http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/703.html
Tweet |
桜島の噴火を意識しているのだろうが、とんでもないデマだ。
桜島は小規模噴火はするが、大正噴火レベルの大噴火はまだまだ来ない。多分、数十年は来ない。
根拠は簡単だ。マグマの生成があまりないからだ。桜島の噴火のためのマグマはフィリピン海プレートの沈み込みで造られる。
桜島の噴火の歴史を見ると、
桜島噴火については、気象庁の「桜島 有史以降の火山活動」( http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/fukuoka/506_Sakurajima/506_history.html )
などが参考になる。
「歴史時代に入ってからは、天平宝字(764年)、文明(1471年)、安永(1779年)、大正(1914年)と4回の大噴火を起こし、そのたびに島は形を変えてきました。」( http://www.sakurajima.gr.jp/sakurajima/001318.html )ということが分かる。
桜島の位置は日本列島にそってフィリピン海プレートが沈み込む、そのほぼ西端にあたる。
この600年以上の間、日本海溝から太平洋プレートが東日本の陸域の地下へ沈み込んでいなかったため、伊豆・小笠原海溝の日本海溝に近い部分ほど、フィリピン海プレートの生成は速度が遅くなった。これが311大地震以降、愛知県から静岡県沖で深発地震が頻発している理由。つまり、311大地震でブレーキが外れ、太平洋プレートの沈み遅れていた部分が大規模に沈み込みを再開している。
その結果、現在起こっていることは、主に西日本が載ってるアムールプレートに対する西向き圧力の増加。
桜島の噴火、それも比較的小さい噴火が続いているのは、マグマだまりへの圧力が強まっているため。
大正噴火のように大規模な噴火をするためには、大規模にフィリピン海プレートが桜島の地下に沈み込む必要がある。そうやってマグマを大量に作る必要があるから。
ところが、フィリピン海プレートはそう簡単には沈み込みができない。台湾あたりでフィリピン海プレートは陸のプレートの上に乗り上げていて、そのため、西進が妨げられているからだ。これが、南西諸島に火山島がほとんどない理由。
台湾から遠く、南海地震の震源域に近い鹿児島がやっとフィリピン海プレートが満足に沈み込みが出来て、マグマを作れる西端。
そのため、まずは、南海地震でフィリピン海プレートが沈み込みをすることが必要。多分、南海地震が起こる前に、関東地震があり、その後、東海地震がある。そのため、南海地震が起こるのは10年程度はかかる。
更に、南海地震で鹿児島あたりでフィリピン海プレートが沈み込みをやっと再開するため、その後、マグマを生成する時間がかかる。
よって、あと20年程度は少なくとも大正噴火レベルの桜島噴火はない。
なお、だから川内原発が安全だとは言っていない。南海地震の震源域の周りで今後M6以上地震が頻発するはずで、1997年鹿児島県北西部地震はその最初のもののはず。
原発はなるべく早く廃炉にすることが望ましい。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素48掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。