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グリーンコープ連合は今年も福島外し、当然です。
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2017/09/24(日) 19:54:01 めげ猫「タマ」の日記
九州や中国地方など西日本の14生活協同組合でつくるグリーンコープ連合がホームページに掲載している東日本大震災の復興応援企画に、被災3県のうち福島県の商品のみが掲載しません(2)。これについて福島県の地方紙・福島民友は
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていました(3)。でも他の被災2県に比べ福島の汚染は酷く当然の事です。
2011年3月11日に震災と原発事故を東日本太平洋岸を襲いました(4)。この中で被害のおおきかった岩手、宮城、福島を安倍出戻り総理はまとめて「被災3県」とよんでいるようです(5)。以下に示します。
※ (6)の数値データを元に(7)に示す手法で9月1日時点に換算
図―1 被災3県
図に示す様に福島は他の2県と大きく異なります。福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)エリアが事故から6年半を経て広がっています。でも他の2県(宮城、岩手)ではこのようなエリアはありせん。福島は汚染されています。
福島県が実施したアンケート調査中で
「あなたは福島県の農産物についてどのように感じておりますか。」
との設問の回答結果を以下にしめします。
※1(9)を集計
※2 解析方法は(=^・^=)の過去の記事による(10)
※3 凡例では「そう思う」は「思う」に、「ややそう思う」は「やや思う」に、「あまりそう思わない」は「あまり思わない」に、「そう思わない」に「思わない」に省略
図―2 福島産は「おいしい」のアンケート結果
福島では50人中49人が福島産を美味しいかやや美味しいと思っていいます。
福島産が美味しいなら福島の皆様は産地にこだわると思います。以下に野菜や果物について
「あなたが農林水産物を購入する際に重視する点として、当てはまるものをすべてお知らせください。」
との設問に対し「産地」と答えた割合を示します。
※1(9)を集計
※2 解析方法は(=^・^=)の過去の記事による(10)
図―3 「産地」にこだわる割合
図に示すように野菜や果物について産地を気にする方は50人中19人(38%)です。この中には福島産以外の産地にこだわる方が入ってりので、福島では殆ど方が福島産は美味しいと認識してるのに、福島産にこだわる方は小数です。
国内の生産量はモモは山梨県が第一位、福島県が二位です。福島のモモのピークは7、8月なので(10)以下に7、8月の東京中央卸売り市場の取引価格を示します。
※(11)を転載
図―4 山梨・福島のモモ価格
事故後に首位の山梨産の価格差が開き事故7年目の今年も回復していません。福島のモモは福島県外でも避けられています。
福島産は福島でも福島県外でも避けられています。福島は汚染されており当然の事です。
これを受けてでしょうか。昨年の夏に 福岡市に本部を置く生活協同組合連合会のグリーンコープ連合が、「東日本大震災復興応援」と題したギフト用カタログに、福島県を除いた東北地方の地図と「東北5県」との説明文を掲載しました(12)。
※(12)を引用
図―5 福島が抜けている震災応援のカタログ
既に記載した通り福島産は汚染されています。「ギフト」などとんでもない話です。それでも福島県の地方紙・福島民友は今年3月に「怒り、悔しさは一緒」と報じていました(13)。
※ (13)を転載
図−6 「怒り、悔しさは一緒 福島県、風評払拭へ工夫」と報じる福島県の地方紙・福島民友
すでに述べた通り福島の皆様も福島産を避けているので、福島県内でどれ程の共感がえらたか疑問です。
今年8月7日からグリーンコープ連合は東日本大震災の復興応援企画で、被災3県のうち福島県を外し、岩手県、宮城県のみの商品を載せました(2)。
※(a)全体
(b)□部拡大
図―7 災3県のうち福島県を外し、岩手県、宮城県のみの商品を掲載したグリーンコープ連合のパンフレット
これについて福島県の地方紙・福島民友は
「特集が掲載されたのは同連合の公式ホームページで、『被災地でがんばっている生産者・メーカーを応援しましょう』と銘打ち、同連合が取り扱う宮城、岩手両県の事業者の商品を紹介しているが福島県の商品は一切掲載されておらず、インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていました。
※(14)を9月24日に閲覧
図―8 「『復興応援』今年も本県外し」と報じる福島県の地方紙・福島民友
とんでもない言いがかりです。
福島原発事故があった2011年に福島県の検査では基準値を超える物はないのに、消費地で検査すると基準値を大幅に超える牛肉が見つかる「稲わら牛」問題が起こりました。以下に福島産牛肉の検査結果を示します(15)。
※1(15)を転載
※2 NDは検出限界未満を示す
※3 日付は牛さんがお肉になった日
図―9 福島産牛肉の検査結果
図に示す通り消費地の検査に比べ福島県の検査が低く出ています。この体質は今も変わっていません。地図でみると福島県相馬地方は福島県沿岸部北部の宮城・福島県境付近に位置します。以下に福島県が検査した福島県相馬地方、宮城と新潟両県が検査した宮城県産スズキの検査結果を示します。
※1(16)を転載
※2 ()内は検査先を示す。
※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※4 日付けは捕獲日
※5 「海」で採れたもの
図―10 スズキの検査結果
図では検査先を()内に示しますが、宮城県と新潟県どちらの検査からもセシウムが見つかっており宮城県と新潟県の検査は一致しているので正しいと言えます。一方で、福島県が実施した相馬地方産では図に示す様に全てが検出限界未満(ND)です。
福島県の検査は宮城や新潟県の検査に比べ低くでる怪しげな検査です。福島産農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に所属する福島県農業総合センター(17)が実施しています。
