猛毒を含んでる爆発物(使用済燃料)の保管場所(燃料プール)あたりで爆発が起こったのだから、 水素爆発の際その爆発物も爆発してそれに含まれてた猛毒がばら撒かれたか今もそこにあるか の確認を真っ先にすべきで、その確認をしないまま爆発物の取出しの話をするのは順序が逆。 むしろ、状況証拠を見ると https://www.youtube.com/watch?v=OiZmLqWnjgc http://c23.biz/eV77 爆発物(使用済燃料)も爆発した可能性大(理由は後述)で、確認しないのは未必の故意の殺人です。その確認は、2015年秋に10〜20体の存在だけ目視確認できたのを最後に、打ち切られています。 瓦礫撤去作業の予定と進捗の発表が http://fukushimadisasternote.1apps.com/tepco_schedule4_ex.gif の2015年11年の、その他瓦礫撤去に着手したという報告を最後に、全く行われていないことと (その他瓦礫とは、大型クレーン(FHM)とCUW/FD ハッチ蓋以外のほぼすべての瓦礫。瓦礫のほぼすべて)、 その後,出て来た資料 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images1/d160526_08-j.pdf#page=17&zoom=50 で、「床狭隘部残留小瓦礫」は残してると発表してることを合わせて考えると、 その他瓦礫撤去の着手の宣言だけして、実際には撤去せず、 燃料の頭からすっぽり覆い隠してる瓦礫を含め、瓦礫のほぼすべてを 「床狭隘部残留小瓦礫」に分類して未だに撤去していないと思われます (もしあの後,少しでも撤去していて燃料が新たに姿を現していたら画像を公開してる筈)。 燃料取出し装置には瓦礫を撤去する機能も付いているので、 燃料取出しのとき一緒に撤去するという口実で、放置しているのです。 そんなことをする理由は、もし燃料がばら撒かれてそこから無くなってたときに発覚を遅らせるためです。 瓦礫を撤去する機能は、本来、本当の「床狭隘部残留小瓦礫」の撤去に適用するためものですが、 発覚を遅らせるために、燃料の頭からすっぽり覆い隠してる瓦礫の撤去にも適用することにしたのです。 燃料の頭からすっぽり覆い隠してる瓦礫まで「床狭隘部残留小瓦礫」に分類して、 燃料取出しのときまでわざと残し、もし燃料がばら撒かれていたときに発覚を遅らせる、 そんな暴挙を許してはなりません。 ■住民説明会に参加される方か、デモの人員を集める力を持った方が、いらっしゃいましたら、 どうか、小瓦礫の撤去が完了したと言いながら撤去後の画像を見せない行為に、抗議してください。 ■なお、爆発物(使用済燃料)も爆発した可能性大と言える理由は...
一瞬かすって行っただけで鉄骨,数十トン(1トンや2トンじゃない)を1000℃上げたほどの、 膨大な熱量を持った高温ガスの発生が発生した証拠があるからです。 https://www.youtube.com/watch?v=OiZmLqWnjgc http://c23.biz/eV77 鉄骨の曲がった箇所は全体に点在している。 曲がった箇所に集中的に熱が移ってそれらの箇所だけ1000℃になった、なんてあり得ないのだから (曲がった箇所が1箇所だけなら熱がそこに集中もあり得るが、曲がった箇所は全体に点在している)、 鉄骨,数十トン全体が1000℃になったと考えるのが自然。 政府見解通り建屋内に水素ガスが600kg溜まっていて、水素ガス600kgが全部燃焼すると、 3600℃の混合気(質量比で窒素:水蒸気=7:2)が22.2トン出来(理由は後述)、 22.2トンの全部から、1000℃の差分の2600℃分の熱量が全部、鉄骨に移って、 ようやく鉄骨,数十トンの温度を1000度上げることができますが、 現実には、燃焼できるのは精々1/10ですし、あの一瞬で移る熱量も精々1/10ですから(理由は後述)、 水素爆発だけの熱量では2桁足りないのです。 ■3600℃の混合気(質量比で窒素:水蒸気=7:2)が22.2トン出来る理由は、 水素600kg=0.6トンが燃焼するには、その8倍の質量の酸素(4.8トンの酸素)が必要だが、 4.8トンの酸素には、その3.5倍の質量の窒素(16.8トンの窒素)が漏れなく付いて来る(空気は酸素と窒素の混合気)。 空気中で水素0.6トンが燃焼すると、5.4トンの水蒸気が、16.8トンの窒素と混ざった状態で出来上がる。 つまり、22.2トンの水素と窒素の混合気が出来上がり、そのときの温度は元の温度の3600度増。 要するに、3600℃の混合気22.2トンが出来上がる(元の温度は10℃以下で0℃と変わらないから3600度増なら3600℃)。 ■600kg全部が建屋内で燃焼できるわけがない理由は、 水素ガスは、比重が空気の14分の1しかなく、水素ガスと空気は上下に分離して存在していた筈で、 水素ガスと空気が混ざることが出来るのは2者の境界付近だけ。だから、建屋内で燃焼できたのは精々60kgくらい。 爆発の衝撃で混ざるとは言っても、 |水素ガス| |水素ガス| |_水蒸気_| |__空気__| |__空気__| 上図のように、燃焼で出来た水蒸気が水素ガスと空気を仕切ったまま膨張して、 水素ガスを建屋の外に押し出すのだから、 水素ガスの大半は、酸素と結合できないまま、建屋の外に出て燃焼するか、燃焼せずに拡散するかして、 鉄骨に熱を与えるのに寄与しない。 ●この理由だけでも、水素爆発で鉄骨,数十トンの温度を1000度上げるには、熱量が1桁足りない。 ■現実には、燃焼できるのは精々1/10で、あの一瞬で移る熱量も精々1/10である理由は、 その燃焼で出来た高温ガスは鉄骨を一瞬かすって通り過ぎるのだから、 熱は、鉄骨に精々10分の1くらいしか移らない。 下図が爆発時の建屋天井の断面図で、■が鉄骨、↑が通り過ぎる高温ガスとすると、 ■↑↑↑↑↑↑■↑↑↑↑↑↑■↑↑↑↑↑↑■ 鉄骨から離れたガスの大半が、鉄骨に熱を与えないまま、高温のまま、 建屋の外(上側)に出て行ってしまうことはわかると思う。 鉄骨近くのガスが鉄骨に熱を与えてしまって温度が下がったら、すぐ周りから熱が補充されて温度が復活する とは言っても、時間ゼロでは無理なのだから、その一瞬ではほとんど補充されずに通り過ぎて行ってしまう。 鉄骨に熱を移すのは、鉄骨近くを通ったガスの熱だけ、しかも一瞬で通り過ぎるのだから移せる熱量も僅か。 ●この理由だけでも、水素爆発で鉄骨,数十トンの温度を1000度上げるには、熱量が1桁足りない。 上に書いた理由と合わせると、熱量は2桁足りない。 ■水素ガス600kgの燃焼だけでは全然足りないことが、わかるでしょう?
あの状況で他に熱を出した可能性があるのは、プール内の使用済燃料の連鎖反応だけなのです (もし格納容器の中味が大量に飛散していたら、 半減期の短い、強烈なγ線を出す物を含んだガスが膨大な量ばら撒かれていた筈だが、 実際には空間線量が跳ね上がらなかったので否定される。となると高温ガスはプールから)。
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