http://www.asyura2.com/17/cult18/msg/373.html
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日本の国家政治は、政治家と官僚が合同で行う二重構造でできている。
わかりやすい類似例でいえば、テレビ番組がタレントとそれを動かすスタッフの相互関係によってできていることなんかが近いかもしれない。
政治家には早慶出身の議員が多く、官僚は戦後ずっと東京大学の出身者が独占的な力を持っている。タレントよりも、ディレクターやプロデューサーにブレインが集まるようなものである。
中には、官僚が転じて議員になる場合がある。つまり、できる側の人間が、現場の代表者に満足がいかず「ワシが代わりにやったるけえー(何故か広島弁)」といってしゃしゃり出てくるのだ。
それで思い出すのが故・永田寿康氏である。慶応→東大→大蔵官僚→米国上位大学留学→ローメーカーで国会デビュー、という塵一つない完璧な肩書き。30代のはじめに、野望ある男なら誰もが一度は夢見るようなコースで上り詰めるところまで一気に駆け上がった彼。
永田氏がそれからどういう末路へ残りの人生を展開していったのか、覚えている人もまだいるはずだ。彼は些細な感情のトラブルで些細なミスを連発しては、パニックを増幅させ自滅していったのだ。完璧なキャリアを歩んできた彼には、失敗を乗り越えていくだけの器が育っていなかったのである。そして郷里に戻って精神科で薬漬けにされたあげく投身自殺。
今、お騒がせの豊田真由子は永田氏に劣らない学歴エリートであり、ヨーロッパで外交官をしているときに日本のあまりに幼稚な政治にあきれ、改革をうながすために帰国して政治の世界へ官僚から転身を試みたのである。そして、永田氏を彷彿とさせるような感情的なトラブルがオフレコの活動中に爆発・・・・それが問題視され、時を待つことなく離党の届をだしている。
エリートとはいえ浅ましい女ふぜいのことであるから、まさか、ここから政治家生命を失い、追い詰められては精神病棟へ直行なんてことはないだろうが、永田化していく可能性は否めないところだろうか。
ところで、問題になった録音された部下への暴言・・・・私も活字化されたソースで知りました。なかなか面白かったです。厚生キャリアも人の子ですから、ま、あんなもんでしょう。
具体的になにがいけないのかを私がランダウンしてみましょう。
@ ハゲ、バカ
確かにまともな社会人はこういうことを言わない。いくら秘書とはいえ年長の男性へこういう口の利き方をする人格というのは異常だが、いわれっぱなしの側にも問題がある。パワハラを訴えるまえに、仕掛けられた喧嘩には応えるのがインテリジェンスである。酔っ払いに道でからまれていちいち相手にするわけはないが、この場合は自分が死守すべき舞台にいるのであり実力を発揮すべきシチュエーションである。このレベルの喧嘩では酔っ払いや知障者とかわらず乗り気にはなれないかもしれないが、喧嘩というのは自我を解放することなので、そこは理屈じゃない。子供のころに口につくような悪口を迷わず言えばいいわけで、ハゲでもチビでもバカでもハナクソでもカタワでも朝鮮人でも構わないのだ。そんなところで「あなたの目に余る愚劣さをお題に短歌を一首詠ませたもわれ」などと言っても効果はない。死ねこの野郎、でいいのだ。虐待される被害者というカードをひいた55歳のオッサンにはあまり賛同できない。
A 「お前の娘をひき殺して脳みそをぐちゃぐちゃにした後で、今のは間違いでしたと言ってやろうか」
トロいこのオッサンが「間違いでした」を言うことに「間違いで済むか!腹をきれ!」と言いたいのだろうな。国家を導いていくような人材は、これくらい厳しい態度で日常に挑むべきであり、問題はなし。オッサンに腹をきれ、というかわりに、娘を殺すぞ、と言っているのはちょっとアレですが、こういうオッサンは家庭でも甘いので娘までを教育しなおす必要があるのかもしれません。私も昨年、労働者階級の知り合いが頭の遅れたガキを年間600万くらいかかる全寮制の大学に行かせていることをきいてキレたくなりました。Az@sa Pacific Universityって、お前ら蹴り殺すぞ、ガキが可愛いならなおさらそんなクルクルパーの大学で遊ばせんなや糞屑、本当にそういってキレたかったですよ。自分に甘い人間、それ以上にガキに甘くする親には、目覚ましの暴言くらい浴びせてやったらいいんですよ。しかし・・・それにしても豊田のボキャはいけてないな、全然インテリじゃないし・・・・桜蔭中学、高校、東大、ハーバード、お前らはどういう教育さらしとるんや。
B 曲調をつけての暴言 (ミュージカル仕立て)
普通に暴言をはくだけではマンネリ化するので、抑揚をつけながら、ゆとりをかましていびる・・・・なかなかドエスぶりに磨きのかかる豊田女史42歳。これくらいの悪女でないと国家のリーダーはつとまりません。こういう人材でないと、海千山千の他国の交渉代表を相手に国益を守る仕事はできないのです。しかし、この歌いながらの暴力ということで想起されるのはですね・・・・女子高生コンクリート詰殺人事件、あれだな。被害者の高校生を監禁した犯人たちは彼女に小泉今日子のヒット曲「なんてったってアイドル」を唄わせ、その曲にあわせて顔面にパンチを浴びせ卒倒させていたのです。ヘイ!(ボコっ)ヘイ!(バチっ)ヘイ!(バキッ)。豊田はそれを知っていたのだろうか。小泉純一郎はおそらくその報道を知らなかったから、キョンキョンの同曲をカメラの前で歌っていたのだろう。
C ピュアな暴行
