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15日、観察者網は、日本の国立公文書館が旧日本軍の「731部隊」などに所属していた隊員3607人の実名名簿を公開することになったと報じた。写真は731部隊跡地。
「731部隊」隊員らの実名公開、中国ネットの「怒りの矛先」は意外な方向にも
http://www.recordchina.co.jp/b592308-s0-c10.html
2018年4月16日(月) 11時20分
2018年4月15日、観察者網は、「日本の国立公文書館が旧日本軍の『731部隊』などに所属していた隊員3607人の実名名簿を公開することになった」と報じた。
滋賀医科大学の西山勝夫名誉教授がこのほど記者会見を行い、中国で人体実験を行ったとされる731部隊の隊員ら3607人の実名名簿が国立公文書館で公開されると発表した。今回公開されるのは731部隊を中心とする「関東軍防疫給水部」の「留守名簿」で、1945年1月1日作成とされている。名簿には軍医52人、技師49人、看護婦38人、衛生兵1117人などの実名と階級、連絡先が記されているという。
中国のネットユーザーからはやはり、731部隊や旧日本軍の行為に対する痛烈な批判が数多く寄せられた。また「今ごろ公開して何の意味があるのか。大部分の関係者は教授になったり引退したりして、すでに安閑とした晩年を過ごしたというのに」「日本は教科書の内容を少しずつ、国民が本当の歴史を理解できないように変えていっている」「日中友好はやはり幻想だと思う」といったような意見もあった。
一方で「良心のある日本人もやっぱり存在するんだな」など、資料の公開に向けて努力した日本人を評価する声も見られたほか、「歴史を認めることが、東アジアの経済一体化の第一歩だ」など、今後の日本の歴史認識に変化が生じることを期待するようなコメントも見受けられる。
さらに「米軍は731部隊のデータを受け取りながら、その懲罰をうやむやにした」「実際に他国に対して化学兵器を使ったのは米国だ」など、米国に対する批判も少なくない。そして「1960−70年代の名簿は発表しないのか」「日本の公文書館はすでに多くの資料を発表しているが、中国ではいつ出すのか」「実際、日本よりも中国のほうがもっと派手に事実を改ざんしている」など、怒りの矛先の一部は、文化大革命期の詳細な被害や資料を公表しない中国政府にも向けられていた。(翻訳・編集/川尻)
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