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小学校の校門に設置された顔認証ゲートを通って登校する児童(中国・深圳)
中国・深圳、イノベーションが躍る街(IN FOCUS) /日経デジ
ファーウェイ IN FOCUS 中国・台湾 アジアBiz AI 2019/7/27 4:11
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47675010T20C19A7M12900/
6月末の平日朝、中国・広東省深圳市の小学校を訪れると、日本にはない光景が広がっていた。登校してきた児童は校門で顔認証用の黒い画面をのぞき込み、門が開くのを待つ。不審者の侵入を防ぐだけでなく、保護者のスマートフォンに無事に登校したことを知らせる機能がある。
この顔認証システムは人工知能(AI)を教育に応用する一環で、深圳に本社を置く中国IT(情報技術)大手、騰訊控股(テンセント)が開発した。市内の有力学校が2018年夏から順次導入。外国語会話の能力、運筆の正確さなどをAIで測定する教材も実用化している。
スマホなどIT機器の工場が集積する深圳は「世界の工場」の中心だった。人件費が高騰した10年ごろから工場は内陸へと徐々に移り、世界でも有数のイノベーションの街へと変貌している。得意のITを生かした無人コンビニエンスストア、自動運転バスなどの新サービスの社会実装が街をあげて進む。
小さな漁村だった深圳は1980年に中国初の経済特区に指定され、発展の軌道に乗った。改革・開放の「実験場」には、中国全土から人材が集まった。このため深圳市民は平均年齢が低く、「新しい技術への許容度が高い」(無人コンビニ「11分便利店」の担当者)という特徴がある。
深圳はテンセント、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)など民営のIT大手を送り出してきたが、現在もスタートアップ企業が続々と生まれている。米国も警戒する中国のイノベーションの力は共産党・政府の支援策ばかりでなく、こうした現場での取り組みが一翼を担っている。
文 アジアテック担当部長 山田周平
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