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19日、中国の動画サイト・西瓜視頻に「日本には、国歌を歌いたくないのなら歌わなくていいと教える教師がいる」と題した動画が掲載された。写真は日本国旗。
「国歌歌わなくてもいい」と教える日本の教師に中国人感嘆=「日本には多様性ある」「中国では触れられない問題」
http://www.recordchina.co.jp/b233402-s0-c60.html
2017年12月21日(木) 7時20分
2017年12月19日、中国の動画サイト・西瓜視頻に「日本には、国歌を歌いたくないのなら歌わなくていいと教える教師がいる」と題した動画が掲載された。
動画は、パーソナリティの男性が視聴者に語り掛ける型式。男性は、「今の日本は完全に右傾化し、社会は軍国主義化しており、再び侵略の道を進もうとしているという考え方には賛成しない」とし、「中国の学校では毎週1回、国旗掲揚のセレモニーがあり、国歌を歌うのが当然だと考えて疑わない。しかし、日本では国旗掲揚や国歌斉唱をするかしないかで社会全体に議論が起こる」とした。
そして、過去に大阪の学校などで実際にあった事例を挙げ、「卒業式で起立して国歌を歌わなかったことで減給処分になった教諭が、処分取り消しを求める訴訟を起こすケースが相次いでいる。これらの教諭たちは生徒に『国歌を歌いたくないのなら歌わなくていい』と教えることもある。そして問題が起きる度に、国による国旗や国歌の強制の是非を巡る議論が再燃する」と解説した。
さらに、「高度経済成長が終焉し、経済が長い低迷状態に入った日本では、政府が国民の士気を保つべく愛国主義を強調するようになった。1996年には公立学校での国旗掲揚・国歌斉唱が事実上義務付けられ、99年には『国旗及び国歌に関する法律』が施行された。しかし、今上天皇が強制すべきでないとの立場をとっているほか、軍国時代のイメージから抵抗を覚える教師も多く、是非をめぐる議論や紛糾は絶えない。公立学校でも必ずしも国旗掲揚や国歌斉唱は行われていない。これが、真実だ」と日本の現状を紹介した。
この動画に対し、中国のネットユーザーは「今の日本人は平和を愛しているよ」「偏りのない事実の報道こそ、われわれに必要なものだ」「国旗や国歌については個人の自由を尊重すべきだと思う。強制は何の意味もない」「日本の政治には多様性があるってこと。右翼もあれば左翼もある」「われわれの教育界ではとてもじゃないけど触れられない問題だな」など、動画の内容に賛同するコメントが目立った。
一方、「日本に今もなお極右主義者がいるということ自体が許せない」「日本の国歌は天皇に捧げる歌。ちっともいい歌じゃない」「国旗と国歌を変えればいい話では?」との意見や、「学校での国旗国歌の問題はともかく、わが国の学校のダサい制服をなんとかしてくれ」という声もあった。(翻訳・編集/川尻)
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