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柏崎刈羽補正申請書を「信頼して審査に取り組んでいける」と規制委委員長
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2017/06/21(水) 20:01:51 めげ猫「タマ」の日記
本日(6月21日)に開かれた原子力規制委員会(1)に東電社長が出席し、6月16日に東京電力が提出した柏崎刈羽原子力発電所の適合性審査にかかわる補正申請書(2)について説明しました(1)(3)。この説明に対し規制委員長は
「信頼して審査に取り組んでいける」
と評価しました(1)。
柏崎刈羽原子力発電所は事故を起こした東京電力の発電所です。福島では事故を起こしたのに柏崎刈羽は安全に運転できるとして原子力規制委に適合性審査(安全審査では無い)を申請しています。柏崎刈羽発電所は立地する新潟に電気を供給しておらず、2007年の地震では放射能漏れと火災を起こしました(4)。
※(5)を転載
図−1 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所
このような訳でしょうか?新潟での評判はよろしくありません。さらには重要免震棟の耐震偽装が発覚し、原子力規制委に適合性審査申請書の補正を求められました(5)。これを6月16日に原子力規制委に提出しました(2)。そして5月18日から止まっていた審査会合が(6)、が6月20日再開しました(7)。議論を聞いていたのですが、原子力規制委による細かな指摘事項はありましたが東京電力と原子力規制委が対立する場面はありませんでした。
さらに本日(6月21日)に開かれた原子力規制委員会(1)に東電社長が出席し、6月16日に東京電力が提出した柏崎刈羽原子力発電所の適合性審査にかかわる補正申請書(2)について説明しました(1)(3)。この説明に対し規制委員長は
「信頼して審査に取り組んでいける」
と評価しました(1)。そこそこ順調なようです。また柏崎刈羽の現場の皆様からのヒヤリングすることを決めました。
東京電力の不誠実さの勝利です。原発には事故の際に原子炉の破壊を防止し、放射性物質の外部放出を小さくするために原子炉内の気体を外部に放出する「ベント」機能が備わっています。これについて
補正前は
「立地自治体の了解の後に運用開始する」
としていたのですが、補正後は
「所長(原子力防災管理者)の権限と責任において、当直副長が格納容器圧力逃がし装置等によるベントを実施」
に変更しています。審査を通す為には必要な処置です。原子力規制委の権限は立地自治体には及びません。事故が起こったにに、立地自治体の反対で運用できなければ事態は深刻化します。東京電力の判断でベントが実施できなければ、原子力規制委は「適合性」を担保できません。
一方で新潟県などの立地自治体の立場は別です。事故が起こり避難が始まったとして、避難中に放射性物質が排出されかねないので、住民の安全を守るには東京電力の都合だけでベントされてはかないません。東京電力は立地自治体の住民の「安全」より「審査合格」を優先しています。
原子力規制委の委員長は会見(10)で柏崎刈羽の現場方に対しヒヤリングを行う理由を問われ
「東京電力とゆう会社が負っている大きな負債を考えた時に、私自身も大きな確信がなれば<略>委員会としての(柏崎刈羽の)最終的な判断はできない」「無茶苦茶長くかかるとは思わない」
と発言されているます。現委員長の任期は9月までですが(11)、それまでに大筋はきめるようです。一方で
「(柏崎刈羽は)審査の最終段階、設置許可認可、パブリックコメントもあるし、そう簡単に行くわけもないし、9月の退任までに結論が出るとは思えないけと」
とも発言しているので、現委員長在任中の審査合格もなさそうです。(=^・^=)が予想は以下の通りです。
6月16日 補正書の提出(2)
6月20日 補正書の提出後の審査再開(6)
6月21日 原子力規制委で東電社長が説明(1)
6月23日 東京電力株主総会(12)、社長交代
7月 規制委が東京電力新社長を呼び出す
8月 規制委員長が柏崎刈羽の現場のヒヤリング
9月13日 審査書案完成、パブリックコメントの募集
9月15日 現委員長の退任会見(16(土)、17(日)、18(祝)と3連休)
9月19日 新委員長、委員の就任会見
9月15日 現委員長の退任会見(16(土)、17(日)、18(祝)と3連休)
9月19日 新委員長、委員の就任会見
このあと地元に同意を求める事になります。
原発推進に熱心安倍出戻り内閣(13)、再稼働をしたい東京電力(14)、再稼働慎重との公約だけで当選した新潟県知事(15)、地元の雇用を守りたり柏崎刈羽原発が立地する柏崎市長(16)、立場が違います。
安倍出戻り内閣、東京電力、新潟県知事、柏崎市市長の陰湿な戦いが始まりそうです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
新潟の皆さんへ
NGT48の躍進(17)、おめでとうございます。感動を覚えた方も多いと思います。新潟の皆様には考えて欲しい事があります。柏崎が福島の代わりに事故っていたらこんな感動はないあったはずです。
福島を代表する野菜にトマトがあります(18)。6月に入りシーズンです。福島県会津地方のトマトの味は格別だそうです(19)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県南会津町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
※(21)を引用
図―2 福島産トマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県南会津町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第16回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会
(2)柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の新規制基準への適合性確認のための原子炉設置変更許可申請に係る補正書および審査書類の信頼性向上のための|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(3)(コメント)原子力規制委員会へのご報告について|お知らせ|東京電力ホールディングス株式会社
(4)めげ猫「タマ」の日記 東電・柏崎刈羽免震重要棟耐震偽装言い訳へチラシ、反省がありません。
(5)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―
(5)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(6)第476回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(7)第476回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(8)(2)中の「柏崎刈羽原子力発電所6,7号機における原子炉設置変更許可申請の補正の概要について」
(9)2号機はなぜ過酷事故に至ったか|福島第一原子力発電所事故の経過と教訓
(10)原子力規制委員会 定例記者会見(平成29年06月21日) NRAJapan
(11)めげ猫「タマ」の日記 東京電力、柏崎刈羽原発の補正書を提出、早ければ9月13日に審査合格
(12)第93回定時株主総会のご取材について|お知らせ|東京電力ホールディングス株式会社
(13)安倍首相「原発は簡単にやめるというわけにはいかない」
(14)CM・新聞・雑誌広告|動画・画像集|東京電力ホールディングス株式会社
(15)新潟知事選:争点は原発 「自主投票」の民進、連合と溝 - 毎日新聞
(16)再稼働「廃炉計画が条件」=柏崎刈羽原発で地元市長−新潟
(17)AKB総選挙 荻野さん5位 NGT10人が「当選」 新潟大躍進|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア
(18)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(19)トマト | JA会津よつば
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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