーマンやスズキ等の福島産農水産物の出荷前検査は全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(39)が実施してます。中立性に問題があります。
核分裂で生成される放射性物質は多種多様です(40)。でも、厚生労働省はセシウムだけを測ればよいとしています(41)。そして福島県の検査はセシウムだけです(38)。図−16に出てくる女生徒は、福島県の検査結果だけを教えられ、セシウムしか検査していのに「放射性物質は見つからなかった」と教えられている気がします。不都合な事実を隠ぺいした完全な洗脳です。
※1(42)を集計
※2 震災犠牲者は「0」(43)
図―17 ピーマン産地の葬式(死者)数
図に示す通り事故後に葬式が増えています。葬式(死者)数は
事故前年(2009年10月〜10年9月)1,408人
近々1年(2016年10月〜17年9月)1,602人
で、14%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約0.04%でした(44)。一方でピーマンの産地でない飯舘村を除く相馬地方ではこのような事はありません。飯舘村を除く相馬地方の葬式数は
事故前年(2009年10月から10年9月) 1,390人
近々1年(2016年10月から17年9月) 1,459人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。飯舘村を除いたのは同村は今年3月末まで避難指示が出されており(25)、今も住民の大部分が村外に暮らしています(45)。
以上にように、福島が「安全」と言えるだけでのデータは事故から7年近く経た今も揃っていません。そもようなデータを元に子供達に「安全」を言わせる「放射線教育」は「洗脳」です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。事故後の7年間を見ると福島を「安全」する努力はなざれず「安全」、「安心」が喧伝されてきたきます。今から3年より少し前に、福島の除染は限定的との指摘がありました(46)。これについて福島県は
福島県は見解(47)の中で
「『除染をしても汚染は取れない』との表現がありますが、本県では、安全・安心な暮らしを取り戻すため、国、市町村、県が連携して、除染の推進による環境回復に最優先で取り組んでおります。」
と反発しています。あれから2年以上が経過し、除染はぼぼ完了しています。
以下に福島県三春町の除染の進行状況を示します。
※(48)を集計
図―18 福島県三春町の除染状況
図に示す通り除染はほぼ終わっています。福島県に主張通り三春町の放射性セシウムは除去され、汚染はなくなったのでしょうか?以下に福島県三春町に放置されているセシウムの量を示します。
※計算方法および元データは(49)による。
図―19 福島県三春町の放射性セシウム量
除染が終わったに放射性セシウムは放置されたままです。福島県はでまかせを言っていたにすぎません。そして放射線教育と称し子ども達を「洗脳」しています。 (=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないようです。
11月に入り福島はリンゴのシーズンです(50)。福島県会津若松市辺りのリンゴの味は格別の味わいだそうです(51)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(52)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
※(53)を引用
図―20 福島産リンゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2347.html
(1)小中生が放射線教育の成果発表 モデル7校、正しい知識発信へ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)ALARAとは - コトバンク
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(5)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(6)放射線 放射性物質 Q&A 放射線の人体への健康影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(7)閾値(いきち)とは - コトバンク
(8)LNT(しきい値なし直線)仮説について ― 放射線安全研究センター ―
(9)放射線被曝とがんとの関連性3 | トピックス | 日本臨床検査薬協会
(10)県民健康調査について - 福島県ホームページ
(11)第28回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成29年10月23日)の開催について - 福島県ホームページ
(12)(11)中の「資料2−1 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査2回目)】」結果概要 [PDFファイル/1017KB]」
(13)(11)中の「資料2−2 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査3回目)】」実施状況 [PDFファイル/991KB]」
(14)第3回「県民健康調査」検討委員会(平成23年7月24日開催) - 福島県ホームページ中の当日配布資料
(15)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
(16)「福島の子供の甲状腺がん発症率は20〜50倍」 津田敏秀氏ら論文で指摘
(17)福島県における小児甲状腺超音波検査について
(18)実効線量とは何か(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説)
(19)半減期 - Wikipedia
(20)平成22・23・24年度 県内7方部環境放射能測定結果 - 福島県ホームページ
(21)人体に及ぼす放射線被曝の影響
(22)チェルノブイリ原子力発電所事故 - Wikipedia
(23)第27回「県民健康調査」検討委員会及び第7回「甲状腺検査評価部会」 の資料について(平成29年6月5日開催) - 福島県ホームページ 中の「資料2−1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)結果概要【平成28年度追補版】 [PDFファイル/1.19MB]」
(24)放射線 放射性物質 Q&A 甲状腺がん 浜通りの割合高い? | 東日本大震災 | 福島民報
(25)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(26)福島県 - Wikipedia
(27)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(28)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(29)(11)中の「資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/384KB]」
(30)安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって | 原子力規制委員会
(31)【ヨウ素剤配布】国指示前に避難拡大 いわき、三春 独自決断 | 東日本大震災 | 福島民報
(32)三春町 - Wikipedia
(33)県民健康調査における中間取りまとめ - 福島県ホームページ
(34)「安全なのに売れない」〜福島“風評被害“はいま〜 - NHK クローズアップ現代+
(35)放射線学習 子どもが学んだのは|NHK 福島県のニュース
(36)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(37)作物統計調査>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次>2007年中の「6-3 野菜(果菜類) 」⇒「 福島県 Excel」
(38)報道発表資料 |厚生労働省
(39)農林水産部 - 福島県ホームページ
(40)核分裂反応 - Wikipedia
(41)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(42)福島県の推計人口(平成29年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ>
(43)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(44)めげ猫「タマ」の日記 7年連続で全国平均以下となった福島のピーマン取引価格
(45)平成29年11月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ中の「平成29年11月1日現在の村民の避難状況 [PDFファイル/60KB] 」
(46)
(47)週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について - 福島県ホームページ中の「<・「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号における 「美味しんぼ」について [PDFファイル/143KB]/a>」
(48)福島県 三春町|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(49)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれた放射性セシウムの6割が残ったままの福島県二本松市
(50)福島県の旬(出回り時期) 果物編
(51)りんご | JA会津よつば
(52)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(53)会津アピオ店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール
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