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米国の本物の大人たちが、トランプの「ヒラリーの愛人だったリーバーマンをFBIの長官にする」人事案に驚いた〜リーバーマンは辞退したが、トランプというのは…/副島隆彦
[2144]5月28日の 定例会(私たち自力での講演会)にさらに集まって下さい。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2017-05-26 09:23:32
http://snsi.jp/bbs/page/1/
(抜粋)
アメリカの次のFBI長官に、なんと、なんと、ヒラリーの愛人を10年以上やってきた、コネチカット州選出の上院議員だった(徹底したイスラエル擁護の)、ジョゼフ・リーバーマンが、つい一昨日まで、最有力候補だった。
(二人が顔を寄せ合った親密な写真)
(転載貼り付け始め)
Joe Lieberman out of FBI director sweepstakes
May 24, 2017 FOX
http://www.foxnews.com/politics/2017/05/24/joe-lieberman-out-fbi-director-sweepstakes.html
Trump wants to expand pool of FBI director candidates after he hires Joe Lieberman's law partner Marc Kasowitz to defend him in sprawling Russia probe
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この英文記事が最新の公開情報です。
ヒラリーと、リーバーマンが、仲良く極めて親密に抱き合っている写真は、私たちの「世界権力者人物図鑑」で、ひときわ燦然(さんぜん)としていた。
極悪人で、犯罪の証拠もたくさん挙っているから逮捕、裁判、投獄しなければ済まないヒラリーと、リーバーマンは、その後どういう関係になっているのか?
リーバーマンをFBI長官に、トランプが任命するなんて、と、アメリカ国民が、どよめいて、吃驚仰天(びっくりぎょうてん)を通り越す、ものすごい人事案だった。
もし、ヒラリーとリーバーマンの私的な愛情関係が今も続いていたら、リーバーマンをFBI(フェデラル・ビューロウ・オブ・インヴェスティゲイション)長官に任命したら、トランプ自身が、焼き殺されてしまう。文字通り、自分に向かって、自分に刃物を突きつけるようなことだ。大統領弾劾(だんがい。インピーチメントimpeachment =議会での刑事訴追裁判 )で、トランプは大統領辞任に追い込まれる。
そういう、自分で毒を飲むようなことを、トランプという男はやってみせる。人事権を握ったのだから、普通のおとなしい考えなら、「次のFBI長官は、FBIの中に、たくさん溜まっている、真面目な捜査官たちが集めた、ヒラリーが関わった多くの、国内殺人を含めた、あるいは、ISIS(アイシス)を傭兵部隊として育てた、大量の証拠を、表(おもて)に出して、正しく刑事法執行機関(ラー・エンフォースメント・オフィサー law enforcement officers )としてのFBIの職務を実行してくれるであろう、厳格に公正な人物を、FBI長官に任命する」という、普通の正常な行動に出ていただろう。
ところが、トランプというのは、さらに恐ろしいまでの離れ業をやってみせて、「毒を毒で制す」ということまで、やる男だ。一歩間違えば、自分が毒蛇に噛まれる蛇使いのような技(わざ)まで使う。
アメリカの 責任有る地位の、政治の世界の裏側の穢(きたな)いことも全部知っている、本物の大人の男たちが、ドヒャーと、まず、このトランプの「ヒラリーの愛人だったリーバーマンをFBIの長官にするなんて、なんということだ 」と驚いた。 これがアメリカ政治だ。 やがてその噂(うわさ)が全国に広がって、アメリカ国民にとっても、抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)のゲラゲラ劇場である。
ビル・クリントン大統領(在1990−98)が、ホワイトハウスの東ウイング( 大統領の家族が住む。大奥だ )に、あの政治インターン(研修生)の、モニカ・ルーインスキーを、引っ張り込んでいる間に、ヒラリーは、コネチカット州のリーバーマン上院議員の邸宅に、ずっと入り浸っていた。そういう 夫婦だったのだ。頭のいいアメリカ人は、皆(みんな)このことを知っていた。
こういう、アメリカ政治の本当のところを、何も、知らされない、教えられない、日本土人たちは、かわいそうだ。
以下は、たった今、報道された、WSJ紙(ウォール・ストリート・ジャーナル 日本で言えば、日経新聞)の記事である。
(転載貼り付け始め)
●「 FBI次期長官、最有力候補が選考辞退=書簡 」
2017年5月26日 WSJ
http://jp.wsj.com/articles/SB11367386290468463683504583167451237021858
米連邦捜査局(FBI)次期長官の最有力候補と目されていたジョー・リーバーマン元上院議員は、利益相反と見なされる状態を避けるため自身を選考の対象から外すようドナルド・トランプ大統領に伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したトランプ氏宛ての書簡で明らかになった。
リーバーマン氏はコネティカット州選出の元上院議員で、民主党の副大統領候補になったこともある。現在は昨年の大統領選へのロシア干渉疑惑を巡る捜査でトランプ氏の私的弁護団に入ったマーク・カソウィッツ氏と同じ法律事務所に勤務している。トランプ氏は今週に入り、ロシア疑惑を巡る特別検察官の捜査で自身の代理人の一人にカソウィッツ氏を起用した。
リーバーマン氏は24日付の書簡で「マークがシニアパートナーを務める法律事務所で私がシニアカウンセルの役割を担っていることを踏まえ、利益相反と見なされるいかなる状態も回避することが最善だと考える」と述べた。
トランプ政権高官は先週、リーバーマン氏がFBI長官の最有力候補だと語った。トランプ氏も先週、最有力候補かと聞かれて「そうだ」と答えていた。ホワイトハウスは現時点でリーバーマン氏の書簡についてのコメントに応じていない。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 この記事から、私が、書いていることがウソではなくて、これらの新聞記事の背後にある真実だと、分かる人は分かる。
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