豊田は、運転中の秘書にたいして、後部座席から乗り出して音のでるほど頭部を殴りつけた。横を走っている車とかに動画とられてないか・・・とか激昂していてそういう客観性はないようである。殴られっぱなしになっている方もなっている方だが、おそらくハリウッド映画的にやり返すよりも日教組的に被害者のカードを引くほうが勝てるという算段もあったのだろうな。たけし軍団の東というタレントは、運転手時代にエンストをおこし、同乗していた和田アキ子にグーパンチで殴られた。その悔しさをバネに宮崎県知事まで出世したのだから、運転手への暴行もばかにはならない。ま、これくらいはお宮勤めの罰ゲームです。
D 精神的苦痛への制裁としての暴力
豊田はいう。オバカな秘書の失策のおかげで自分は精神的なダメージを与えられた。その痛みをわからすために暴力に訴えているのだ、と。実際は「鏡よ、鏡よ、この世で一番美しく秀でている女は誰?」と言っても秘書に自分だと言ってもらえなかったために「違うだろー、私だろー」と我儘爆発でキレているだけかもしれないがw、豊田は傷つけられたから、暴力で傷つけ返してやっている、という詭弁を披露する。これはいかん。東大法学部ではいったい、何を教えているのか。これから、まだオッサンはトロいから罰していると言ったほうがマシである。誰がどうみても、肉体だけでなく精神的にも傷ついているのは遥かに年の離れた女に殴られ暴言をはかれ辱めをうけているオッサンのほうであるからだ。法解釈としてこれを覆すことは東大法学部卒の豊田にできるとは思えない。それをするには民主主義というシステム自体を否定する必要がある。凡くらのオッサンの名誉と、選民たる自分の名誉は価値が違うということを完全に証明しないで、酌量を求めることは無理だ。
テレビ番組で人気の女弁護士が、東大法学部の後輩である豊田について「できる女だから、できない人間に苛立って高圧的にふるまっている」のではなく、「順当な出世ができない不満を周囲に当たり散らしている」という冷静な分析を行っていた。豊田は我々庶民からするなら完璧な学歴やキャリアを導いてきたようで、実は厚生キャリアとしても国会議員としてもエリートからは少し落ちるのである。私が阿修羅カルトの拙稿で小和田雅子をアラナイズしたときと同じ観点から住田裕子は豊田の根本的な問題点について指摘している、これはこれで真だろう。
私は正義の味方なので、安易に被害者ぶる秘書のオッサンの味方はできない。それだからといって、プッツンの領域との接点を彷彿とさせる豊田に加担もできない。豊田はちゃんと秘書を面接にかけて雇うべきであり、要らないオッサンだからといって「キレられ業」を担わせると契約業務外労働の法外な請求をうける羽目になる。人を怒鳴らないとすっきりしない感情障害があるのであれば、その事実に向き合い、「ストレス解消され役」の人間を採用するべきである。
ま、私見としてはですね、基本的に国立大学も省庁も国会も、ユニセックスにする必要は全くない。ギャーギャーわめくことを利点につなげられない悪い意味での女らしさが抜けない奴は落とせばいいし、男でもオカマみたいな野郎は不適格ということで首にすればいい。
トリビア:東大女子の天敵といえばだれか、樺美智子を撲殺した機動隊員ではない。それは加賀まりこだ。加賀は、芸能人に常識クイズに挑戦させるテレビ番組で、菊川怜以前には東大出身タレントの単独の象徴であった高田万由子(やっぱお前もマユ子なのか〜)と共演した。
番組のうちあげのさい、オバカの役割を全うした飯島愛に、高田が苦言した。「本当にあんなこともわからなかったんですか?」おいおい、高田よ、芸能界は学力テストを競っているところではない、学生時代は見かけに反して優等生であったという飯島だがセクシー姉ちゃんとしてオバカを代表しているのだから真面目に解答することを望まれているわけがないだろう・・・・・そこにずかずかと割り込んできたのは加賀まりこだった。「あんたって、どうしてそんなに顔デカいのよ」といきなり高田に物申す熟女。相手が東大でてようが、フランス語が話せようが、山の手の特権階級の令嬢であろうが、もともとモデルで体型にも恵まれていようが、そんなものはお構いなしに毒をかまし弱者の味方をする加賀まりこではあるが、正義の味方の私は加賀には賛同しえない。
加賀まりこは、優等生からダメだしをされてエゴを傷つけられた飯島愛が、そこでどう切り返して自分の尊厳を守りインテリジェンスを育てていくか、その機会を無残にも奪い取っている。知性に関する争点を無視して、身体上の特徴への安易なすり替えを行っているが、これは高田の容姿に欠格があるように、飯島の知能に欠格があるのだ、という裁定を手前勝手に下してみたいにすぎない。人の喧嘩にしゃしゃり出てきて、結局は飯島への知的批判を決定化してしまい、オバカはオバカのままでいいという弁護を行うことによってオバカを固定づける差別の現行犯であった。
トリビアのトリビア:加賀まりこは日本の芸能史上でも血統がよく有数の美女とされており、それだけでなく三島由紀夫に見出されるほどの文化的アイコンでもあった。幼い頃から才色兼備のエリートとして自己愛に満たされていた加賀は、気高い振る舞いの中にも弱者への愛を持つ。結婚したのは、いつも怒鳴られパワハラにあう無才のディレクターである。しかし、結婚後、加賀まりこの相手ということで急激にもてるようになった男は家に帰ってこなくなった、と加賀本人がいっていた。ウィキペディアに加賀の婚歴は載っていないが。弱者への愛が、ビンタになってかえってくるこの世の常にまだ懲りないのか、加賀はこの時もオバカタレントをかばうのである。ま、パリに新天地を求めたこともある加賀は、なにかと比較されることのあった岸恵子の面影を高田にみてしまい、憎らしさあまって暴言をはいた、というのもあるだろうが。
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