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コアキャッチャー update3
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/248.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2017 年 6 月 08 日 08:17:49: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 


コアキャッチャー update3 弁財天



フクイチはコアキャッチャー未装備だからメルトダウンし、23億5千万Bq/Lに汚染された地下水が太平洋にダダ漏れになってる。第3+世代原発はコアキャッチャーを標準装備。仏EPR、露のVVER-1000のcore catcher、ESBWRのBiMACとか。




Core Catcher Cooling Structures
EPRに採用されてるコアキャッチャー。この程度の「桶」でメルトダウンを受け止め冷却し太平洋汚染を防ぐことができた。


The severe accident mitigation concept and the design measures for core melt retention of the European Pressurized Reactor (EPR)Manfred Fischer


発案は露。
To Catch a Falling Core: Lessons of Chernobyl for Russian Nuclear Industry

One of the biggest safety lessons of Chernobyl for Russian technology is a structure called a "core-catcher"―a steel vessel, water-cooled, built directly under a reactor to catch the molten reactor core in case of meltdown.


露の技術でチェルノブイリの安全性に対する反省の1つで最大なのはコアキャッチャーと呼ばれる構造だ。
メルトダウンのケースで溶けた炉心を受け止めるため水で冷却される鉄の圧力容器の直下に設置される。


SEVERE ACCIDENT MANAGEMENT CONCEPT OF THE VVER-1000 AND THE JUSTIFICATION OF CORIUM RETENTION IN A CRUCIBLE-TYPE CORE CATCHER

First ex-vessel core catcher has been applied to the practical design of NPPs with VVER-1000 reactors built in China (Tyanvan) and India (Kudankulam) for severe accident management (SAM) and mitigation of SA consequences.


圧力容器外のコアキャッチャーが最初に実際の原発の設計として適応されたのは
中国(Tyanvan)とインド(Kudankulam)のVVER-1000で
過酷事故対策(SAM)と過酷事故発生時の緩和措置として採用された。


Nuclear Power in Russia


The V-428 in the AES-91 is the first Russian reactor to have a core-catcher, V-412 in AES-92 also has core catcher.


AES-91準拠のV-428が露製原発でコアキャッチャーを最初に装備。AES-92準拠のV-412もまたコアキャッチャーを装備。
中国のTyanvan原発はVVER-99/90 AES-91
VVER-1000 V-412 AES-92
AES-92 Kudankulam, based on V-392, Gen III
AES-92 units to India for Kudankulam (under construction, start-up due in 2012).
Generation 3+からの仕様なんだとか。


AP1000はIVR(In-Vessel Retention) 原子炉格納容器内で事故が収束することになってる。←ほんとかよ。
中国沿海部のフルMOXのAP1000はメルトダウンするとコアキャッチャーがないのでフクイチみたいになりそうだ。


福島原子力事故の総括および原子力安全改革プラン2013年3月29日 東京電力株式会社

32ページ

D次世代炉開発への取り組み(1990 年代後半〜2000 年代前半)
ABWR 建設の見通しが立ちつつあった 1990 年代後半より、 更なる改良を目指した次世代炉開発が開始され、 当社としても ABWR-IIの開発研究に参画している。ABWR-IIは既に確立しつつあった ABWR の技術をベースに、 ABWR の次を担う大容量軽水炉として研究開発が進められた。 コアキャッチャーや受動的格納容器冷却システム(PCCS:Passive Containment Cooling System)等の受動的安全設計を取り入れ、 ABWR と同等以上の安全性向上を図っているが、開発の最たる目的は経済性向上であった。 燃料集合体・制御棒の大型化、機能別制御棒駆動機構の導入、安全弁の大型化による弁数削減等により、 物量低減を図りつつ、プラント出力を増加させることに主眼を置いたものであり、 安全設計に関する既設原子炉へのバックフィットは、ほとんど検討されなかった。


日本のABWR-Uはコアキャッチャーを装備できたはずなのにコスト削減で装備されてない。


スクープ 現役キャリア官僚が告発 「原発汚染水は海に流すしかない」それが日本政府の本心です

2013年10月08日(火) 週刊現代
日本の原発がコアキャッチャーなどの安全装置を付けないのは、特許絡みで海外のメーカーに高額なライセンス料を払わねばならないためです。このことには原子力ムラの人間はもちろん、国産原発メーカーの日立、東芝、三菱重工も絶対に触れませんし、メディアも報じません。こういうことを誰も言わないのはおかしいと思いませんか。


ぐは。やはりライセンス料をケチってたのか。うむむ。ブァカ杉る。なんとかせーよ。
コアキャッチャーを標準サポートしてるのは仏EPRと露VVER1200だけか。ATMEA1は未掲載w



ソース


高浜原発差し止め 司法も警告「世界一厳しい」安全基準のウソ

2015年4月15日


■メルトダウンの対策がない


 原発の安全確保には「止める」「冷やす」「閉じ込める」が必要で、世界ではメルトダウン事故を前提に対策が取られている。欧州では溶け落ちた燃料を受け止める「コアキャッチャー」の設置が義務化されている。ところが、日本の新基準にはそれがない。「世界一厳しい」なんて笑止千万だ。



 

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コメント
 
1. taked4700[6250] dGFrZWQ0NzAw 2017年6月08日 11:01:52 : 3GkFAgPDPs : u8vJQWSvjCQ[30]
CODとはCommercial operation dateのことで、商業発電を開始した日付のこと。

上の資料には、EPRでFirst Unit COD の欄に2012(Finland) とありますが、間違えです。

ウイキの「オルキルオト原子力発電所」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%88%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
には3号機のみがEPRであり、まだ工事中とあります。多分、完成しないまま廃炉になるはずです。

コアキャッチャーは広い底面をもつため、地震波を吸収しやすく、柱や壁に地震波が集中するため、大きな地震が来ると一気に破壊される可能性が高いのです。多分、これがアメリカの原発でコアキャッチャーが採用されない理由。


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