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私はサッカーにはあまり興味がないのだが、先日、Jリーグの選手が名誉棄損の暴言で出場停止に追い込まれた話を耳にはさみ、はさんだままレンジでチンしてしまった。その内容とは、外国人の敵チームの選手に対して「臭い」といっただけの日本人選手が処分を受けた、とのこと。
人には自分ではどうにもできない身体・精神・身分にまつわるネガティブなコンディションがあり、たとえ100%事実だとしてもそれらを公然と非難した場合、自由世界にある先進国であっても侮辱の罪に問われ裁かれることが日常に起こる。
体臭・・・・確かに遺伝的なもの、自分ではどれだけ清潔にして気を使っても完全に隠しきれないような種類の匂いもあるだろう。歯茎に膿がたまるような免疫病だって確かにある。アトピーや、癲癇みたいに確かに周囲からすれば近寄りたくない迷惑条件であるが、やはり声高に中傷はできない、と。しかし、そのサッカー選手が多少の悪意を込めてガイジンへ向けた「臭い」は口臭のことであり、それは日常の予防でおおかた解決のつくものである。それをしないで、傷つけられた、と被害者ぶるのはおかしな話である。
こんなことで出場停止だの、謝罪だの、記者会見だのと騒ぐのは幼稚な社会であり、それはJリーグがいまだにJリーグなどという幼稚な呼称を受けている所以である。
さて・・・・・・・・
アメリカ大統領トランプの悪口は実にそれに比べ酷いものである。攻撃の対象になったのはお互いが面前で批判しあうヒラリーなどの政敵だけでなく、様々な公人・私人に及んでいる。
先日もCNNアナのドン・レモンに対して「放送業界で一番頭の悪い奴」と言ってのけたばかりである。ドン・レモンは黒人であり、いままでのリベラルが強い時代なら差別や偏見を受ける黒色人種にはなおさら優しくしなくてはいけない、暴言などとんでもない、という風潮であったはずである。男なら自分より強い地位にいる相手を罵倒してみるべきだ、というようなハリウッド的な倫理が勝っていたはずだ。それがここへきて、トランプ大統領の公での発言が、黒人男性に向けられ新しい時代の到来を宣言したのである。
平穏に亀裂を入れるような過激さを求めるメディアに餌を与えるようにして発言を繰り返すトランプの最近作といえば、解雇したばかりのFBI長官コミー(広瀬香美のソウルダディー)への追撃ともいえる昨日のメッセージである。
トランプ大統領「コミ―は記者へ好き勝手言う前に、自分と俺の交わした会話の記録がテープに残っていないよう天に祈るべきだろうな」
なんなのだ、この意味深な発言は。日本でニュース用の報道原稿書いているようなたとえば東大や早稲田政経出身のえらいジャーナリストは一体どう解説しているのだろう。専門家である彼らは学力も語学力もまさかチベよわ程度のわけがないからな。いつもトランプの論調が愚かで翻訳しずらいとこぼしている傲慢な輩の集まりなのだからこれくらいの・・・解説など・・・・できるわけがないだろう。全く理解していないのだから。
そういうわけなので、私(チベットよわー)がわかるように真相を簡単な言葉で
語りましょう。なはなは。
トランプのいう録音された二人の会話というものが現実にあるとして、コミ―にとって本来困る内容というのはFBI長官として機密な組織内部の情報を漏洩したことだろう。しかし、それは数日前までの話。もう彼はFBIにはいないのだからそんなことはどうでもいいし、大統領が共犯の漏洩罪におののくこともないのだ。
それどころかトランプは、二人でかわされた会話の内容も全て表のメディアで言い尽くしているのである。それもちゃんと報道されていないかもしれないので人間アンプリファイアーとの異名をとった私(チベットよわー)がみんなに聞こえるような大声でまとめます。
トランプははなから、ヒラリー訴追を断念するつもりはなかったので、ま、早い話、就任式のごたごたが終わって各地のトランプ反対デモがおさまるころあいを見計らってFBIに圧力をかける予定だったのである。トランプはコミ―にはっきりきいている「おい!ヒラリーのビッチをしょっぴく手筈はすすんでいるか?」
しかしその前からコミ―はそういう展開を阻止する伏線として最終兵器ともいえる必殺技を胸ポケットからちらちらのぞかせていた。
これもはっきりした言葉ですでに既存メディアにあがっている。読んでいるか読んでないかの違い。東大をでて読んでない報道のスペシャリストはまさかいねえだろうな。
コミ―はこういっているのだ。「トランプがヒラリー訴追をどうしても強行するなら、トランプ自身の色んな連邦法にひっかかる犯罪を一気に有罪へもっていく象〜」と。無論、今回の理由なし警告なしの解雇劇はそれへの直接的な制裁である。
トランプは大統領の座を手中にした後、コミ―に電話の会談で尋ねた。「なあ、お前がヒラリーをかばうために用意したカウンターのネタはどこまで温まっているんだい。まさか俺をしょっぴく手筈がまだ続行中とか、それはねえだろうなあ」
コミ―はどこまでいっても公務員であり、権力だと決まった相手と闘うつもりなどない。うなだれたままこう答えた。「プレジデント、あなたを訴追することはありません」
さあ、ここだ。トランプはFBIの機密を口約束で漏らしてしまったコミ―を今になって責めているのか?そんなわけがない。本当はそんなことはどうでもいいし、どうにもならない話なのだ。
トランプが今になってコミ―に投げかけた「録音テープがないことを祈っていろよ」という揶揄を含めた脅しはいったい何を指すのか。
それは選挙期間中にオバマがFBIを使ってトランプにしかけた盗聴についての彼の役割、責任を皮肉っているのである。(←私はその事実を認めていないのであくまでトランプの主張した仮説であるが)
そして盗聴を日常の仕事にしたFBIからでてきたコミ―が垂れ込むことのできる情報はすべてFBIの手元にあるため、物議をかもしだすような告白で仕返しをしようとしても無駄だ、とあざけっているのだ。
さらに言えば、「もともと正直である自分は、くだらぬ画策を企てては暴露におののきおろおろと綱渡りをしているような小賢しく薄汚い政治家と違って、たとえ裏の事情があばかれても一切たじろぐことなく自分の政策を突き進むことができる、お前らの了見でもって突き崩すことなどできない」と高らかに勝利宣言しているのである。
これが今回コミ―へ手渡した捨て台詞の真相である。会話を録音していたかどうかはいわばジョーク・皮肉であり、はなから問題にされていないのである。そこが90%の日本人ジャーナリストには理解できないトランプの大人の駆け引きである。
無論、トランプ陣営はコミ―をクビにすることも昨年のうちから計画済みであった。これには駆け引きっつうよりも、力の行使のほうが見られるかもしれないが、ロックフェラー大学出身のコミ―はリベラルのアホやけえ、問題なし。
私(チベットよわー)は昨年の時点で「トランプはヒラリー訴追を放棄したようにみせかけて、2017年3月以降に、何事もなかったかのように捜査を再開させ完全決着にもっていく」という予言をネット上でしている。
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