以下に福島産を許容している割合と葬式増加率を示します。
※1 (17)を転載
※2 葬式増加率={事故7年目(2017年3−8月の死者数)÷事故前年(2010年3−8月の死者数)−1}×100で計算。ただし相馬・南相馬7月まで
図―11 葬式(死亡)増加率と福島産を許容する割合
図に示す通り同じ福島県内であっても福島産を許容する地域程に葬式が増えています。
当該記事では
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていたので(3)、記事が掲載された前日の9月23日以前にこのような内容がネットじょうでで回ったか調べたのですが見つけることはできませんでした。みつかったのは当該記事を引用した24日以降の記事です。無いとは主張できませんがあまり有力な所からの発信は無いようです。
福島が抱えている問題は放射能汚染です。図―4に示すようにモモの価格等が低迷しています。これを補償するとは「東京電力」の責任のと判決が既に出ています(18)。東京電力は「出荷制限指示等による損害及び風評被害」の賠償として既に1兆6681億円を支払っています(19)。福島産を買って応援しても、応援先は福島の皆様でなく「東京電力」です。これでは多くの消費者の共感はえられません。
グリーンコープ連合がホームページに掲載している東日本大震災の復興応援企画に、被災3県のうち福島県の商品のみが掲載しません(2)。これについて福島県の地方紙・福島民友は
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と批判していますが
@福島は他の被災2県に比べと汚染がかなり酷い。
A福島産は福島をはじめ多くの皆様に避けられている。
B福島県の検査は怪しげであり、福島産を許容する地域は葬式が増えているが、そうでない地域では増えていない。
C福島産を買って応援する応援先は福島の皆様でなく、「東京電力」であり消費者の共感がえらるか分からい。
などの事情があり、復興応援カタログから福島産を外すのは当然の事です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
グリーンコープの皆様もまた福島復興応援をしています。同生協は今夏、子どもひまわり大使は、プロジェクトに協力してくれた熊本と島根を訪問し、昨年熊本地震で被災して仮設住宅で暮らす住民のみなさんや、島根で民泊をさせていただいた農家のみなさんと交流をしたそうです。福島の子ども達ののびのびとした姿が紹介されていました(20)。福島発の報道を見ていると、(=^・^=)が知る限り全く報じられない事があります。福島の子どもたちが汚染の心配の無い他の都道府県に出かけた時に見せるのびのびとした姿です。福島の報道は多様な事実を取り上げるのでなく、ある一つの方向に向かっている気がします。これでは福島の皆様は報道そのものを信用できなくなるのではないでしょうか。福島では連日のように「風評被害」報道がなされています。昨日もありました(21)。でも、福島の皆様は福島産を避けることを「風評被害」と思ってない気がします。
福島を代表する農産物にトマトがあります(22)。今日、スーパーに買い物にいったら店頭に福島産トマトが並べてあり大変に不愉快な気分になりました。福島はトマトの季節です(22)。福島県会津若松市辺りのトマトの味は格別だそうです(23)。福島県は福島産トマトを「安全」だと主張しています(24)。でも、今日(=^・^=)が買い物にいったスーパーチェーンの福島県会津若松市の店舗のチラシには福島産トマトはありません。
※(25)を引用
図―12 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「福島産」は食べません。
当該スーパーのご担当者様
福島ではチラシに載せられない福島産トマトを(=^・^=)の街で売らないでください。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2293.html
(1)東日本大震災 グリーンコープの支援活動
(2)(1)中の「復興応援商品・利用して応援しよう。」
(3)復興応援なのに...今年も福島県外し グリーンコープ連合:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(4)東日本大震災 - Wikipedia
(5)安倍総理、被災3県を訪問 | 首相官邸ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)平成28年度 消費者定量調査・生産者アンケート調査の概要について - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島は産地を気にしない!進行する福島の福島産離れ
(11)めげ猫「タマ」の日記 2年連続で拡大する福島のモモの価格差、ミスピーチ同窓会も効果無し
(12)グリーンコープ
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島は産地を気にしない!進行する福島の福島産離れ
(14)福島民友新聞社 みんゆうNet −福島県のニュース・スポーツ−
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島県140周年、未来は暗い
(16)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月1週)―山形から基準超のセシウム汚染食品、出荷制限はありません。―
(17)農林水産部 - 福島県ホームページ
(18)原発事故、国の責任認めず=前橋地裁と判断分かれる−避難者訴訟判決・千葉地裁:時事ドットコム
(19)賠償金のお支払い状況|東京電力
(20)東日本大震災 グリーンコープの支援活動
(21)風評の現場【集荷業者】値引き 苦渋の決断 | 県内ニュース | 福島民報
(22)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(23)トマト | JA会津よつば
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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