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マリファナが解禁になってしまったアメリカ。
オランダやドイツといった先進国の後を追いかける形であり、しかも薬用マリファナ合法化という前駆段階からの移行があったため、それほどのインパクトはないものの、長い間逮捕者を出し刑事的な取り締まりの対象であったような麻薬が多くの州で自由化されるというのは事件である。
マリファナの喫煙は日本でもさかんで、ハワイ旅行同様に芸能人の特権だった時代は昭和の時代にすでに終わっている。いまどきハワイやフロリダへのリゾート旅行などしなくても国内で十分手に入る。
そうなる以前の時代、まだマリファナというものが非常にやばい薬品かのような扱いをうけていた頃、元東大教授の西部邁がTVでなにをとちくるったかマリファナ体験を告白していた。彼は東大時代にカリフォルニア州のバークレーに赴任していたのだ。そこではヒッピーの公式嗜好品ことマリファナに加えて、各種のケミカルにまで手を出していた、と本人が言っているのを私は覚えている。
問題はそこである。マリファナで終わることなく、LSDをはじめとする非合法ドラッグに手を染めた東大の西部は一線を超えてしまっているため、その後、東大教授などで任務を遂行できるわけがなく、その後の所謂保守活動というのはラリって分別がつかなくなったボケ老人のうわごと半分だったということは特筆すべきである。小林よしのりは西部を持ち上げ、ビートたけしは西部の物真似で保守化した、などと見当違いも甚だしい意見を述べていたが、私は西部のドラッグ体験告白を覚えていたので保守の代表だなどと思った試しはない。
昔はタバコや酒の延長上に各種のドラッグがおかれ、たとえばアヘンが知識人の嗜みであり、コカインも覚醒剤も普通に新聞の広告で宣伝していた。時代錯誤を起こしているような輩は自分は特別に前近代へトリップできる資格があるとばかりに、かつては合法であった危険ドラッグを勤しむことに抵抗をおぼえるだけの常識を放棄している場合が多々あるのである。
アメリカではマリファナが合法になってしまい、今度はコカインが薬用コカインのみ合法という扱いへ一歩成長した。このままいけばマリファナの後を追いかけて完全合法化になるかもしれない。しかしアメリカはマリファナとコカインというところで一線を引いている、ここはまだアメリカが先進国の倫理を放棄していないとみれる証拠である。
お隣のカナダでは、すでにコカインどころかヘロインまでが薬用OKになっているのである。ヘロインが、である。
そして数年内での薬用MDMAまでがもうすでに合法化に向かう手続きにはいっている。一体、カナダは何を考えているのか。MDMAは昔のディスコやクラブなどの享楽街でエクスタシーと呼ばれていたただの気持ちよくなるクスリではないか。
末法時代で、もう国民に好きにしていいよ、といって匙投げたか、カナダは
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