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14日、澎湃新聞によると、中国のプロサッカークラブでユース育成に当たっている日本人指導者が「中国の選手はかつてのレベルを取り戻せる」と語った。資料写真。
日本人指導者の言う通り!中国サッカーには「紳士さ」が欠けている―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b189279-s0-c50.html
2018年2月16日(金) 21時10分
2018年2月14日、澎湃新聞によると、中国のプロサッカークラブでユース育成に当たっている日本人指導者が「中国の選手はかつてのレベルを取り戻せる」と語った。
記事が紹介したのは、中国スーパーリーグ・河北華夏幸福のユース監督を務める高畠勉氏だ。川崎フロンターレの監督、若手育成を目的としたJリーグU−22の監督を務め、2年前に中国に渡った。
高畠氏は「かつて富士通でサッカーをしていたころ、沈祥福氏が監督で、魏克興、高升というチームメイトがいた。当時の中国選手のレベルは本当に高かった。そう思って中国にやって来たので、子どもたちと触れ合ってみてまさかこんなだとは思わなかった。もともと中国選手のレベルは高かったのだから、当時のレベルまで戻る力はあると思う。だから、中国でのチャレンジを引き受けた」と語っている。
河北華夏幸福U−19の選手たちは多くが1メートル80以上の高身長だという。高畠氏は「中国選手のフィジカルや天賦の素質は日本人よりずっと上。伸びしろが非常に大きい。日本人選手のレベルはすでにほぼ頭打ち状態。フィジカル面の素質は後天的な厳しい練習ではカバーしきれない。試合をする中国の子どもたちを見て、すでに良い技術を持っていると感じた。サッカーへの理解とピッチでの応用を強化すれば、すぐに進歩する」とした。
また「中国は文化とスポーツとを分けて考えすぎる」とも。「日本には文武両道という言葉があり、文化を学ぶと同時に体を鍛えることで、選手たちは学習をサッカーに応用することができる。そうすることで、サッカーに対する理解も全然違ってくる」と指摘している。
記事は高畠氏について、「とても小さな部分からチームを変えようとしている。荒れた試合の後には特に選手たちに対して『仲間が倒された時に身を挺して出ていくのは悪いことではないが、感情をコントロールすることも学ばなければ。暴力サッカーはいけない』と諭し、試合前に着替えた服や靴をきちんと整える、試合後に現場のごみをきれいに片付ける、あいさつをする時は相手の目を見る、時間を厳守する、歩きながら食事しない、といったことを求める。高畠氏にとってはどれも人格形成の一環だ」と伝えている。
高畠氏は「日本のサッカー業界人、特にユースに携わる者にとって、サッカーは人格教育である。ピッチ上ではいい選手であり、ピッチの外では紳士となる。これは子どもたちのサッカーレベルを高めるだけでなく、将来社会に出た時にも役に立つ」と語っており、記事は「確かに、中国サッカーに欠けているのはこの“紳士”という部分だ」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻)
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