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中国メディアはこの5年間に中国では多くの分野で「世界一」「世界初」「世界最長」を達成したと強調。「世界の称賛を呼んでいる」として、習近平政権の成果をPRしている。写真は中国共産党および中国政府の中枢がある中南海。
多くの分野で「世界一」「世界初」「世界最長」達成、共産党大会控え習近平政権5年の成果PRする中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b159064-s0-c10.html
2017年8月26日(土) 17時30分
2017年8月25日、中国共産党第18回全国代表大会後の5年間、中国では多くの分野で大量の「世界一」や「世界初」「世界最長」を達成した―。中国メディアは「目を見張る奇跡のプロジェクトが中国を変え、世界の称賛を呼んでいる」と強調。今秋の第19回党大会を控え、習近平(シー・ジンピン)政権の成果をPRしている。
中国網は「中国がこの5年間で達成した世界一とは」との記事で、「中国は世界一のプロジェクトを多々つくり出している」として、まず「鉄道と道路の網羅」を取り上げた。この中では「2016年末までに中国高速鉄道は2.2万キロに達し、世界一となっている」「今年7月15日に全線開通した京新高速道路は全長2739キロで、砂漠を通過する高速道路としては世界最長」などを列挙した。
続いて「16年12月29日に開通した貴州北盤江大橋は、最高高度565メートルの世界一高い橋となった」と説明。「今年7月7日、世界最長となる越海大橋過『港珠澳大橋』の主工程が終了した。世界最長でかつ施工難易度最大の越海橋梁に、島とトンネルを組み合わせたプロジェクトは世界最上の沈埋海底トンネルを採用し、『現代世界の七大奇跡の一つ』と呼ばれている」としている。
科学技術の分野では「16年8月16日、中国は世界初となる量子科学実験衛星の発射に成功し、衛星と地上間の量子通信を世界で初めて実現した」「今年3月、中国が独自開発した海中観測グライダー『海翼号』がマリアナ海溝で6329メートルの深海に潜り、海中グライダーの潜水深度の世界記録を更新した」などと誇示。「神威・太湖之光」が世界最速のスーパーコンピューターになったことも挙げられる、とも述べている。
さらに「プロジェクトや科学技術分野以外にも、中国はこの5年間で華々しい成果を上げている」と指摘。「貿易面では13年に輸出入貿易総額が4兆1600億ドルに達し、世界一となった。15年に中国のEコマース取引金額が21兆7900億元に達し、世界一となった」などと力説している。
その一方で記事は「民生面で中国は世界の貧困削減に最も貢献している。13年から16年までに中国は5563万人を貧困から脱却させた」と前置き。「国連のミレニアム開発目標2015年報告書によると、世界の貧困削減貢献率の70%を中国が貢献している」と自賛している。
中国共産党内では5年に一度の党大会を前に、習総書記ら最高指導部メンバーと長老らが集まる「北戴河会議」などを通じて重要人事などの調整が進められている。中国網の記事には習氏の2期目に向け、体制固めを図る狙いがくっきり投影している。(編集/日向)
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