http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/798.html
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10月11日、沖縄・高江で米軍ヘリCH53が墜落・炎上した[1][2]。
この事故で、ストロンチウム90の汚染が広範囲に及ぶのではないかと懸念されている。
CH53の回転翼には、ストロンチウム90を利用した飛行時回転翼監視装置
( In-flight Blade Inspection System 、以下IBIS)が取り付けられている[3]。
回転翼は中空で加圧されており、亀裂がはいると減圧しそれをIBISが検知するしくみのようだ。
IBISには500uCi(マイクロキュリー)、ベクレル換算で18.5MBq (18,500,000Bq)ものストロンチウム90が
使われている[4]。
2004年に同型のCH53ヘリが沖縄国際大学に墜落し、6枚の翼のうち1枚のIBISが壊れ、
ストロンチウムが飛散した[5][6]。
米軍はこっそり表土を削り取るなど除染作業を行なったが詳細は公表されていない。
またIBISの容器も回収されていない。
最新のCH53は回転翼が6枚から7枚になったようだ[7]。
今回の事故のビデオを見ると回転翼は全焼しており、もしIBISが使われているとしたら
7個全部焼け、ストロンチウム90は微粒子となって広範囲に拡がったのではないか。
2004年の事故よりもはるかに深刻な汚染になる可能性が高い。
現場は危険だから近づくべきではない。
風向きに注意し、風下に住んでいる人は遠くへ一時避難する、屋内避難するなどすべきだろう。
ベータ線を検出できる線量計を持っている人は線量をチェックしてみてほしい。
今回の事故で生じたストロンチウム汚染の状況を公表するよう、米軍に強く要求すべきだろう。
航空機に長寿命の放射性物質を利用したら、墜落時に乗組員も周辺も汚染されて非常に危険だ。
まともに考えれば言語道断であるが、残念ながら人殺し兵器にはそんな常識は通用しないのだ。
(関連情報)
[1] 「【号外】高江 米軍ヘリ墜落 CH53 民間地で炎上」 (琉球新報 2017/10/11)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-592033.html
[2] 「米軍ヘリ 事故直後の映像、胴体部分激しく損傷 」 (TBS NEWS 2017/10/11)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3182132.html
[3] 「IBIS ( In-flight Blade Inspection System)」 (NAVAL AIR SYSTEMS COMMAND)
http://www.navair.navy.mil/index.cfm?fuseaction=home.download&key=AD8FFC4F-C0CD-4B7A-BD4D-40CE61273AA9
[4] 「US Fifth Fleet Loses Box Containing Radioactive Isotope in Indian Ocean」
(Sputnik 2014/2/12)
https://sputniknews.com/world/201412021015412350/
[5] 「小出裕章氏が説明『沖縄米軍ヘリ墜落時、放射性ストロンチウム撒き散らし事件』(書き起こし)」
(座間宮ガレイの世界)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65757695.html
[6] 「沖国大ヘリ墜落、米軍消防に放射能検査 宜野湾消防には行わず」 (琉球新報 2015/8/18)
https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-247432.html
[7] 「CH-53 Helicopter Air Lifting Super Heavy Military Vehicles」 (YouTube・AiirSource 2017/4/8)
https://www.youtube.com/watch?v=JIFrgZm6TRg
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