http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/872.html
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朝日新聞の西日本版、10月31日(火)に「玄海原発 事故対策は」という記事がありました。
その中に、「地震 150施設を補強」というサブタイトルがあり、「地震については水平方向で最大620ガルを想定」とし、「九電は、玄海原発は固い岩盤の上にあり大きな揺れにはなりにくいとしている」と書かれています。
この最後の部分
>固い岩盤の上にあり大きな揺れにはなりにくい
が問題だと思います。これ、その大きな岩盤自体が地震の震源になることを想定していないのです。あくまでも、海域で大きな地震が起こり、その揺れ、それも、地震波の内のS波、横波が伝わってきて原発が揺れることを想定しているのです。
実際、311大地震以前は、それでほぼ大丈夫でした。なぜなら、M6以上地震のほぼ90%以上が海域での地震であったからです。
しかし、311大地震以降は変化してきています。陸域でのM6以上地震が起こりつつあるのです。
特に昨年2016年の熊本地震以降はその傾向が強くなっています。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
で
地震の規模の所を下限M6.0と指定して、1981年から5年間毎の地震を表示させます。
そのリストから陸域に震源があるものを数えると次のようになります。
1981年から1985年:全体で71件中陸域が09件 13%
1986年から1990年:全体で56件中陸域が04件 7%
1991年から1995年:全体で99件中陸域が00件 0%
1996年から2000年:全体で76件中陸域が06件 8%
2001年から2005年:全体で95件中陸域が10件 11%
2006年から2010年:全体で87件中陸域が03件 3%
2011年から2015年:全体で178件中陸域が11件 6%
2016年から2017年:全体で31件中陸域が05件 16%
とても意外なことに、1981年から1985年の5年間で13%が陸域でした。
そして、昨年から今年11月3日までで16%が陸域です。
陸域でのM6以上地震が増加しているのは明らかであり、原発が載っている岩盤が大きければ大きいほど、その岩盤の一部が震源となりM6以上地震が起こって、激しいP波により思わぬ破壊被害を受ける可能性が大きくなるのです。
311大地震で、以前の神話は既に通用しなくなったのです。
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